あなたは第一印象に自信がありますか?
「はい!」と自信満々な人には、この記事は必要ないでしょう。
「あまり自信ないな」
「ぜんぜん自信ない!」
そんな人にこそ読んでいただきたくて、イメージコンサルタントとしての経験と知識をギュッと詰め込みました。
人の印象はどうやってつくられるのか?
良い印象はどうやったらつくれるのか?
この記事を読んでいただければ、そのヒントを掴んでいただけるのではないかと思います。
メラビアンの法則(人が第一印象を決める要素)から日々の過ごし方までも、詳しく且つわかりやすく解説しています。
・見た目に自信がない
・初対面の人には気後れしてしまう
・イメージと違った、とよく言われる
・第一印象が悪かった、と言われることがある
・とにかく、第一印象をよくしたい!
こんな方は、ぜひ読んでみてください。
第一印象をよくしたいと思っている時点で、改善へのハードルを一つクリアしています。
そんな方のお役に立てれば幸いです。
また、関連した内容の記事をこちらにまとめておきました。
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併せて読むことで、この記事の内容もより、理解が深まり、自分の中に落とし込めるはずです。
ボリュームがあるので、この記事をまず、お気に入りやブックマークに追加してみてください。
興味のあるところ、必要だと感じるところからじっくり読んでみてください。
では、本題に入りますね。
第一印象は何秒で決まる?実は『以前』こそが最重要
初めて誰かに合うシチュエーションっていろいろありますよね。
新しく進学、入社する時だったり、
(その前の面接もそうですね)
引っ越しや転職、
ある意味、新しいお店に行く時なども、お店の人とは初めて会うことになりますよね。
そんな時に、どんな服装で、どんな挨拶をしようか、いろいろ考えると思います。
もちろん、TPOは大事です。
ただ、そうした外見を整える的なことより、もっと重要なことがあります。
それは、その人の持っている空気感、雰囲気、佇まいのようなもの。
英語で言うところの「being」(在り方)のようなものですね。
これは、瞬時に無意識のうちに伝わります。
第一印象は3秒で決まる、15秒で決まる、いやいや0.2秒で決まるんだ!などなど、ネットではいろんな情報が出回っています。
ですが、実際のところ、第一印象というのは会った後のことを意識するより『会う前』に意識を向けることが重要です。
第一印象『以前』です。
実は、これが人の印象の大きな部分を占めていると言っても過言ではないんですね。
では、その「being」(在り方)は、どうやってつくられるのでしょうか?
第一印象でなんとかしようという時点で手遅れ?
「being」(在り方)は、その人が人生においてどんな目的(ゴール)を持っているか、によって変化します。
つまり、どんな目的(ゴール)を持って日々を過ごしているか?ということです。
明確なゴールを持っている人は、そのゴールの実現に向けた考え方をするようになります。
その考え方に基づいて行動するようになり、それが習慣になっていきます。
その習慣が空気感、佇まいといった「being」(在り方)になるんですね。
これがさらに明確になると世界観になります。
たとえば、同じ会社に勤める2人のサラリーマンがいたとします。
1人は、3年後に今の業界で起業を考えています。
もう1人は、脱サラしてオーナーシェフになろうと考えています。
この2人の考えること、行動はかなり違ってきますよね。
つまり、ここで言う習慣とは、未来の自分を考えることでつくられるものなんです。
何のゴール(目的)も持たず、漫然と日々を過ごしている。
そんな人が、急場しのぎの第一印象でなんとかしようという時点で、実は手遅れだったりするんですね。
非常に残念なんですが。
では、どうしたらいいんでしょうか?
デキる人は第一印象『以前』で差をつける
よくスポーツ選手が「実はスタートラインに立った時点で勝負はついている」と言いますよね。
どういうことかと言うと、本番までに、どれだけトレーニングを積んで準備をしてきたか?ということです。
準備に費やした時間とトレーニングの絶対量が自信につながります。
他者から「デキる」と見られる人は、間違いなくそうした自信を持っています。
そんな人は、日頃から入念な準備を怠らないものです。
つまり、本番以前(第一印象『以前』)にもう勝負はついている(差がついている)んですね。
では、その第一印象『以前』について、詳しく見ていきましょう。
第一印象『以前』とは?
