誰しも、これまでの人生を振り返ったとき、
「あのときが自分の人生の転機だった・・」
と思うポイントが、いくつかあるのではないでしょうか?
ひょっとしたら、何度かのそういった体験を重ねたおかげで感覚が研ぎ澄まされ。
「今、まさに転機を迎えている気がする・・」
と感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
この記事は、“目次”のような内容で構成しています。 (この下の「目次」のプルダウンをクリックしてご覧ください)
自分にとっての人生の「転機」に気づくためのヒントや、
ピンチをチャンスに変えるには?
より魅力的な人になり、より幸せな人生を歩んでいくために、「転機」を最大限に活かすには?
など、「転機」に関する考察を、さまざまな切り口からを事例を交えて紹介しています。
頭から順に読んでいただいても、気になったところから読んでいただいても構いません。
内容的にボリュームがありますので、このページをまずはお気に入りやブックマークに追加して、何度も時間をかけるつもりでじっくりと読み込んでみてください。
あなたのより幸せな人生構築のために、この記事が役立つことを心から願っています。
関連する記事についても、こちらにまとめておきます。
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では、早速、本題に入っていきますね。
人生の転機は吉兆?
「転機」とは、デジタル大辞泉の用語解説によれば、
他の状態に転じるきっかけ
のこと。
使われ方としては、
「人生の転機」
「一つの転機を迎える」
などがあります。
ある人物との出会いのこともあれば、就職や結婚などの人生のイベント、大きな病気や事故に遭遇する、など、さまざまな形の「転機」が存在します。
「転機」とは“他に転じるきっかけ”ですから、同じ事象に出会っても何の変化にもつながらなかった場合は、「転機」とは認識されず、そのように記憶に残ることもありません。
変化の程度の違いこそあれ、それまでの人生とは少し、あるいは、大きく異なる方向に踏み出すきっかけとなった“人”や“出来事”が、「転機」と呼ばれるわけです。
「あのとき、あの人との出会いがあったから変われた」
「あのとき、あの出来事に遭遇したおかげで今がある」
というような発言を聞いたことはありませんか?
私自身も、
「あの人に出会ったことは、人生の転機だったなぁ~」
と思う出来事があります。
大学に入って入部した運動部(フィールドホッケー部)の部長さんだった方です。
人数不足だから即試合に出てほしい!と言われ、それまでまったく未経験だった私が、入部して2週間後にはいきなり試合に出場していました。
選手の頭数を揃えることにすら苦労する小さな部だったんです。
先輩方は優しく、当時はまだ^^; 身が軽かった私は、小学校から高校までずっとリレーの選手だった瞬足を活かすことができて♪
部活動の中で、いっぱしの選手体験をさせていただきながら、楽しく過ごしていました。
しかし・・思うところあって、退部したいと考え始めた私は、そのことをなかなか部長さんに言い出せず、3週間ほど悩み続けるに至ります。
理由はもちろん、試合にでる人数確保がギリギリな状態なのがわかっていたから。
それでもある日、意を決して
「退部したいんです」
ということを伝えると・・
本当に思いもかけない反応がその部長さんから返ってきました。
「どうして辞めるの!」
となじられたり、引き留められることを覚悟していた私に、その部長さんがかけてくれた言葉は、どこまでも私のことを考えたものばかりだったのです。
試合にでる人数が足りなくなる可能性があり、それによって部が困ることは目にみえていたのに、そのことには一言も触れませんでした。
その、当時20歳だった部長さんの人間としての器の大きさと優しさに、18歳の私はただただ驚き、衝撃を受けたことを、今でもはっきりと覚えています。
自分だったらそんな対応はとてもできなかった・・
たった2つしか違わないその人が、人間性においてとてつもなく先を歩いているように感じ、自分の器の小ささを痛感した出来事でした^^
そのたった一度の出来事が、私の人生に影響を与えていくことになるとは、その時はまだ夢にも思っていませんでしたが・・
3年後、あんなに素晴らしい人を採用する会社ならいい会社かも!?という逆(!?)発想で、私はその部長さんと同じ会社を受けて入社することに(笑)
退部届をだしにいったときのやり取りを経験していなかったら、私はその会社を受けることも、入社することもなかったかもしれません。
人生で最初の“就職”に影響を与えた出来事だったというだけでも、その部長さんとの出会いは、私の人生における一つの大きな「転機」だったと思います。
さらに、その後も、婚約解消や進行がんが発覚したときなど、私の人生の中で節目となる出来事がおこるたびに、不思議とご縁あって巡り合うことが重なり、その方には数十年にわたってお世話になっています。
この方との出会いは、私の人生にとってとても大きな「転機」だったのは間違いなく、それも「吉兆」だったといえるでしょう。
ただ、すべての転機がそのように「吉兆」とばかりは言い切れない・・とお感じの方も多いのではないでしょうか?
上述したように、私自身の転機の中にも、婚約解消や進行がん発覚など、少なくともその出来事がおこった時点では、「吉兆」とは捉えがたい転機も数多くありました。
人生の転機はピンチであることが多い
人生の転機と呼ばれるものには、むしろピンチであることの方が多いのかもしれません。
例えば・・・
・勤めていた会社が倒産した
・突然、リストラ勧告を受けた
・配偶者が亡くなった
・お金で大きな損失をだし多額の借金を背負った
・病気やケガで動けなくなった
・友人や家族と別離した
など。
本人の感覚からすると、青天の霹靂(へきれき)状態!
自分ではどうすることもできない外的な要因が突然、降りかかってきた感覚に近いでしょうね。
人によっては、突然、不幸のどん底に落とされた気分になるかもしれません。
もはや、四の五の言っていられない!この状況を脱するには生き方を変えるしかない!
という状況・・・
だからこそ、「転機」になり得ることが多いわけです。
転機とは“他に転じるきっかけ”ですから^^
人生のピンチ!という状況は、嫌がおうでも、
この状況から脱したい!脱するんだ!
という決意に繋がりやすいので、「転機」になることが多い、というのはわかるような気がしませんか?(笑)
もちろん、人生の転機となるのは、上述したようなピンチ!!状態ばかりとは限りません。
転機に起こりがちな出来事にはいったいどんなものがあるのか、一緒にみていきましょう。
原因不明の体調の変化
ついこの間までは毎日元気に過ごしていたのに、夕方になると急に疲れを感じるようになった。
理由はわからないが、最近いつもスッキリしない。
急にめまいがすることがある。
朝起きられなくなった。。
休日はぐったりして寝てばかり・・
など。
こんなことが急に発生しだしたら、
いったい自分はどうしてしまったんだろう・・?
と、戸惑いと不安を感じますよね。
人間、不安を抱えていると、何かに集中しきれなくなります。
その結果、パフォーマンスが下がったり、人との会話もどこか上の空になってしまったり。。
すると、当然ながら、周囲からの反応も思わしくなくなったりして、原因不明のまま日常生活が負のスパイラルに入ってしまう・・
そんな体験をされたこと、ありませんか?
「アレ最近おかしいな、おかしいぞ。」
「こんなはずでは・・」
焦れば焦るほど、気持ちだけが空回りして気分が沈んでいき、さらに集中できなくなり・・
「本来の私はこんなんじゃないっ!」と叫びたい気分になる。。
体調がすぐれないと気持ちも晴れやかにならないので、次第にまとっている空気が重たくなってきて。
これでは、運気も逃してしまいますよね。
そんな負のスパイラルを断ち切りたいっと強い気持ちがでてきて、
なんとかしよう・・・!
