自己実現とは?人生の幸福度を高めるための鍵

自己実現と聞くと何をイメージするでしょうか?

自己の実現というとなんだか

・自分の夢を現実で叶える

・頑張って夢を叶えること

というようなような感じがしませんか?

しかし真の自己実現の意味はどうも違うようです。

真の自己実現とはどんなものなのでしょうか?

幸福度を高めたい、そんな方にとっても自己実現は人生の幸福度を上げるための鍵となります。 

真の自己実現の意味、そして自己実現するにはどうしたらいいのでしょうか?

この記事では自己実現の意味、そして実践的な内容もお伝えしていきます。

必要なことは、メモをとるなどして、ぜひ自分自身の自己実現のきっかけとしてこの時間を有意義にお使いくださいね。

また、関連した内容の記事をこちらにまとめておきました。

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併せて読むことで、この記事の内容もより、理解が深まり、自分の中に落とし込めるはずです。

ボリュームがあるので、この記事をまず、お気に入りやブックマークに追加してみてください。

興味のあるところ、必要だと感じるところからじっくり読んでみてください。


では、本題に入りますね。

自己実現とは何か?英語では何というか?

自己実現とは何か?

そもそも自己実現とは何なのでしょうか?

自己実現と聞くと何だか、「夢を叶えること」のようななんとなくのイメージがあります。

辞書で調べてみると

自己の素質や能力などを発展させ、より完全な自己を実現してゆくこと。 

weblio辞書

となります。

自分自身の能力や素質などの個性を実現していくことですね。

どうも夢とは違うようですね。


自己実現は英語では、Self fulfillmentといいます。

自分で自分を満たす、充足させる、みたいな感じの意味ですね。

自己実現は心理学用語で使われていたものですが、現在は学術用語として使われているそうです。

そのため自己実現については多くの心理学者が研究していますが、代表的な研究者は、アブラハム・マズローやカール・グスタフ・ユング、カール・ロジャーズなどです。

ユングは心理学でもたまに耳にしますよね。

研究者により自己実現の意味合いが少々異なります。

その中でもマズローの自己実現についてマズローの欲求五段階説というものが分かりやすいため、詳しく見ていきたいと思います。

マズローの欲求五段階説

マズローの欲求五段階説

マズローの欲求五段階説とは、心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって耐えず成長する生き物である」と仮説を元に作られた理論になります。

1943年にマズローが発表した論文「人間の動機づけに関する理論」にて発表されたものです。

マズローの欲求五段階説とは、人間の欲求を五段階に分けたものです。

第一段階:生理的欲求
第二段階:安全欲求
第三段階:社会的欲求
第四段階:承認欲求
第五段階:自己実現欲求

これは人間には5段階の欲求があり、第一段階が満たされると、その次の第二段階を満たしたい第二段階が満たされたら第3段階というように、欲求が生まれる人間の心理行動を表しています。



もう少し詳しく見ていきますね。

第一段階:生理的欲求

まず生理的欲求というのは、生きていくために必要な基本的、本能的な欲求のことです。

食欲、睡眠欲、性欲、排泄欲などです。

これらがないと生命維持に関わるため最初の欲求となります。

第二段階:安全欲求

安心で安全な暮らしへの欲求のことです。

身の安全や、身分の安全など、不安などがない状態です。

事故や病気に対する恐怖などもそうですね。

第三段階:社会的欲求

愛情と所属の欲求や、帰属の欲求とも言われることもあります。

仲間が欲しいだとか、集団に属したいという欲求です。

第四段階:承認欲求

尊重欲求や尊厳の欲求、自尊心の欲求とも言われます。

他者から尊敬されたい、認められたいという欲求です。

この承認の欲求は2つに分かれ、自分自身に対する評価の欲求他者からの評価に対する欲求があります。

自分自身に対する評価の欲求は、自尊心ですね。

自分で自分を肯定的に捉えるという承認欲求です。

そして他者からの評価に対する欲求は、周りからの評判や、地位や名誉などの欲求です。

これらが満たされると、自分は世の中の役に立てる存在という感情が生まれます。

第五段階:自己実現欲求

そしてその4段階を経てあるのが、自己実現欲求です。

自分がありたいと思う自分や、自分の世界観、人生観に対する欲求です。

つまり「自分らしく生きたい」という欲求です。


マズローは最初の4大欲求を欠乏欲求、最後の自己実現欲求を存在欲求と呼んでいます。

追加:自己超越

そして後に、この五段階欲求の次に来るのが自己超越の段階があると追加されました。

自己超越は、目的の遂行、達成のみを純粋に求めるという領域です。

見返りを求めず、自我を忘れてただ目的のみに没頭していくことです。

至高体験とも呼ばれます。

欲求には段階があったんでね。

順に満たして、自己実現、そして自己超越の至高体験の域にまでいきたいですよね。

つまり自己実現とは何なのでしょうか?