第一印象で無意識に伝わってしまう「Being」(在り方)は、その人が人生においてどんな目的(ゴール)を持っているか、にかかっています。
そして、そのゴールを実現するために、日々をどう過ごしているか?
これが第一印象『以前』ということなります。
ゴールを持っている人は、常にそれ(ゴール=未来)を起点に物事を考えます。
過去の失敗ではなく、目指す未来のためにどうしたらいいか?なにができるか?にフォーカスするんですね。
起業を目指している人は、起業するために。
オーナーシェフを目指している人は、シェフになってレストランをオープンするために。
すると、自然に建設的なポジティブなものの見方、考え方をするようになります。
そして、それが行動に顕れ、話す言葉、内容が変わります。
やがて、その言動は習慣になって行きます。
つまり、良い習慣というのは、人生の目標=ゴールに合致しているものなんですね。
そして、そのゴールが本当に自分の望むものなのか、常に考え、アップデートしていくことが重要です。
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では、日々の過ごし方について、もう少し詳しく見てみましょう。
日々を過ごすマインドの部分
ゴールをアップデートしていく中で、それは本当に自分のゴールなのか?と自らに常に問い直していく必要があります。
そして、アップデートする度に、そのゴールを達成するためには、なにが必要か?どうしたらいいか?を考えます。
あまり「これだ!」と決めつけずに、いろいろな可能性を探って思考をめぐらせるといいと思います。
というのは、ゴールは未来のことなので、どうしても不確定要素が含まれます。
それを踏まえた上で、ゴール達成に可能な方法を考える。
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できるだけ選択肢を多く持って、行動の優先順位を決めていくことが大切ですね。
つまり、脳内は、常にゴールに関するブレスト状態という感じになります。
そして達成方法のバックアップ・プランを出しまくり、日々の状況に合わせて優先順位を決めていく、という感じでしょうか。
え? 面倒くさいですか?
私は、なんとなくマンガっぽい(こんな主人公いそうじゃないですか?)というか、ゲームっぽい感じがして、面白そうって思います。(笑)
というか、それくらいライトな感覚で取り組むといいんじゃないかと思ったりします。
脳内がこんな感じになると、なにが良いかというと、いつも未来の可能性について考えるようになります。
つまり、ネガティブなことをあまり考えなくなるんですね。
さて、脳内がこうなると、なにが起こるでしょうか?
日々を過ごす習慣
未来の可能性について考えるのが思考のスタンダードになると、確実に言動が変わってきます。
普段の会話でも、ポジティブな言葉や内容が増えるでしょうね。
可能性を拡げるために、いろいろなことに興味を持つようにもなるでしょう。
知らないことを学んだり、やったことのないことにチャレンジしたりするようにもなりますよね。
そういったポジティブな行動パターンが習慣になっていきます。
つまり、良い習慣(人生の目標に合致したもの)が身につくという訳です。
それも自然にです。
こういう習慣を英語ではAttitude(アティチュード)と言います。
アティチュード=習慣とは、潜在的な物事の見方、考え方が行動化したものです。
(Attitudeには、態度、姿勢、心構えといった意味もあります。)
これに対し、Habit(ハビット)は、同じ習慣でも、「癖」のようなもののことを言います。
アティチュードが繰り返されるとハビットになります。
そして、アティチュードからハビットになった習慣は強固なものです。
変えるのが難しくなるんですね。
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なので、そうした習慣がゴールに合致したものかどうか、ゴールをアップデートする度に、絶えず、自分に問い続ける必要があります。
こうしたアティチュード=習慣は、見る人が見るとわかってしまう、というのが次のお話です。
普段の意識が甘い人はメッキが剥がれる
知人から、こんな話を聞いたことがあります。
その方は、世界中をファーストクラスで飛び回っているビジネスマンです。
ある時、新人のクルーが席まで挨拶に来たそうです。
知人は感じることがあって、「なぜ挨拶に来たの?」と訊いたそうです。
それに対し、そのクルーは「上司に言われたので」と応えたそうです。
それを聞いた知人は「そんな挨拶なら必要ありませんよ。」と伝えたそうです。
このクルーの応えを聞いて、どう思われましたか?