と動き出したことで、そこから再び活力を取り戻し、それまで以上に溌剌と活躍しだす。。
一度、スパイラルの向きが上向きに変わればこっちのもの。
あとは、動けば動くほど、正のスパイラルがまわっていき、人生も好転していきます。
原因不明の体調の変化(悪い方への)が起点となって始まった負のスパイラルに対して、
「このまま落ちていってなるものかっ」
という気持ちが、その状態を「転機」に変えるわけですね。
突発的な事故や災害に遭う
事故や災害に遭うと、それまで続けてきた日常生活が強制的に中断されます。
それこそ、
「予想だにしなかった・・」
「まさか!(自分が!)(このタイミングで!)」
といった言葉が思わず口をついてでてしまうかもしれません。
事故や病気、災害の程度が大きいほど、もとの日常に戻るまでに時間がかかるので、生活や仕事の仕方を変えざるを得ない状況を招きます。
出来事に遭遇した当初は、ただ茫然としてしまったり、衝撃に打ちひしがれてしまい、何の対応もできずただ時を過ごしてしまう場合もあるかもしれません。
私も、ある日突然、かなり進んだ進行癌(ステージIII)であるという宣告を受けた経験があるのですが、翌日の夕方に、前述した大学時代の先輩から電話がかかってくるまで、普段と全く変わらない時間の過ごし方をしてしまっていました。
そう話すと、
「とても冷静だったのですね」
と言われることがありますが、実はそうではありません。
本当のところは、それまで想定したことがない事態を前に、何をどうしたらよいかわからなかったのです。(苦笑)
「進行癌って、結構、大変な事態だよね・・」
「で、どうしたらいいんだろ?私・・?」
一応、そんな問いは浮かんだものの、考えても何も思い浮かばず、翌朝起きた時には、
「今日は朝からアポ4件入ってるから、とりあえず会社にはいかないと!」
と思い、普通に出勤したのです。
結局、16時頃に先輩からの電話を受けるまで、誰にも伝えることなく、慌ただしい日常の中に身を置いていました。
人は、あまりに想定外の出来事に遭遇すると、しばし思考停止してしまうものなのかもしれません。 (私だけかなぁ・・!?笑)
脳卒中などで身体に麻痺がでてしまったり、交通事故で脚を折ったというような場合は、即、日常生活が中断されてしまいます。
大型台風で家の屋根が吹き飛ばされてしまったり、川の氾濫で家が浸水してしまったりした場合も、遭遇したその瞬間から、それまでと同じ生活を送ることができなくなってしまいます。
そうした場合も、当初は茫然として
「何も考えられない、動けない・・」
というような状況が生まれるかもしれません。
しかし、やがてその段階を過ぎると、今度は、日常生活から急に切り離された不自由さを嫌というほど思い知ることになります。
まさに身をもって痛感するだけに、
「早く普通に生活できるようになりたい!」
という強い思いを抱くのは、とても自然なことでしょう。
突発的な事故や病気、災害にあったことによって中断された日常を、
なんとしても取り戻したいっ
という強い気持ちが芽生えるからこそ、その状態が「転機」になりやすいのですね。
身近な人との死別
身近な人が亡くなった場合も、自分の“日常”から、それまで一緒に過ごしていた人の存在がなくなってしまう、という大きな変化に遭遇することになります。
もはや、それは“日常”とは言い難いものです。
この場合も、事故や災害にあった時と同様、当初は茫然として何も考えられない人もいるでしょう。
むしろ、その段階をすぎたときがもっとも悲しく辛い日々になるかもしれません。
父が他界したときの母の様子をみていて、それを強く感じました。
父が他界したとき、母は51歳。
子供たちがようやく成人し、これからは夫婦二人で楽しむ人生を思い描いていたことと思います。
実際、父と母は、私が社会人になって中古車を購入するやいなや、相次いで運転免許をとり(笑)、週末は二人であちこち出かけるようになっていました。
癌が発覚し入院する、というだけでも、母にとっては青天の霹靂だったと思いますが、父がこの世から姿を消してしまうまでもたった2ヶ月という短さでした。
それまで思い描いていた未来予想図が、いきなり音をたてて崩れてしまった・・
それが、母の偽らざる実感だったのではないかと思います。
その後、ずいぶん長い間、夜になると母の部屋から嗚咽(おえつ)がきこえてきていました。。
同級生の友人は、3人の子を育てる専業主婦として幸せな日々を送っていた矢先、ご主人の死に直面しました。
彼女も、その後も続くと信じて疑わなかった未来予想図が一気に崩れてしまった一人です。
子どもを育てるために、再びフルタイムで働き始めた彼女。
それまでの生活はもちろん一変しました。
後に語ってくれたのは、
「子供を育てないといけなかったからね、だからすぐに動けたのかも。」
という言葉。
それがどんなに重く肩にのしかかるものであったとしても、前を向かなければいけない理由があるというのは、時に人を救うものなのかもしれません。
「なんとかしなくては!!」
「私がしっかりしないと!」
という強い思いが、配偶者の死という悲しい出来事を、同級生の彼女にとっての人生の「転機」にしたのだと思います。
人間関係の変化
また、
最近、つきあう人が変わってきた・・
というような場合も、「転機」につながりやすいきっかけといえるでしょう。
たとえば、友人に誘われてあるセミナーに参加して新しい考え方に触れた。
それがきっかけになって、自らいろいろなセミナーやイベントに参加していくうちに、そういった場所で出会った友人が増えていく、などがそうですね。
それまで職場で交流していた人たちとは異なる考え方や価値観をもつ人々との出会いによって、自分の考え方や価値観にも変化がおこりはじめると、次第に、それまでは楽しかった会話が急につまらなく思えてきたりします。
つまらなく感じるようになった理由は、自分の世界が広がり、ものごとへの見方や感じ方が変わったからです。
私の友人の一人に、ある大手企業で20年近く経理の仕事をしていた女性がいます。
安定した職場でお給料もよく、職場の人たちもいい人たちで、毎日楽しく仕事をしていたそうです。
ところがある日、知人に誘われたセミナーイベントに参加し、それまで
まったく知らなかった世界が世の中には存在するんだ!
ということに気づいたとのこと。
衝撃を受けた彼女は、次々に新たな世界の扉を開けていき、そこで出会った人たちから刺激を受け、ついには、
もっと自由に生きよう!
と決意して、独立への準備を始めます。
その頃には、あんなに楽しかった同僚たちとの会話がとてもつまらなく感じられて、ちっとも楽しくなくなっていたそうです。
独立までの1年くらいの間は会社勤めは続けたそうですが、彼女の心の中を支配している人間関係は、まったく様変わりしていたということですね。
もしもあなたが、最近、
周囲の人と話していてもつまらないなぁ・・
と感じられているとしたら。
次のステージに移る「転機」が近づいているサインかもしれません。
仕事上の変化
転勤でこれまで生活したことのない場所に移住したり、まったく新たな部署に異動したりなど、仕事上の変化が人生の「転機」となる場合もあります。
突然のリストラで仕事を失ったり、事業が失敗して会社をたたみ多額の借金を背負ったりしたりした場合であれば、なおさらです。
いずれも、強制的にそれまでとは異なる環境に身をおく状態に置かれるので、生活を変える必要性に迫られるからです。
物理的な変化にともなう側面もさることながら、リストラで仕事を失ったり、事業が失敗したりした場合は、精神的なショックを受けたり自信喪失に陥ったりすることをきっかけに、自分の人生や働き方を見つめなおし始める人もいるかもしれません。
私自身も、進行癌になったことをきっかけに、自分自身を見つめなおす必要性を感じ、丸2年にわたり自分と向き合う作業を続けたことがあります。
その結果、
「過去には戻らない!」
すなわち、
「会社勤めに戻ることはしない!」
という決断に至るのですが、当然のことながら、働き方はもちろん、仕事に対するマインドセットも、私の予想をはるかに超える大きさで変化させる必要性に迫られました。
その状況が突然降りかかったものであっても、自らが選んだ選択であっても。
人生の中の多くの時間を占めることが多い仕事に関して、それまでと異なる働き方をするとなれば、それが人生の「転機」の一つになる可能性は非常に高いでしょう。
また、今まではワクワクして取り組んでいた仕事なのに、
最近つまらなく感じてなんだかやる気が起きない・・
というような場合も、「転機」のサインかもしれません。
前述した人間関係の場合と同様に、それは、あなたがこれまでの環境に飽き足らなくなっているから・・という理由である場合が多いからです。
もし、今、あなたがそのような状態だとしたら^^
それは、喜ばしいことといえるかもしれませんよ。
なぜなら、あなたの視野が広がった=世界が広がったからこそ、そのように感じている可能性が高いですから。
つまり、あなた自身が成長したから、ということです。
あなたは、その状況を自らの人生の「転機」にしますか?