自己実現とは『自分らしさ』が発揮された状態

自己実現とは『自分らしさ』が発揮された状態

つまり自己実現とは「自分らしさ」が発揮された状態ということです。

自分の夢を叶えるというのとは、やはり異なる意味ですね。

自分らしさというと、私は甘いものが好き、私は本が好き、私は人混みが嫌い、私はせっかちだ、私はおっとりしているそんな感じをイメージするかもしれません。

自分らしさを発揮といってもその「自分らしさ」とはどういうことなのでしょうか?

ここで定義する「自分らしさ」とはどういうことなのか?

自分らしさの定義を伝えていきたいと思います。

『自分らしさ』とは何か?

『自分らしさ』とは何か?

自分らしさとは一体何なのでしょうか?

パッと思いつくのは、自分は人前で話すのが得意だとか、黙々と作業するのが得意だとか苦手だとか、何となくでてくるかもしれませんね。


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他にも、心理テストや、向いてる職業は何か?なんてテストを受けたこともあるかもしれません。

これらは自分を知るための一つではありますが、詳しく見ていきましょう。

人生のステージが上がらないと見えないこと

人生のステージが上がらないと見えないこと

ステージを上げる、というと何だかちょっと上下的に感じる人もいるかもしれません。

しかしこれはあくまでも人それぞれの段階という意味です。

赤ちゃんでいた時は、お母さんの気持ちは分かりませんよね。

私は高校生の頃にバイトをしていましたが、「社会人の立場になって考えなさい」と言われても、どんなに考え働いてみても、やっぱり立場が違うため本当のところはイマイチよく分かりませんでした。

つまり人それぞれその段階(ステージ)によって見えることが変わってくるということです。


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それは子供が大人になる時だけではなく、社会人になっても、幾つになってもステージは上がっていきます。

何か突出した能力を持っているだとか、人より何かが優れる技能を持っているからステージが高いだとか、そういった類のものではありません。

そしてこれは、放っておいても勝手にステージが上がるということはありません。

そしてここでは「人生のステージが上がる」というのは、

人生のステージの高さ自分自身への理解の度合い自分が生きる世界の理解の度合い

であると定義しています。

あくまで、自分自身への理解と、自分が生きる世界の理解の度合いにより、ステージが変わっていきます。

では自分自身への理解とはどういうことなんでしょうか?

自分自身への理解

自分自身への理解

まず自分自身への理解の度合いにより、ステージの高さが変わります。

これが分からなければ、自己実現も何も、やりたいことも何も分かりません。

赤ちゃん見てもらうと分かりやすいかもしれませんが、欲求のままに泣いて、笑ってたりしますよね。

そこにはまだ自分が赤ん坊だという認識がありません

そして大きくなるにつれて自分と他者という存在がいることに気づきます。

そこでだんだんとその社会の中で自分はどう在ればいいんだろうか?と意識するようになります。

これは自分と他者に対する認識が変わり、ステージが上がったというのが分かりますよね。

生理的欲求に従い、本能のまま生きていたステージから、この世界でどう生きていこうか?というステージにまで上がっています。

そしてこれは大人であろうが何歳であろうが同じです。

自分自身の全てを知っている、なんて言い切れる人はいないのではないでしょうか?

自分自身の理解をし続けていくことで、人生のステージが上がっていきます。

そして人生のステージをあげる上で、もう一つ必要なものがあります。

自分が生きる世界への理解

自分が生きる世界への理解

それは、自分が生きる世界への理解の度合いです。

それは自分自身が勝手に考える世界の定義ではありません(突き詰めればそれぞれの思考の世界でしかないわけですが)。

自分自身を知るには、自分が生きる世界への理解が必要です。

何故なら自分が今、何処に立っているか?が分からなければ、何もできないからです。

例えば私は日本人で、日本語が話せます。

この理解があることで、日本語で日本人と日本語でのやり取りができます。

今、日本語が伝わる人へ向けてメッセージを届けることができます。

そして、私は今、自己実現をしたいと、行動したい人へ向けてメッセージを書いています。

それは今、自分がいる世界の中に、自己実現をしたいと思っている人がいることを理解しているから、このメッセージを書くことができます。

この認識がなければ自分は、何をしたらいいのか?分かりません。

例えば今の日本がどういう状態なのか?政治はどうなっているのか?世界はどういう状況なのか?テレビで言われていることは本当に正しいの?