「え?どこがいけないの?」と思いますか?
「いや、それはダメでしょ」と思いますか?
なぜ、知人は「そんな挨拶なら必要ない」と言ったのでしょうか?
実は、これは普段の意識の高さが問われている話なんです。
上客である知人に挨拶してきなさい、と指示した上司は間違っていません。
ですが、「なぜ挨拶に来たの?」と訊かれて「上司に言われたので」では、お客様、しかもお得意様に対して失礼ではないでしょうか?
「いつもファーストクラスをご利用いただき、ありがとうございます。ひとこと感謝の気持ちをお伝えしたくて参りました。」
と、まずは感謝の気持ちをお伝えするのがスジではないでしょうか。
このクルーは、言われたことをやるだけでなく、なぜ、上司がその指示を出したのかを考えるべきでした。
そして、お客様に対するリスペクトを意識するべきでした。
おそらく、知人のような質問をする人はあまりいないと思います。
ですが、その人の意識の在りようは、わかる人にはわかってしまうものなんですね。
いくら、丁寧な言葉で立派なことを話していても、その奥にある意識が低ければ、見透かされてしまう、ということです。
コワイですね。
今は、何でもマニュアルがあって、その通りに行動するようトレーニングされていたりします。
確かに、それが必要な段階もあります。
ですが、それだけでは、初めて会う人に良い印象を残せる人にはなれません。
では、どうすれば、そうなれるのでしょうか?
メラビアンの法則の真の活用法
メラビアンの法則をご存知でしょうか?
第一印象に影響を与える要素を法則化したものです。
詳しい内容については、後述するとして、こうした法則を知っているのと知らないのとでは、確かに差がつくかもしれません。
ただ、こうした法則も、ここまでにお話してきた土台=第一印象『以前』があってこそ、活かされるということを忘れないで欲しいと思います。
それでは、メラビアンの法則について、詳しくお話していきますね。
メラビアンの法則とは?
メラビアンの法則とは、心理学教授のアルバート・メラビアンが、1971年に発表した論文の研究結果を法則化したものです。
その論文の中で、彼は、人が第一印象を決める要素は次の3つだと言っています。
・言語情報=Verbal (話す内容) 7%
・聴覚情報=Vocal (声) 38%
・視覚情報=Visual (見た目) 55%
それぞれの数字は、3つの要素に矛盾があった場合に、人がどの情報を優先して受け取り、相手の印象を決めるのかという割合です。
たとえば、「お会いできて嬉しいです。」と挨拶したとします。
言葉では「嬉しい」と言っているのに、怒っているような表情で、声も低かったとします。
相手は、どんな印象を受けるでしょうか?
「なんか怒ってるみたい」と感じるのではないでしょうか。
このように、言葉も大事ですが、それ以上に表情や見た目、声のトーンなどが大事だということです。
では、もう少し詳しくお話しますね。
視覚情報と聴覚情報の印象が大部分
「第一印象」とは、初対面のほんの数秒で相手が受け取る最初の印象です。
メラビアンの法則では、第一印象が決まるのは3~5秒とされています。
この短い時間に受け取れる情報は、やはり視覚的なものが圧倒的に多いと言えます。
顔の表情、髪型、衣服、持ち物、身だしなみなどから、相手は、瞬時にあなたをどんな人なのか判断してるんです。
見た目が大事と言われる所以ですね。
その次に、聞こえてくる声の情報です。
声のトーンやスピードから、明るい、暗い、優しそう、コワそうといった印象を受け取ります。
最後に話の内容が加味されて、第一印象が決まります。
さあ、どうしたら良い印象を残せるでしょうか?