趣味や好みの変化
また、これまではまったく興味がなかったことに、最近、興味を持ち始めたような場合も、「転機」のサインかもしれません。
逆に、これまでものすごく好きだったものへの興味がなくなってしまった・・
いったいどうしたんだろう・・
というような場合も、同様です。
なぜそのようなことが起こるか?というと・・
多くの場合は、あなたの世界が広がってそれまで知らなった世界のことを知ったということがきっかけになります。
あるいは、人生経験を積んだことで、ものごとに対する見方や感じ方に変化が生まれたから、ということもあります。
たとえば子供の頃、
この世のものとは思えない!!(笑)
ほど美味しい♪と感じ、それを食べるのが楽しみでしょうがなかった
○○のケーキ、や ○○のお菓子、
ありませんでしたか?
それを食べたときの幸福感もとても大きなものでした。。
それなのに。
大人になって、久しぶりに実家に帰る途中に、ケーキ屋さんでそのケーキをみつけて買って食べてみたら・・
アレ?こんな味だったっけ?
もっと美味しかったと思うんだけどなぁ。。
と感じたことってありませんか?
おそらくそれは、あなたが“より美味しいと感じるもの”や“より幸福感をもたらしてくれる別の何か”を知ったから、ですよね?
趣味でも同じです。
それまで大好きで傾倒していたロックバンドや、漫画や小説があったとします。
そのロックバンドメンバーの話していることや、漫画の主人公のセリフ、小説の作者の言葉にとても感銘を受けていたのに、
最近はそうでもなくなってきた・・
というような場合。
それは、おそらくあなたが、別の世界を知ってそちらにより興味を惹かれたり、自分自身の人生経験を積んだことによって、それまでとは異なるものの見方や考え方をするようになったからではないでしょうか。
自分自身に響くものが変われば、エネルギーを注ぐ対象も変わり、行動が変わります。
行動が変われば、人生の方向性も変わってくるのは自然なことですね。
趣味や好みの変化が「転機」につながるサインの一つであるゆえんです。
原因不明だからこそ悩んでしまう
しかし、このように冷静に外から眺めたり、他の人の事例を聞いている時には、
そうかもしれないなぁ・・
と思えるものであっても、自分がその渦中にいるときは、なかなかそう簡単にスッキリとはいかないものですよね。
その渦中にあっても、
今ってきっと自分の人生の「転機」なんだろうな・・
と、認識できる場合もあるかもしれませんが、多くの場合は、あとから振り返って
あれが、自分の人生の「転機」だった・・
と思うことの方が多いのではないでしょうか。
「転機」とは“他に転じるきっかけ”です。
他に転じる・・すなわち、
今の状況を変えよう!
と決意するまでの間は、「転機」とはなり得ません。
ただただ、悶々とする苦しさをどこにぶつけてよいかわからず、出口が見えない中を暗中模索し彷徨う状態に身を置くことになります。
いったいぜんたい、
なぜそのような状況に自分が陥ってしまったのか、
原因がわからない。。
原因がわからなければ、解決策も見出せません。
だから悩むし、苦しいのですよね。
解決策が見つからないということは、その状況を脱した先の未来も見えないということ。
こんな状態がこの先もずっと続くのだろうか?
いったい、何をどうしたら、スッキリした明るい気分で日々を過ごせるようになるのか・・?
ドツボにはまって身動きがとれなくなってしまったように感じ、人生のピンチだ!と追い詰められた気分になる人もいるかもしれません。
ピンチをチャンスに変えるマインドセット
では、そのピンチ!な状態から脱出するには、どうしたらよいのでしょうか。
実はそのヒントは、これまで読んでくださった文章の中に、たびたび出てきています(笑)
それはいったい何か?というと・・
「今のこの状況を何とかしたいっ!」
あるいは
「もとの日常を取り戻したいっ!」
といった、強い思いこそが、状況を変えるきっかけになるということ。
その思いが高じて、実際に状況を変えるための行動にでるからこそ、現実が変わっていくのです。
そして、実際に現実が変わった後にそれまでを振り返ったとき、
「変えたい!」
という思いを抱く要因となった出会いや出来事が、自分にとって人生の「転機」だったのだと認識するわけです。
変わった現実が、自分の人生においてより良いものになっていたら、それが
「ピンチをチャンスに変えた」
ということですね。
ここで重要なのは、「変えたい!」という思いを抱き、実際に行動した、という点です。
現状を変えるには、エネルギーがいります。
行動なくして、何かが変わることはありません。
どんなに今の状況が嫌で、抜け出したいと感じていたとしても、
ただひたすら状況が変わるのを待ち続ける・・
という人に「転機」は訪れません。
なぜなら、「転機」とは“他に転じるきっかけ”だから。
他に転じよう、と行動に移さない限り、どんなに人と出会いや出来事との遭遇があったとしても、それらが人生の「転機」となることはないのです。
もちろん、ピンチがチャンスに変わることもありません。
ピンチをチャンスに変えることができるのは、ただ一人、その当事者本人だけだからです。
つまり、ピンチをチャンスに変えるマインドセットとは、「自らの意思で自分の人生を生きようとする志」なのです。
転機は次のステージへのサイン
ある出会いや出来事によってもたらされた場合でも、原因不明だがいつのまにか・・という場合でも。
その時に身を置いている状況を「転機」に転じる直前というのは、たいてい、とても苦しいものです。
突然の事故や災害に見舞われたり、深刻な病であると宣告されたり、といったときには、否が応でもその状態をいったん受け入れ、
そこからどうするか?
を考えざるを得なくなります。
しかし、すぐにはなかなか受け入れられないことも多いでしょう。。
考えても仕方がないとわかってはいるものの、
「いったいなぜ・・・?」
と考えてしまったり、
「これは夢で、目が覚めたらなかったことになっていないだろうか・・」
なんて、ことまで思ったり。 (進行癌の宣告を受けた夜、私はまさに、そう思っていました・・苦笑)
完全に受け入れるまでの間、悶々とした苦しみに悩まされます。
そのように、一見すると、突然降りかかってきたとしか思えない事態が勃発した場合だけではありません。
それまで充実感や楽しさを感じていたものがなぜかつまらなく思えてくる、
かといって、それに代わる何かがあるわけでもない・・
急に未来が色あせて見え、毎日がどんよりとし始め、気分が沈みがちになり・・という状態がどんどん加速していくような場合もあります。
「いったいなぜ、こんなにやりきれない気持ちになるのか?」
「叫びだしたい!けど、何を叫びたいかわからない!!」
というように、もはや自分が自分の知っている自分ではなくなっていて、コントロールが効かないと感じ、不安がますます募る・・といったことも起こり得ます。
原因がわからないだけに、もどかしさも大きいですよね。
「お願いだから、誰か助けて・・!!!」
かつて、そんな気持ちに押しつぶされそうになっていた私に、ある大学教授がこう言ってくれました。
「モヤモヤ、イライラするときは、次のステージに移る直前なんだよ。次の段階に移るときがきたってことだ。」と。
私は、その言葉を聞いて救われました。実際、涙がでたほどです(苦笑)
もどかしさと苦しさでどうにかなってしまいそうな状態・・それが、次のステージに移る時期がきた、というサインだと考えたら・・?