そんな自分が生きている世界を、多方面から知ることは、自分が生きる世界への理解が深まり、人生のステージがあがることになります。

これは、自分自身への理解の度合いと、自分が生きる世界の理解の度合いの度合いを深めれば深めるほど、人生のステージがあがっていきます。

そしてこれらの度合いを深めることで自分自身が、この世界の中で果たすべき役割がわかるようになっていきます。

世界の中で自分が果たすべき役割

世界の中で自分が果たすべき役割

自分自身への理解と、自分が生きる世界の理解を深めていくと、世界の中で自分が果たすべき役割(機能)が分かるようになります。

役割というと分かりずらいかもしれませんね。

役割というのは言い換えると「お役目」とか「使命」とか「ミッション」とも呼ばれています。

この世界で私ができることって何だろうか?

私のこの世界でのお役目って何だろう?

私の使命は何だろうか?

と考えたことはありませんか?

世界まで大きく考えたことはなくても、目の前の相手のために自分ができることはなんだろうか?と考えたりしますよね。

相手に美味しいご飯を食べてもらいたなーと思って料理をしたり、相手に喜んでもらいたくてサプライズを用意したり。

それが自分自身への理解と、自分が生きる世界の理解を深めていき、人生のステージが上がることで、さらにこの世界の中で自分が果たすべきお役目が分かるようになります。

そして、この役割を果たしている時、自己実現が達成されて幸せになるということに繋がります。

そして、この役割(機能)を自分で決めて、設定していくことができるのがコーチングにおけるゴール設定というものです。

コーチングにおけるゴール設定

コーチングにおけるゴール設定

この役割(機能)を自分で決めて設定するのが、コーチングにおけるゴール設定です。

ゴールと聞くとマラソンのゴールのような、何だか「最終地点」のようで、そこに辿り着いたら終わりのようなイメージがあるかもしれません。

それはゴールという言葉に対する思い込みのイメージです。

コーチングにおけるゴール設定はそうではありません。

コーチングにおけるのゴール設定というのは「自分で望みを決め、自分のために行動し、実現させる」ということです。

ゴール設定について、詳しくはこちらの記事をご覧くださいね。

参考記事:
目標設定が上手い人と下手な人の違いとは?コーチング理論の理解が鍵

参考記事:
モチベーションの上げ方!コーチング理論に沿って丁寧に確実に

このゴール設定で大切なのは2つあります。

一つは「心から欲している:want toであること」

自分が設定したゴールがやらなければいけないhave toではなく、やりたいwant toであることです。

ここでは自己実現や、欲求についてお伝えしているので当然そうだと思うかもしれませんが、意外とこのwant toのゴール設定を勘違いしていることもあります。

私は海外旅行へ行き工芸作品に魅了され、すぐに一生これを触っていたい!と思いました。

そしてその技術を学びたいと即調べて海外へ通うつもりでいました。

たまたま日本に学べる場所があったので、海外へは行くのはやめたんですがこれこそ「心から欲している:want toであること」でした。

やりたいだけで言葉が通じずとも何処でも行きたくなっちゃうんですね。

want toだから体が勝手に動いてしまうという感じでしょうか。


そして二つ目は「手を伸ばせば届く感覚:臨場感」です。

どんなに心から欲しくても、あまりにも手が届かないものは手に入れようとは思えませんよね。

例えば

(お金が全くないのに)来週から世界一周したい!とか

(稼ぐあてもないのに)来月100万円稼ぎたい!とかですね。

これですぐ何らかの行動ができる人はいいかもしれませんが、多くの人はこれを突然ゴール設定にしても、まあ無理だよな~と諦めてしまうのではないのでしょうか。

私は先ほど、作品を一生触っていきたい、好きなだけ作品づくりをしていたい、と思いすぐに作品を作り出店などをしていました。

でも最初は作品作りだけで活動をしたいと思いながらも、生活費などを稼ぐために何か別で仕事をしながら、時間を作り作品づくりをしていくんだろうな、というようにどこかで難しいかもしれない、と思っていました。

それが、出店を繰り返し、周りに多くのアーティストと出会うことで「1日中好きなだけ作品を作ることができるようになれる」といことが当たり前に思うようになりました。

周りに実際にやっている人がいることで臨場感が生まれたんです。

今では、そもそもアーティストが作品だけで稼ぐ、稼がない、という概念自体も無くなったんですけどね。

そのため手を伸ばせば届く感覚がないと、ただ大きな夢を見てやっぱ無理だよなーなんて思って終わってしまいます。

だからこそ自分が手を伸ばせば届く感覚や臨場感を持てるゴール設定をすることが重要になります。

それではこの自己実現のために必要なことは何なのでしょうか?