見た目と話し方は土台から改善する
第一印象を良くしたいからと、前日に対策を練っても、付け焼き刃ではうまくいきません。
being=在り方に働きかける必要があります。
表情や声は、何を考えているかで変わります。
楽しいこと、ポジティブなことを考えていれば、自然と笑顔になり、声もはずんできます。
逆に、暗いネガティブなことを考えていては、表情も声も曇りがちになってしまいますよね。
つまり、日頃からポジティブなものの見方、考え方をするクセをつけておけばいいんです。
(先ほどもお話ししたように、目的=ゴールを持って、日々過ごしていると、自然にそうなるんじゃないかと思います。)
え?「それができたら苦労しないよ」ですって?
そんな方にオススメなのがモデリングです。
「この人はすごく印象が良いなあ」と思う人を真似るんです。
見た目もそうですが、その人の言動に注目して真似てくださいね。
ものの見方や考え方は、言葉と行動に顕れるからです。
身近にいる人の方が真似しやすいですが、ドラマや漫画の主人公などでもかまいません。
そして、真似るときに考えて欲しいことがあります。
「なぜ、こういうことを言うんだろう?」
「なぜ、こういう行動をとるんだろう?」
この「なぜ」がわかって腑に落ちると、それが自分のものになっていきます。
また、「なぜ」と考えることで、他者の立場に立って考えるトレーニングにもなるんですね。
こうした土台が自分のものになっていないと、どうなるかというと?
普段できてないことがいざというときにできると思うな
先ほどお話した、新人のエアラインクルーも、普段から、お客様に対して「うちのエアラインを利用してくださってありがたい」という意識を持っていれば、自然と感謝の言葉が出てきたと思います。
人って、普段やっていないことを、いざという時に、なかなかできないものです。
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では、普段から、どうするといいんでしょうか?
日常で会う人すべてに好印象を与えよう
日常的に、会う人すべてに良い印象を与えるつもりで接してみましょう。
たまに、人によって態度が変わる人を見かけますが、これはNGですね。
どういう基準で態度を変えているのかは、わかりませんが、その態度の豹変を人はちゃんと見ています。
たとえば、ある人には丁寧に、別の人にはぞんざいに接するようなAさんという人がいたとします。
Aさんに丁寧に対応された人(Bさん)が、Aさんの別の人(Cさん)へのぞんざいな対応を目にしたら、どう思うでしょう?
「Aさんは人を差別する人だ」と思ってしまうのではないでしょうか。
(CさんのAさんへの印象は、言うまでもないですね。)
こんな印象は、誰からも持たれたくないですよね。
日常で会う人すべてに好印象を与える、というと難しく感じるかもしれません。
でも、他者へのリスペクトの気持ちを持つようになれば、自然とそうなるというシンプルな話なんです。
人に敬意を払う人は、人からも敬意を払われます。
逆もまた然りです。
その敬意の表し方を、これからお話したいと思います。
見た目を良くするのは相手への配慮
そもそも、身なりを整えたり、おしゃれしたりして見た目を良くするのはなぜでしょう?
相手への配慮、つまり、相手に対する敬意を表すためです。
ひいては、人間関係を円滑にするためなんですね。
敬意=Respectは、すべての関係性の基本だと思います。
それは、人だけでなく、モノに対してもです。
他者に対してリスペクトがあれば、失礼な態度を取ることはありません。
モノに対してリスペクトがあれば、大切に扱いますし、所作が美しくなります。
(ちなみに、私の仕事における理念の1つがリスペクトです。)
私はこんな風に考えています。
人になにかプレゼントを贈る時に、むき出しの状態で渡すことはあまりしませんよね。
きれいにラッピングして渡すと思います。
それは、そのモノ(プレゼント)を大切に扱うと同時に、相手に喜んでもらいたいという敬意の顕れだと思うんです。
見た目を良くする=身なりを整えるということは、このラッピングと同じだと思うんですね。
自分も大切に扱い、相手にも敬意を払う。
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人と縁を結ぶというのは、ある意味、自分という存在をプレゼントするようなものだとも思うんです。
せっかくプレゼントするのなら、素敵なモノ(見た目の良い自分)の方がいいと思いませんか?