少しは気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
そして、いよいよ、えいやっと変化へと舵を切ったとき、それが「転機」となるのです。
でも・・・できることなら、そんな苦しい思いはしたくないんだけどなぁ。。
そう思われた あ・な・た♪
その気持ち、よーくわかります!
なぜなら、私自身、
「もうこんな思いをするのはコリゴリだー!」
と、本気で思ったことが何度もありますから(笑)
それではなぜ、願ってもいないのに、そんな苦しい状態を経験することになるのでしょうか・・?
【賢者の知恵袋】編集長が、この辺りのことに関して、スピリチュアルな視点も交えていろいろと解説してくれています。
参考記事:
その苦しみはあなたを変える種かもしれない カルマの燃焼で執着を手放し、未来の自分ありきで考える
参考記事:
人生の中で苦しみ・迷い・葛藤(ネガティブな感情)はなぜ生まれるのか 新たなステージへの予兆
参考記事:
人生で苦しみが生まれるメカニズムを情報(波動・エネルギー)の推移とホメオスタシスから解説してみた
変化が起こらないと過去の習慣は断ち切れない
一つの理由は、人間が元来備えているメカニズムにあります。
ホメオスタシスって聞かれたことはありますか?
簡単にいうと、「外部の環境が変化しても体の状態を一定に保とうとする働き」のこと、です。
恒常性(こうじょうせい)維持機能と言われるもので、誰もに生まれつき備わっている機能です。
例えば、気温が上がり暑くなると、体は勝手に汗をかいて体温を下げようとしますよね?
別に、私たちが
「気温が上がってきたから、汗を出して体温調節せよ!」
と、身体に指示したわけではないにも関わらず^^
これが、ホメオスタシスの働きなんです。
身体にとって心地よい状態は、体温が35~37度くらいのときだそうで、この領域のことを“コンフォート・ゾーン”といいます。
ホメオスタシスは、私たちの身体の状態が常にコンフォート・ゾーンにいられるよう働く・・
すなわち、気温があがって体温がコンフォート・ゾーンから出そうになった場合に作動して、元に戻そうとしてくれるというわけです。
このように、私たちの健康維持に欠かせないホメオスタシスですが、実は、その作用は「身体」だけでなく「心」にも及んでいます。
例えば・・・元旦に、
今年こそ○○をするぞっ!
と決意し、実際に行動も始めたのに、3日もするとやらなくなり、結局続かなかった・・ってこと、ありませんか?(私には何度もあります・・苦笑)
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新年の抱負の決め方をミスって1年を台無しにしないために
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今年の抱負はもう考えた?抱負を考える前に理解すべきこと
年頭だけに限りません。
例えば、ダイエットする!と決め、
甘いものは食べないぞっ
と決めたとしましょう。
しばらくはがんばって甘いものを我慢していたのですが・・3日、4日とたつうちにだんだんつらくなってくる。。
5日目に友人数人であったとき、皆がオーダーした美味しそうなケーキが目に入り・・
もういいやっ
と食べてしまい、あ~~と自己嫌悪に陥る。。
それを機に、そのままズルズルと食事制限がなし崩し状態になり、数日後には完全に元の食生活に戻ってしまって体重はリバウンド・・なんていう話、よく聞きますよね?
はたまた、将来のために
○○の資格を取るぞっ
と決意し、毎日、帰宅してから勉強する計画を立てたとします。
2日間は続いたものの、3日目、会社帰りに懇親会があり酔っぱらったのでその日はできず、
明日やればいいや、
とTVを見て寝てしまいます。
ところが、その翌日も仕事から帰ると疲労感がたまっていてテキストを開ける気にならず、TVで好きなドラマをみて過ごしてしまった・・・
など。 やたらとリアルなのは、これに近いことを私自身が経験したことがあるからに他なりません(笑)
似たような経験が、もしかしたら、あなたにもあるかもしれません。
これは、私やあなたの意思が弱いから、というよりも、ホメオスタシスが、私たちをコンフォート・ゾーンに引き戻そうとした結果、とみることができます。
ダイエットの場合なら“甘いものを我慢している自分”が、
資格取得のための勉強の場合は、“仕事から帰って勉強に励む自分”が、
いつもと違うコンフォート・ゾーンの外にあるため、無意識のうちに“いつもの自分”へと戻そうとした結果、ということができるでしょう。
甘いものを我慢するよりも皆と一緒に甘いものを食べる方が、仕事から帰って勉強するよりもTVで好きなドラマを見ている方が、気楽だし心地よいからです。
そう、人は、“新しい”状況に身を置くよりも、肉体的にも心理的にも快適な“コンフォート・ゾーン”にとどまろうとするのが、そもそも備わっている機能からくる自然な行動なのです。
ですから、一度、習慣になったものを止める、とか、新たな別のものに変える、というのは、とてもエネルギーを要します。
資格をとるために勉強する!という計画を実行するためには、家に帰ったらTVをみる、というこれまでの習慣を変える必要があります。
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コンフォート・ゾーンに留まろうとするのがホメオスタシスの機能ですから、変えるには、TVをみるよりも、資格取得のための勉強をすることが、本人にとってコンフォート・ゾーンにならなければなりません。
それには、何かしらの大きなきっかけが必要です。
日常生活が中断したり、大きく心を揺さぶられるような出会いや出来事、などの変化があって初めて、過去の習慣を断ち切るだけのエネルギーが生まれる、といってもいいでしょう。
古い役割を終えないと新しい役割が担えない
人は、これまでの習慣を続けること、すなわち、“変化しない”ということの方をコンフォート・ゾーンと認識する傾向がある。。
マネジメント職に就いたのに、いつまでも、自分が得意だった顧客獲得のための活動にばかり時間を割く営業マンの方を時々みかけます。
これは、ポジションが変わって役割が変わったにも関わらず、本人が変わることができていない事例の一つですね。
組織の中においては、このように外側から変化を促されることがあります。
上記の例の場合は、それまで高い評価を受けていたであろう
“プレイヤーとして高パフォーマンスを出す”
という役割から、
“部下をマネジメントし育成する”
というようなマネージャーへの役割へと、期待される役割は変化しています。
本人の仕事のステージが変わったわけですね。
ステージが変わったのですから、それまでの役割を終えて、新しい役割を担う必要があります。
順調にキャリアを積んでいることの現れでもあり、とても喜ばしいことです。
それにも関わらず、それまで担っていた役割にしがみついてしまう人がいるのは、なぜでしょうか?