自己実現のために必要なこと

自己実現のために必要なこと

それでは自己実現に必要なことは何なのでしょうか?

自己実現のために必要なことは6つにあります。

・目の前のことに誠実に向き合う

・関わるものごとに真摯に取り組む

・自分にできることをやる

・できることの範囲を広げていく

・他人や世界と関わる中で観えてくる

・『自分探し』では見つからない

それでは一つずつ見ていきましょう。

目の前のことに誠実に向き合う

目の前のことに誠実に向き合う

まず一つ目は、目の前のことに誠実に向き合うことです。

今目の前の仕事に誠実に向き合っていますか?今、目の前の人に誠実に向き合っていますか?

目の前のことに誠実に向き合うことができなければ、良い仕事も、良い仲間も築くことはできません。

私は以前、デザイン事務所で働いていたことがあります。

そこは常に仕事が4~5個重なるのは当たり前で、納期が短いものばかりでした。

私はいつも目の前の仕事に追われて焦ってやっていたんですが、仕事仲間を見ると、どんなに忙しくても、話す時にはしっかりと目の前の人と話をして、時には冗談を言いながら仕事を進めていたんです。

忙しくても、きちんと目の前の人と誠実に向き合っていたんですね。

そんな人にとても憧れ、信頼していました。

今、目の前の人や、物事に対して、誠実であることは自分にとっても、相手にとっても、心地よく過ごす事ができます。

目の前の物事に誠実に向き合うことは、自己実現には不可欠です。

関わるものごとに真摯に取り組む

関わるものごとに真摯に取り組む

そして誠実と近いかもしれませんが、関わるものごとに真摯に取り組むことです。

真摯とは、真面目に熱心に取り組むことです。

目の前の仕事でも、人でも関わるものごとに、真摯に取り組むことで自分にも人にも良い影響を与えることができます。

先ほどの仕事仲間もそうです。

どんなに忙しくても、自分の仕事を真摯に取り組み、人と話す時はその相手と真摯に向き合うことが大切です。

自分にできることをやる

自分にできることをやる

自分にできることをやる、というのも自己実現には必要です。

最近はよくやりたいことをやるのが良いと言われますよね。

私もやりたいことをやるというのはとても良いと思っているし、やっています。

しかし、自分にできることをやるというのも大事なんです。

自分ができること、というのはそれまで自分が体験してきた、経験してきたことです。

これはこれまでの自分が体験して成長してきた証のようなものです。


自分ができることをやり、他者に喜んでもらうということです。

これは先ほどいったマズローの欲求五段階説の一つも満たされていきます。

そのため自分にできることをやることも大切です。

できることの範囲を広げていく

できることの範囲を広げていく

「できることの範囲を広げていく」これが自己成長です。

先ほどは自分にできることをやる、と書きました。

そしてその「できることの範囲を広げていくこと」に、人間は喜びや幸せを感じます。

心理学者アブラハム・マズローは「人間は自己実現に向かって耐えず成長する生き物である」と仮定しました。

ずっと同じことをしていては、つまらなくなってきたりしますよね。

私はパーソナルトレーナーのジムへ通っているんですが、最初は簡単な筋トレメニューから始まります。

最初は2キロのダンベルですら重かったものが、だんだんと平気になっていくんですね。

簡単にできるようになります。

そうすると、楽だけどこのまま続けていても、成長もないし、何よりつまらないんですよね。

そうすると次の段階へ進みたくなります。

筋トレと同じで、仕事でもなんでも、人間は成長することに喜びを感じるんです。

他人や世界と関わる中で観えてくる

他人や世界と関わる中で観えてくる

そして一人では見えなかったものが、他人や世界と関わる中で観えてくるものがあります。

人生のステージの高さ自分自身への理解の度合い自分が生きる世界の理解の度合い

であるとお伝えしてきました。

一人で引きこもっていては見えない世界ってあるんですよね。

私は、小中4年間の不登校をし、それから社会人になっても、他者と関わらずに生きようと、本気考えていました。

高校を卒業してからも、なるべく話さなくても良い工場で働くことにしました。

昼時も自分の車で引きこもり、なるべく人と関わらないようにしていたんですね。まあ、これも「関わって」はいるんですけどね。

それがある時、中途で入ってきた人と仲良くなったんです。

それからはその人とご飯を食べたり、旅行へ行くようになりました。