さあ、どうやってラッピングしましょうか?
髪型や服装、身だしなみを整える
見た目を良くする、と言っても、必ずしもおしゃれである必要はありません。
それよりもTPO(Time=時、Place=場所、Occasion=場合)が大事です。
・面接
・仕事の営業先への挨拶
・ビジネスの会議
・パーティ(昼間or夜)
・会食(昼間or夜)
・ゴルフのコンペ
等々
TPOによって、おのずと服装が違ってきます。
そして、TPOと同じくらい重要なのが、相手がどんな属性の人なのか?ということです。
たとえば、年齢とか職業で考えてみましょう。
相手が年配の人であれば、落ち着いた雰囲気のオーソドックスなスタイルが良いですね。
でも、その人がデザイン関係の人であれば、少し個性的なスタイルでもいいかもしれません。
あ、ちょっとハードル上がりました?
すみません。このあたりは専門分野なもので。(笑)
ファッションとかおしゃれと聞くと、腰が引けてしまう。
そんな人は、これだけ押さえておけば大丈夫です。
それは清潔感です。
では、清潔感とは、一体どういうものなのでしょうか。
私なりに考えてみたところ、4つの要素が浮かび上がりました。
① 身体、衣服が衛生的に保たれており、衣服、持ち物に明らかな劣化がない。
一般的な日本人であれば、
・何日もお風呂に入らない
・洗濯してない服を着続ける
なんてことはないと思うので、そこはクリアできると思います。
注意したいのは劣化ですね。
・襟、袖口が擦り切れている
・靴の踵がすり減っている
等々
とくに、靴は必ずチェックされるアイテムなので、手入れを怠らず、良好な状態に保ちたいですね。
② 髪(男性の場合はヒゲも)が、適度にトリムされており、乱れがない。
たとえ、毎日お風呂に入り、洗髪していても、ボサボサで、前回のヘアカット(トリム)はいつ?
なんて感じさせるようでは、清潔感はありません。
また、あまり凝ったスタイリングは、人によってNGの場合もありますので、注意しましょう。
③ 生き生きとして元気である
最低限、他者からのはたらきかけに対して、良好な対応ができる。
どういうことかというと、
・挨拶、返事が、明るく(適切な音質、音量で)できる
・日常生活の動作が適切なスピードで行える
といった基本的なことから、
・いつも笑顔を絶やさない
・自分から能動的に他者にはたらきかける
といった資質まで含まれます。
④ 全体の配色が濁色(濁った、くすんだ色)だけに偏っていない。明度の高い色もコーディネートされ、調和している。
ちょっと高度になってきましたね。
色は、好みが左右する要素ではありますが、
明るく、澄んだ色に好印象を、
濁った、くすんだ色にはその逆の印象を抱く傾向があります。
これは、トレンドや、似合う似合わないといった要素も絡んできますので、難しいところではあります。
おしゃれに自信のない方は、濁った、くすんだ色ばかりを身につけるのは、控えた方が得策です。
以上、わかりやすくまとめると、
パッと見て、
衛生的
乱れがない
健康的
明るさがある
全体が整って見える
という感じでしょうか。
全部をクリアするのはちょっと大変かもしれませんね。
でも、できたらかなり好印象だと思いますよ。
さて、清潔感がクリアできたら、次は?