その理由は・・
先程と同じく、ホメオスタシスにあります。
特に、慣れないマネジメントの仕事がうまくいかない・・と感じている人ほど、古い役割にしがみついてしまいがちです。
なぜなら・・ “新しい役割をうまく担えていない自分”というイメージは、本人にとってコンフォート・ゾーンから大きく外れるものだからです。
プレイヤーとして活躍し、好成績を残していた人ほど、かつての自分とのギャップが大きいため、そうなりやすいかもしれません。
コンフォート・ゾーンに留まろうとするのがホメオスタシスの機能ですから、生き生きと仕事をして成績を残し、周囲からも称賛の声を浴びていた“かつての自分”というコンフォート・ゾーンに、戻ろうとする行動にでるわけです。
しかし、残念ながらこの行動の結末は・・本人にとっても、周囲にとっても、幸せなものではないことはあきらかですね。
人は成長とともにステージが変わり、役割も変化する・・
それは、何も組織の中だけに限りません。
家庭において、専業主婦として子育てや家事全般を担っている場合でも同じです。
子供が成長するにともなって、母親としての役割は変化していきますよね?
ただ、どんな人にも得手不得手はあり、加えて、ホメオスタシスの機能ももっていますから、自ら意図して行動を選択していかないと、簡単に、コンフォート・ゾーンに戻る方向に向かってしまいます。
ずっとコンフォート・ゾーンにいられたら楽なのに。。
っていうか、それで十分満足なんですけど・・
そんなつぶやきが、聞こえてきそうです(笑)
その気持ちは、よくわかります。
今がとても充実している!というときなど、
この状態がずっと続いてほしい・・!!
と思いますよね。
私も、会社に勤めている頃、
「このチームで今のメンバーでこの先もずっといけたらいいのに~!」
と思ったことがありました。
でも・・ 残念ながら、その願いは叶いませんでした。。(笑)
冷静に考えたら、それは、そうですよねー
そもそも、時は刻々と進み、世の中も、私たちを構成している細胞だって、すべて変化し続けているのです。
その中で、自分一人だけ
「以前と同じままでいたいっ」
と望むのは(その気持ちはよ~くわかりますが^^;)、流れている川の真ん中に立って流れを懸命に堰き止めようとするようなもの。
変化し続けることこそ自然、と考えると、その自然に抗うのはものすごくエネルギーがいるし、賢い選択とはいえない気がします。
そうはいっても、うまくシフトできないから困っているのですよね。
特に、なかなかうまくいかないと感じる期間が長くなると、自分に対する自信を失い、
どんなにやってもできるようにならないのでは・・?
と、弱気になってしまうこともあるでしょう。
人生には乗り越えられない問題は来ない
そんな状態に陥ることがたびたびある私たちに、希望をもたせてくれる事実があります。
それは・・
「人生には、乗り越えられない問題は来ない」ということ。
問題に直面している真っただ中のリアルタイムでは、なかなかそう感じにくいですが・・(苦笑)
そういうものなんだ、と知っておくだけで、今後、ぱっと見には、
「自分にはとても乗り越えられそうにない・・」
と感じる出来事に遭遇したとしても、乗り越える勇気と力が沸いてくる気がしませんか?^^
スピリチュアル的な見解では、人は生まれてくる前に自らの人生のブループリントを描いているとのこと。
ブループリントには、魂を成長させるために今生(こんじょう=今の人生)で体験しようと自ら計画した、ざっくりとしたライフイメージが描かれているそうです。
何も起こらないところで新たな体験というのはしにくいですから、魂の成長にしたがって、次のステージへと移るのに役立つなんらかの出来事が起こってくる。。
そしてそれは、受け止める本人にとっては、“問題”と捉えられる形でやってくることも多いのです。
それも、これまでに遭遇したことがない、どうやって解決できるのかすぐには思い浮かばない級のものが。
なぜなら、そういう状況に直面してこそ、本人が未経験の新しい体験ができるから。
つまり、起こった出来事は、スピリチュアル的にみると、魂の成長のためのブループリントにそって、すなわち計画的に自分にもたらされたものである、ということができます。
自分自身の成長のために、ほかならぬ自分が用意した課題である、ということですね。
もちろん、課題に直面しその真っただ中で必死になんとかしようとしているときは、とてもそんな風に冷静に捉えられないことも多いと思いますが・・
魂の成長のために自ら用意したものであるならば。
超えられないはずがありません。
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自分の器にあった課題だけがやってくる
計画的に“自ら用意したもの”であるよい点は、ちゃんと、自分の器にあった課題を設定する、というところです。
そのときの自分が、次のステージに進むために足りていない部分を伸ばせるような課題がやってきます。
ですから、その課題をやらずにすませようとしないことが大切です。
例えば・・
転職したい!
とお考えの方に理由を伺うと、職場の人間関係をあげられる場合があります。
もちろん、理不尽なパワハラやセクハラなど、ハラスメントが行われている場合は別ですが、そういうわけではなく、上司とギクシャクしている、同僚との関係性がよくない、などのお悩みだった場合。
結論からいうと、その状況を今の職場で解決せずに次の職場に移った場合、同じような課題に新しい職場で直面する可能性が非常に高いです。
なぜなら・・
その課題(お悩み)を解決すること・・そのために身に着けるべき考え方やスキルこそが、その人にとって次のステージに進むために必要とされていることだからです。
ですから、やってきた課題をやりすごしても、魂が成長のために必要と認識しているのであれば、必ずまたやってきます。
そしてそれは、そのときはどんなに不可能にみえたとしても、必ず解決できるものなのです。
もし、一度目でうまくいかなかった場合は、また、似たような課題がやってきます。
あなたがその課題を乗り越えるまで、何度でも。
私たちの魂は、決して自分自身を諦めません。
諦めず、何度でもチャンスを提示してきます。
だから、最後には必ず解決できるようになっているのです。
魂が私たちに寄せる期待と、成長するまでつきあう根気強さって、半端じゃないんです(笑)
次のステージに進むための試練(試験)
このように、やってくる課題は、次のステージに進むために不可欠なものであり、人生の試練ということもできるでしょう。
時には、それまでとは真逆の方向へ行動を迫られることもあります。
たとえば、会社に入ったばかりの新人時代は、とにかくがむしゃらに学び、挑戦し、早く一人前になるべく、自分の仕事にフォーカスして全力で取り組むことを推奨されます。
しかし数年たってマネジメントする立場になると、今度は、自分の仕事にフォーカスするのではなく、他者(部下たち)の仕事によりフォーカスを向けることが求められます。
矢印のベクトルが自分へ、から他者へ、と真逆になるのです。
それは、その人が、一プレーヤーから、マネジメントする立場へと、次のステージに進むからですね。
最初のうちは戸惑い、悩むことも多いかもしれません。
それまでは、自分の仕事にフォーカスしてよいパフォーマンスをだすことは褒められることであったのに、今度は逆に、
自分の仕事ばかりにフォーカスして!
と叱責の対象となることもあるわけですから。
しかし、この変化に対応することなくして、次のステージに進むことはできません。
クリアする必要がある課題というのは、その人が次のステージに進むための試練であり、そこを乗り越えていけるか?を試される、人生における試験だといってもよいでしょう。
乗り越えた後の成長した自分をイメージしよう
試練である以上、コンフォート・ゾーンの外にあるのは間違いありません。
だからこそ、苦しかったり、辛かったりするのですよね。
そんなときは、今、目の前の課題を乗り越えた後の成長した自分をイメージすることをお薦めします♪
課題をクリアし、楽々とこなせるようになっている自分。
乗り越えた先の世界では、今の状況すら、自分のコンフォート・ゾーンとなっているはずです。
すなわち、課題を乗り越えるということは、自分のコンフォート・ゾーンを広げることにほかなりません。
コンフォート・ゾーンが広がれば広がるほど、自分が楽々と自由に動ける範囲も広がっていくでしょう。
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先程の例でいえば・・
マネジメントを任され、最初は試行錯誤したものの、次第に、
“どうすれば他者(部下)のパフォーマンスをあげることができるのか?”