それから数年経つと、作品づくりを始めてオーストラリアへ行き路上売りをしたり、作品展示をしたり、人前でトークショーをするまでになりました。

自分の部屋に籠るだけでは見えなかった世界を知ることになりました。

別に部屋に籠ることが悪いわけではありません。

むしろ私は籠ることが大好きです。

ただ篭るといっても、他者や世界と関わらないことは不可能です。

今は、このネットという社会もあります。

この社会で、他人や世界と関わることで観えてくるものがあるんです。

『自分探し』では見つからない

『自分探し』では見つからない

さらにいうと、自分探しでは見つからないんですよね。

自分に向き合い、自分を理解することは大切ですが、ただ何処にあるんだろう?と自分探しをしていても見つかりません。

自分の居場所は何処にあるんだろう?私って何なんだろう?

私はオーストラリアに行くための、一つの目的としていました。

作品をいろんな人へ見てもらいたい、という思いもありましたが、もう一つの目的はそうでした。

日本で生きずらいから海外に行けば受け入れてくれるかも、なんて夢みたいなことを思っていたんです。

でもオーストラリアに着いて、すぐに気づきました。

「どこにいても同じ」「自分が自分でなければ日本にいても何処にいても一緒」だと思いました。

それからは日本へ戻ってきてからも、人や世界と関わる中で、自分らしさや、自分が求めるものが観えていきました。

自分自身を知りたいと思っていても、自分にだけ意識を向けていては、できないんですね。

他者との関係性において、もし何か不快を感じたのなら「何故自分はそう感じたのだろう?」そうやって、深く自分に聞いていくことでも、自分の深層にいる自分に気づくかもしれません。

人と関係を持ち、自分自身を顧みることで自分自身を深く理解していくことになります。

人は他者や世界と関わることで自分を理解していきます。

すべての人が自己実現できる世界が理想

すべての人が自己実現できる世界が理想

自己実現をすることが人生の幸福度を高める鍵を握る、ということがお分かりいただけたのではないでしょうか?

自分らしさを発揮したものが自己実現ということは、すべての人が全ての人が自己実現できる世界が理想であると思っています。

自分の欲求を順に満たしていき、本来自分自身がやりたいことや、望むことを誰もが思いっきりできる世界です。

なんだかワクワクしませんか?

日々の仕事ややらなければならないことに追われるのではなく、自分らしさを表現してやりたい欲求を満たしていきます。

そしてそれは他者も喜んでくれることにも繋がっていくなんて嬉しいですよね。

自己実現は、人生の質を大きく向上し、幸福度を高める鍵となります。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

自己実現について色々とお伝えしてきました。

自己実現は、人生の幸福度を高める鍵となります。

最後にこの記事でお伝えした大切なポイントをまとめていきますね。

・自己実現とは「自分らしさ」が発揮された状態

・人それぞれその段階(ステージ)によって見えることが変わってくる

・人生のステージの高さ=自分自身への理解の度合い+自分が生きる世界の理解の度合い

・自分を知り、世界を知れば、この世界の中で自分が果たすべき役割が分かる

・お役目を果たしている時、自己実現が達成されて幸せになる

・役割を自分で決めて設定するのが、コーチングにおけるゴール設定

・ゴール設定で大切なのは「心から欲している:want toであること」「手を伸ばせば届く感覚:臨場感」

・できることの範囲を広げていくこと、が自己成長

・自己実現をすることが、人生の幸福度を高める鍵



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実は私がライターをやることになるだなんて思いもしませんでした。

小さい頃から話す事が苦手で本好きなのに作文は2行しか書けず、篭って絵を描くような子供でした。

高校卒業後は、話さずできる工場で働きましたが20歳の時に「このまま一生やりたいこともできず終わるのか」と絶望し、その後念願のデザイン事務所で4年働きました。

そこはデザインを学ぶ点はとてもよかったけど、最低賃金、残業手当なし、毎日0時超えや徹夜、土日がなくなるのは当たり前という環境でした。

いつしか毎日食べていたコンビニの夜食は同じ味に、寒くないのに寒いと感じるようになりました。

ある出来事により限界を感じ、

その後海外で韓紙に出会い韓紙アーティストへの道を歩むことになりました。

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