落ち着いて安心感のある物腰
人は落ち着いて安心感のある人の傍にいると、自分も安心できます。
逆に不安な人の傍にいると、自分も不安になったりします。
でも、初対面で緊張していると、なかなか落ち着けないものですよね。
そんな時は、普段より所作をゆっくりにしてみましょう。
動きがゆったりすると、呼吸もゆったりして落ち着いてきます。
緊張していると、せかせかと動きがちになりますので、「ゆったり」を意識してみてください。
そうすると、自分が落ち着けるだけでなく、相手からは、「上品」「余裕がある」ように見えます。
茶道の所作のイメージですね。
自分はどうもせかせかしてしまう、なんて人は、お茶を習ってみるのもいいと思います。
(はい、それ私です(笑)
さて、落ち着いたら次は?
好意や親近感の表現としての笑顔
笑顔って、「私はあなたの味方ですよ。あなたに好意を持っていますよ」という好意や親近感の表現だと思うんですね。
人から、「とっつきにくい」とか「最初イメージが悪かった」と言われることがある人は、きっと笑顔が少ないんじゃないかと思います。
あと、恥ずかしがり屋で、相手と目線を合わせていないとか。
自分では笑ってるつもりでも、表情筋があまり動いていなくて、人には笑顔に見えていないということもあるかもしれません。
そんな人は、表情筋トレーニングをするといいかもしれませんね。
今は、顔ヨガなんてのもあります。
Youtubeで検索すると、動画がたくさん出てくるので参考にしてみてはいかがでしょうか。
また、笑顔は最大の防御でもあります。
にこやかにしていれば、いらぬ反感を買うことは避けられます。
(あまりに作り笑い感があると、逆効果になりかねませんが。)
表情一つで、人が受ける印象はガラッと変わります。
相手と目線を合わせ、自然な笑顔で、良好な人間関係をつくっていきたいですよね。
さあ、笑顔の次は声です。
声の出し方、話し方のトレーニング
私は、趣味でジャズを歌っているので、何年かボイストレーニングを受けていました。
私の場合、歌の発声はバッチリなんですが、話す時は、声がこもりがちになるみたいなんです。
よく「歌うように発声しなさい」と言われます。(笑)
さて、声の出し方の基本は、呼吸です。
それも複式呼吸ですね。簡単な方法があります。
寒い時に、手を息で「はあ~っ」と温めますよね。
これが実は腹式呼吸です。
この「はあ~っ」の要領で声を出してみてください。
この時に、肩に力が入るようなら、胸式呼吸になっていますので、注意してくださいね。
練習しているうちに、だんだん慣れてくると思います。
そして、発声と同じくらい大事なのが、声のトーンと話すスピードです。
トーンは、普段より少し高めを意識すると、明るい印象になります。
声だけでなく、表情を笑顔にして話すと自然と少し高めの明るい声になります。
スピードは、安定した呼吸がカギです。
呼吸が速いと、早口になってしまいます。
安定して腹式呼吸ができるようになると、話すスピードも安定してきます。
そして、話し方にもコツがあります。
文章の単語の最初の文字を意識してはっきりと発声すると、相手が聞き取りやすくなり、伝わりやすくなります。
はじめまして。おあいできてうれしいです。
といった感じです。
この他に、滑舌も大事な要素ですね。これもいろいろな練習方法があります。
アナウンサーの方が練習する早口言葉とか。(生麦生米生卵など)
「あいうえお」を1文字ずつずらして発声する練習とか、
(あいうえお→いうえおあ→うえおあい→えおあいう→おあいうえ
これを、あ行からわ行までやります。)
声の出し方、話し方については、本もたくさん出ていますし、Youtubeに動画もたくさんアップされています。
もちろん、教室に通うのもいいですね。
改善したい、と思っている方は、自分に合った、やりやすい練習方法をみつけて、トレーニングしていきましょう。
関連記事:
プレゼンの『話し方』一つで、周りからの見られ方が変わる
トレーニングすれば改善する
私のボイトレの先生は、「音痴は必ず直る」と言っていました。
(え?私のことじゃありませんよ(笑)
声の出し方や話し方も、基本は歌うことと同じです。
トレーニングで必ず改善します。
自分だけでは難しそう、と思う人は、ボイトレや話し方教室なんかに通うのもアリだと思います。
お世話になっている広告代理店の社長さんは、ご主人が亡くなり、会社を引き継いだとき、話し方教室に通ったそうです。