また、
“どう行動すればチームとしてのパフォーマンスを上げることができるのか?”
の秘訣を見出し、実際に成果を出すことができるようになったら。
あなたにとって、自らがプレーヤーとして仕事をすることに加えて、部下の育成やチームを率いることも、コンフォート・ゾーンになった、ということです。
そうなったら、どんな気分でしょうか?
プレーヤーとして称賛されることも、もちろん嬉しかったと思いますが、
「○○さんの指導のおかげで、うまくいきました!」
と部下から感謝されたり、
「○○さんのチームで一緒に仕事できてよかったです!」
とチーム員から言われている自分。
そこには、自信にあふれ、にこやかに対応している自分の姿が見えるのではないでしょうか。
あなたは、そんな自分をみて、どう感じますか?
どこか誇らしい、嬉しい気持ちになって、思わずニヤニヤしてしまうかもしれません。
それでOK,構いません。
というより、むしろ、そのようになってほしいと思います。
なぜなら、そうなれば、課題を乗り越えた先の世界はあなたにとって心地よいもの=コンフォート・ゾーンとして、無意識にインプットされるからです。
人はコンフォート・ゾーンに向かう習性がありますから、いったん、自分の中で、課題を乗り越えた先の未来の自分の状態が心地よいものだとインプットされれば、そこに向かおうとするエネルギーも倍増しますよー
ここからは、さらに具体的に、
「転機」の前兆を感じたときにどうしたらよいのか?
について、お伝えしていきたいと思います。
転機の前兆を感じたときにやるべきこと
前兆を感じる、というとスマートに聞こえますが、その渦中において実際に感じる感情は、
強いショックだったり、
モヤモヤ感やもどかしさ、
何をやってもうまくいかない・・
というような、心地よさとは程遠いものがほとんどでしょう。
そういう時こそが、「転機」となる可能性を秘めた状況に身を置いている可能性が高いのです。
ザワザワ感や心地悪さ・・すなわち、コンフォート・ゾーンの外にある感覚は、転機の前兆に気づくヒントになるかもしれません。
前兆を感じたらやるべきこと。
その一つは、ゴールを再設定することです。
ゴールの再設定
え?そんな状態のよくない時に、ゴールを再設定するの?
と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、コレ、とっても重要な行動なんです。
なぜかというと・・
ゴールというのは、達成すると、それまでそこに向かっていた私たちのエネルギーを一気に失わせてしまうものだからです。
たとえば・・
受験勉強を懸命に続けていよいよ受験、試験が終わったー!
その瞬間、あれほど時間を割いて、毎日取り組んでいた勉強へのエネルギーが、どこかにいってしまった経験はありませんか?
就職も同じです。
自分自身の棚卸しや強みの発見に時間をかけて取り組み、自己PRを懸命に考え、OB・OG訪問を繰り返し、会社の説明会にでて面接を受けて・・がんばって就職活動をして、ようやく手にした内定通知!
その瞬間、あれほどスケジュールびっしりで動いていたエネルギーが嘘のようにどこかにいってしまい、
すっかり気が抜けてしまった・・
というような経験をされたことがある人もいるかもしれません。
スポーツ選手が、オリンピックなどの大きな大会を目指して長年頑張り続け、試合が終わったあと、
気持ちが続かない・・
と、いっときそのスポーツから離れたりすることってありますよね。
あれも、ゴールを達成したことで、一気にエネルギーを失った例のひとつでしょう。
設定したゴールの大きさこそ違いますが、私自身にも似たような経験があります。
ある年、今年も無事、会社で設定した自分のゴールを達成したな・・と確認できた後、急にむなしい気持ちに襲われ、激しい無気力に襲われたのです。
心身ともにぐったりし、とにかく何もする気がおきない・・
起き上がる気すら起きない・・
いったい、自分に何が起こったのか、わけがわからず混乱しました。
あとから振り返って考えてみると、その理由は、会社勤めを始めてから20年近く、常に次の次くらいまでのゴールイメージをもっていたのに、その時は、すぐ次のゴールイメージすら浮かばなくなっていたことにあったと思います。
その時点で、就職活動をしていた頃にイメージしたゴールについては、達成できた感覚があったからでしょう。
そのこと自体は、もちろん喜ばしいことです。
こんな風になりたいな、
と漠然とイメージしていたことを、実際に実現できて嬉しかった(^0^)
しかし私は、その先に目指したいゴールイメージを描くことができていませんでした。
長年、
行ってみたい!その景色をみてみたい!
と思っていた場所に向かって歩んできて、
ようやくそこに着いた~♪
と喜んだのもつかの間、そのあとどうしたらよいかわからず、その場から一歩も動けなくなってしまった・・そんな状態でした。
そうなんです。
人は、目指すもの、自分が向かう先を見失ってしまうと、エネルギーを失ってしまうものなのです。
それは、どこに向かって進んだらよいかわからなくなってしまうから。
私たちは誰しも、自覚するとしないとにかかわらず、自らがイメージした世界に向かって進んでいます。
その世界が、未来に実現されるとイメージしているものであれば、未来に向かいますし、自分がイメージするものが過去の出来事ばかりの人は、常に過去ばかりをみてそのことを考え続けてしまいます。
昔はこうだった・・
自分が若い頃は・・
と、過去の話ばかりをする老人の方がいらっしゃいますよね?
その方はきっと、日々イメージするものが過去の出来事ばかりなのでしょう。
はたまた、これまで未来に設定されていたイメージが現実のものとなり、それに代わる未来のゴールイメージがない場合は、目の前にみえる世界・・すなわち、現在の世界にフォーカスするようになります。
すなわち、現状を維持しようという方向に向かうわけですね。
しかし、先程もお伝えしたように、変化しないでいようとするのは、常に変化し続けるのが自然であるこの世界において、一人逆行するに等しく、そのために注ぐ労力のわりに報われない試みです。
その試みをがんばってしているから、苦しいわけですね。
そんな転機の前兆状態にいるとき、あなたがより幸せな人生の実現に向けてやるべきことは、やはり未来にゴールを再設定することなのです。
ゴールにエネルギーを与える
未来のゴールを再設定したら、もう一つ、やっておくべきことがあります。
それは・・
ゴールにエネルギーを与える、ということ。
どういうことかというと・・
前に、コンフォート・ゾーンについてお話したことと関係がありますので、簡単に振り返っておきましょう。
人は、自分のコンフォート・ゾーンに向かおうとする習性がある、とお伝えしました。
課題をクリアする過程で考え方やスキルの幅が広がり、楽々とできることが増えれば、その分だけ、自分のコンフォート・ゾーンも広がるのでしたね?
そう、私たちは、意図して自分のコンフォート・ゾーンを広げることができるのです。
その力を、再設定したゴールに応用しない手はないと思いませんか?
再設定したゴールイメージを、自分自身のコンフォート・ゾーンに取り入れることができれば・・
人間が本来備えている、“コンフォート・ゾーンに向かおうとする”習性という、祖先から受け継いだ偉大な力を味方につけることができます!