社長という肩書に見合う声の出し方、話し方を身に着ける必要を感じたのだそうです。
「あの人はすごいなあ」と思う人も、最初からデキたわけではないと思います。
試行錯誤とトレーニングを積み重ねて、今の姿があるんですよね。
苦手意識がある人ほど準備をすればいい
苦手なものほど、準備が必要です。
準備がすべてです。
逆に言えば、準備さえしていれば、なにもコワがることはないんですね。
「あれだけ準備したんだから大丈夫!」と思えるくらい準備してみる。
そうすると、安心感が湧いてきます。
安心感に包まれるとリラックスできます。
その落ち着いた、穏やかな空気感が、相手にも伝わって和やかな雰囲気になれるんですね。
そうなれば、きっと相手はあなたに良い第一印象を持つと思いますよ。
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コミュニケーションに苦手意識がある人は何から変えるべき?テクニックよりも土台を
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自分を変えるには、まずはなりたい自分を明確にイメージすること
最後にひとつ補足させてくださいね。
第一印象だけでなく、
・人から誤解されやすい
・違うイメージを持たれやすい
そんな方は、もしかしたら、あなたのキャラクターと、あなたの見た目(髪型、メイク、ファッション)が一致していないのかもしれません。
つまり、見た目が、あなたのキャラクターとは違う情報を発信してしまっているということです。
その場合は、今日お話したこととは、少し問題が違ってきます。
もし、困っている、悩んでいるということであれば、専門家(イメージコンサルタント等)に相談するのも一案だと思います。
では、今日の記事の要点をおさらいしてみましょう。
この記事のまとめ
☆人の印象の大きな部分を占めるのは、その人の持っている空気感、雰囲気、佇まいのようなもの=「being」(在り方)のようなもの
☆「being」(在り方)は、どんな目的(ゴール)を持って日々を過ごしているか?にかかっている。
☆どれだけ準備をしたかによって、第一印象『以前』に、すでに差がついている。
☆第一印象『以前』とは、ゴールを実現するために、日々をどう過ごしているか?ということ。
☆メラビアンの法則は、土台=第一印象『以前』があってこそ、活かされる。
・メラビアンの法則とは、人が第一印象を決める3つの要素。
言語情報=Verbal (話す内容) 7%
聴覚情報=Vocal (声) 38%
視覚情報=Visual (見た目) 55%
・第一印象は3~5秒で決まる
☆普段やっていないことは、いざという時には、なかなかできない。
・他者へのリスペクトの気持ちを持つ。
・人に敬意を払う人は、人からも敬意を払われる。
逆もまた然り。
☆見た目を良くするのは、相手への配慮、つまり、相手に対する敬意を表すため。人間関係を円滑にするため。
・必ずしもおしゃれでなくても大丈夫。それよりもTPOと清潔感が大事。
・緊張したら、普段より所作をゆっくりにする。動きがゆったりすると、呼吸もゆったりして落ち着いてくる。
・笑顔は好意や親近感の表現。表情一つで、人が受ける印象はガラッと変わる。
・相手と目線を合わせ、自然な笑顔で、良好な人間関係をつくろう。
・話す時、声のトーンとスピードに気を付ける。トレーニングで必ず改善する。
・苦手なものほど、準備が必要。準備されしていれば、なにもコワがることはない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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【賢者の知恵袋】ライター、コンサルタント、スタイリスト、スタイルコーディネーター。国内外におけるファッション業界での経験とスキルを活かし、ファッションを軸に理想の自分、ライフスタイル=未来をデザインするアイデア、情報を発信しています。夢は、すべての人が、その人にとっての美しいと感じるモノ、コト、関係を楽しんで生きられる世界を実現すること。そのための一歩として、自分の出会えた人が、お金からも時間からも自由になった「本当の私」を実現できる機会をプロデュースすべく活動中。
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