これが、「ゴールにエネルギーを与える」という意味です。
では、どうしたら、再設定したゴールイメージを自分のコンフォート・ゾーン内に取り入れることができるのでしょうか。
まず、前提条件として、ゴールはあなたが“本当に”“心から望むもの”である必要があります。
自分が心から欲しているものでないと、コンフォート・ゾーンに取り入れることはできないからです。
私たちは幼少期から、知らず知らずのうちに社会の規範、“こうあるべき”という概念を刷り込まれてきています。
両親から、学校の先生から、あるいは、親戚や近所の大人たちから。
ですから、“こうしたい”と思っていること、自ら望んでいると思っていることが、実は、周囲からの刷り込みによって理想の状態であるとあなたの中で認識されただけで、本当に望んでいることではないことも多いのです。
過去に、自分の得意を発揮して何か成果をだした経験がある場合は、それを実践し極めていくことこそが、
自分が社会に貢献する一番の道だ・・!
と思い、それを自分のゴールに掲げられることもあるかもしれません。
しかし、ここにも実は、
“得意なことや強みを発揮して社会に貢献する”
ことを良しとする社会通念が影響しています。
もちろん、その内容が心から欲しているものであれば、万々歳!
あなたも周囲も社会もハッピーになる素晴らしいゴールになります。
ですがもし、その内容が、あなたが心から欲しているものでなかった場合・・
優秀で真面目な人であればあるほど努力を惜しまないので、成果を出してさらに人から望まれるようになるかもしれません。
ですが、本人は次第に続けていくのが辛くなっていく・・というジレンマに悩まされる可能性もあります。
私の知り合いの税理士さんに、そのきめ細かい丁寧な仕事ぶりによって、担当する会社の社長さんたちから感謝の声が絶えず、勤務先の税理士事務所でも高い評価を得ていた40代の女性がいます。
しかし、あるとき彼女から、税理士の仕事を辞めるという連絡がありました。
最初は会社を辞めて独立するという意味かな?と思ったのですが、そうではなく、今後は税理士に関連する仕事は一切しない、まったく別の道を目指す、とのことでした。
もともと緻密で細かい作業や数字にも強く、優秀で誠実さも兼ね備えていた彼女は、税理士という職業において遺憾なくその才能を発揮することができました。
周囲からも感謝と評価を得続ける申し分ないキャリアを積み、彼女の人生は順調そのものに周りからは見えましたが、税理士の仕事は彼女にとって心からしたいことではなかったのでしょう。
年齢が若いうちは身体的エネルギーも高いので、自分が心から欲していることではないゴール設定であっても、がんばって達成することはそれほど難しくないかもしれません。
ですが、年齢とともに身体的エネルギーが落ちてくると、それを続けることがきつくなってくることもあります。
年齢を重ねるほど、“本当に”“心から望む”ゴール設定をすることがより大切になってくるのですね。
あなたが考えているゴールが、本当にあなたが心から望んでいるゴールなのかどうか?を見極めるには、
そのゴールを達成したときの自分をイメージしてみて、ワクワクするかどうか?
がポイントになります。
それが、過去の自分とまったく無縁のゴール設定でも構いません。
達成した状態をイメージしたときにワクワクするものであること、それがもっとも重要なことです。
なぜなら、“本当に”“心から望む”ゴールを設定してこそ、そのゴールを自分のコンフォート・ゾーンに取り入れることができ、ホメオスタシスが作動して、自動的にそこに向かっていく力を活用できるからです♪
心から望むゴールがすぐに浮かばない・・!!という場合もあるでしょう。
大丈夫です。
その場合は、思いつく小さなワクワクする夢から、次第に広げて大きくしていきましょう。
実は、人は、ゴールまでの距離が遠く感じられるほどエネルギーがでてくる!という不思議な性質も備えています。
だから、ゴールはできるだけ遠くに、どうやったら叶うかわからないくらいのものを設定するとよい!と言われるのです。
最初は小さくてもいいので、意識して広げて大きなワクワクする夢にしていきましょう^^
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こうして、ゴールの再設定ができたら、いよいよエネルギーを注いでいきます。
設定したゴールを自分のコンフォート・ゾーンに取り入れるためには、イメージの力を使います。
ゴールを達成した自分をリアリティーをもって詳細にイメージするのです。
今、あなたはどこにいますか?
まわりには何がみえますか?
近くに誰かいるでしょうか?それは誰ですか?
その人たちはどんな表情をしていますか?何と言っていますか?
何か音は聞こえますか?
何かに触れていますか?どんな手触りですか?
風を感じますか?
あなた自身はどんな表情をしていますか?
どんなことを感じていますか?
あなたが、今現在の自分自身以上に、
ゴールを達成した未来の自分をリアルにイメージし、
それがあなたにとって心地よいものであるならば♪
脳はよりリアリティー(臨場感)の高い未来の方をあなたの現実と認識します。
設定したゴールがあなたのコンフォート・ゾーンに入った状態ですね。
すると、ホメオスタシスが働き、現状とのギャップを埋めて早くその状態に近づけようとし始めます。
そうなると、不思議とじっとしていられない感じになり、情報収集を始めたりなど、気づいたら行動していた・・!という状況が生まれるのです。
ワクワクする夢に向かっていると、実際はすごく活動していても、
気づいたらやっていた・・!
という感じなので、努力した、という感覚にはならないことが多いですよね?
再設定したゴールにはぜひエネルギーを与えて、先祖から受け継いだ偉大な力=ホメオスタシスの力にサポートしてもらいましょう(^0^)
より、魅力あるあなたへと変化するために
自分が“本当に”“心から望む”ゴールを設定し、そこにエネルギーを与えることで、先祖から受け着いた偉大な力であるホメオスタシスの働きも加わったら・・どんなこともスムーズに変化していきそうな気がしませんか?
それも、自分では思いもつかなかったような方法で。
力んだわけでもないのに、気づいたら行動していた・・という風な具合に。
苦しみとは無縁のまま、いつの間にか行きたいと思った場所に運ばれている・・
こう書くと、まるでキツネに包まれたような感じに聞こえるかもしれませんが、実際、物事がスムーズに運ぶとき・・俗にいう“流れに乗っている”ときというのは、えてしてそういうものですよね。
あなたにも、これまでの人生のどこかで、“流れに乗っている”感覚を感じた経験があるのではないでしょうか?
あの感じを日常にできたなら。
私たちの人生は、とてつもないスピードで、どこまでも行けることでしょう。
そのためには。
転機の前兆を逃さず、自分が“本当に”“心から望む”方向へと人生の舵を切る決断をする、ということが重要になってきます。
原因不明の体調の変化や事故や災害との遭遇、身近な人との死別、人間関係や趣味、仕事上の変化といった出来事は、自分にとって大切なことをないがしろにしてきた結果、起きているケースが少なくありません。
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転機の前触れで体調不良が起こるスピリチュアル的な意味とは?
すなわち、それらの出来事は、私たちに気づきを与えるために起こっているという見方もできるということです。
たいていの場合、もっと小さな出来事がそれ以前に起こっています。
その段階で気づいて調整した場合には、大きな病気や大きな事故にあうということはあまり起こりません。
日常に大きなインパクトを与えるような大きな出来事に遭遇するのは、それ以前にやってきていた小さな出来事=お知らせ を活かせなかった(無視し続けた)からである可能性が高いのです。
たとえば・・
2人に1人は癌になると言われている現代ですが、急に進行癌と診断される深刻な状態になることはありません。
私の場合でいうと、手術で臓器をとった時点で癌の大きさは9cmほどあったのですが、
「長い時間をかけてここまで大きくしたね。10年以上かかってるかもね。」
といわれました。
そういわれて振り返った時、確かに小さなサインは何度もでていたかも・・思い当たることがありました。
ただ、私自身がそれを見なかったことにして、そのままやりすごしていた・・言葉を変えるなら、心と身体に我慢を強い続けていたのです。
転機の前兆を見逃してしまったのですね。
あなたには、これまでみてきたような転機の前兆になり得る出来事に遭遇したときには、よくよく気をつけて、大事なサインを見逃さないようにしていただきたいと、心から願っています。
そして、その前兆=お知らせに気づくことができたなら、
何のためのお知らせなのか?
に想いを馳せること。
自分の人生にとって大切な何かを、ないがしろにしていることへの警告かもしれませんから。
そこで得た気づきに基づいて、あなたが“本当に”“心から望む”ゴールに向けて舵を切る決意をし、実際に行動に移すこと。
それがもっとも重要なことです。
心から望むゴールに向かっている人は、生き生きとしてとても魅力的です。
自分の心に素直に、正直に生きているからです。
心と身体に我慢を強いない生き方をするのは、自分を大切にした生き方に他なりません。
自分を大切にできる人だけが、真の意味で他者も大切にすることができます。
それと同時に、自分自身を大切にした生き方ができていると感じられることは、幸せな気分をもたらしてくれます。
幸せな人は、周りに対しても優しい親切な気持ちで接するので、ますます魅力的な人間になっていきます。
魅力的な人を、世間は放っておきません。
あなたのまわりには、自然と人や仕事が集まってきて、さらに幸福度が上がる・・まさに、好循環ですね。
その最初の一歩は、やってきた出来事をきっかけに、
これまでとは別の方向に転じよう、
と決めるあなた自身の決断です。
変化への舵を切ったときにはじめて、気づきを与えてくれた出来事や人物との遭遇が、あなたにとっての人生の「転機」となるのです。
「転機」を活かしてより魅力的なあなたへと変化し続け、幸せな人生を歩んでいかれますよう祈っています♪
この記事のまとめ
【1】人生の転機は吉兆?
・「転機」とは、他の状態に転じるきっかけ のこと
・それまでと異なる方向に踏み出すきっかけとなった事象を「転機」と呼ぶ
・同じ事象でも、変化のきっかけにならなければ「転機」とは認識されない
【2】人生の転機はピンチであることが多い
・ピンチ!と感じられる状況は決意を生みやすく、「転機」になることが多い
【3】人生の転機に起こりがちなこと
(1)原因不明の体調の変化
(2)突発的な事故や災害に遭う
(3)身近な人との死別
(4)人間関係の変化
(5)仕事上の変化
(6)趣味や好みの変化
【4】原因不明だからこそ悩んでしまう
・原因がわからない=解決策が見出せないから苦しい
・今の状況を変えよう!と決意するまでその状況は変わらない
【5】ピンチをチャンスに変えるマインドセット
・「変えたい!」という強い思いが状況を変える源になる
・何もせず状況が変わるのを待ち続ける人に「転機」は訪れない
・ピンチをチャンスに変えるマインドセットとは“自らの意思で自分の人生を生きようとする志”
(1)転機は次のステージへのサイン
・モヤモヤしてもどかしいのは、次のステージに移る時期がきたというサイン
・次のステージに移る直前の状態は、夜明け前の暗闇のようなもの
(2)変化が起こらないと過去の習慣は断ち切れない
・ホメオスタシスは私たちをコンフォート・ゾーンに引き戻そうと働く
・過去の習慣を断ち切るにはエネルギーが必要
・日常生活が中断するほどの変化に遭遇することでエネルギーが生まれる
(3)古い役割を終えないと新しい役割が担えない
・人は成長とともにステージが変わり役割も変化する
・意図して行動を選択しないとコンフォート・ゾーンに引き戻される
・変わらないことを望むのは自然に流れる川の真ん中に立って流れを堰き止めようとするようなもの
(4)人生には乗り越えられない問題は来ない
・魂の成長のための新たな体験が“問題”という形でやってくる
・どうすれば解決できるのかすぐに思い浮かばない級だからこそ、新たな体験になる
・高次の自分が自らの成長のために用意したものなので、必ず乗り越えられる
(5)自分の器にあった課題だけがやってくる
・その時の自分にもっとも必要な課題に向き合う機会がもたらされる
・やってきた課題をやりすごしても必ずまたやってくる
・私たちの魂は、決して自分自身を諦めない
(6)次のステージに進むための試練(試験)
・それまでとは真逆の方向へ行動を迫られることもある
・変化に対応することなくして次のステージに進むことはできない
・クリアすべき課題は次のステージに進むための試練=人生の試験
【6】乗り越えた後の成長した自分をイメージしよう
・課題を乗り越える=自分のコンフォート・ゾーンを広げること
・コンフォート・ゾーンが広がるほど、楽々と自由に動ける範囲も広がる
・未来の自分の状態が心地よいと認識されると、そこに向かうエネルギーもあがる
【7】転機の前兆を感じたときにやるべきこと
(1)ゴールの再設定
・ゴールは達成すると私たちのエネルギーを一気に失わせてしまう
・人は目指すゴールイメージがないとエネルギーがわかない
・より幸せな人生の実現のために未来にゴールを再設定する
(2)ゴールにエネルギーを与える
・ゴールイメージを自分自身のコンフォート・ゾーンに取り入れる
・あなたが“本当に”“心から望むもの”をゴールに設定する
・ゴールを達成した未来の自分をリアルに詳細にイメージする
【8】より、魅力あるあなたへと変化するために
・転機の前兆=あなたの人生にとって大切なサインを見逃さずキャッチする
・“本当に”“心から望む”方向に人生の舵を切ると決断し実際に行動に移す
・自分を大切にし幸せを感じて生きることがあなたの魅力をさらに増していく
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログの内容が役に立った、と感じた方は下のランキングバナーを押していただけるとうれしいです^ー^
本気で人生を変えたいあなたへ
長い文章をここまで読んでくださってありがとうございました。
この記事を書いた著者の佐藤 灯(さとう あかり)です。
今の生活にはそこそこ満足しているものの、どこか満たされない。
今のこの生活がずっと続くのか?
これが私の人生なのか?
そんなつぶやきを常に頭の片隅に感じているあなたに、「情報」をお届けすることを通じて新たなものの見方・考え方という世界の扉を開くお手伝いをする・・・
それが、あなたの心に希望のあかりを灯すことに繋がることを願って。
そんな想いでライターをさせていただいています。
会社員としてバリバリ働いていた頃の私は、はたから見れば複数の転職を通じてキャリアチェンジやキャリアアップを重ねた成功者に見えたかもしれません。
やりがいや達成感はもちろんありましたが、常に120%の力を発揮し続けることによってのみ継続できる生活に疲れていました。
いつまでできるかわからないという不安と、この生活を続ける以外に生きる道はないのか?という絶望感で、未来に全く希望を見出せなくなっていました。
そんな中、かなり進んだ進行癌が発覚し、キャリアは中断。
生死の淵に立ち、入院、手術、抗がん剤治療と続く生活の中、自分と向き合う作業を丸2年に渡り重ねました。
その後、会社に戻るという選択をせず独立起業したものの、実働の対価としてお金をいただく働き方では、経済的にも時間的にも自由を得たいという自分が望む未来に近づいていく感じが持てませんでした。
そして私は再び、未来への希望を見出せなくなっていました。
そんな時、ブログを通じて、【賢者の知恵袋】編集長であるサトリさんのことを知り、論理的な文章に惹かれて読み進めていくうちに、ある時、「コンテンツ資産」という考え方があることを教えていただきました。
これだ!
これまで培ってきた知識や経験を人や社会に役立ててもらいながら、時間の自由を得ることができる道がある!
サトリさんを通じてそれまで想像できなかった新しい世界が見え、未来に希望を感じることができました。心に希望のあかりが灯ったのです。
その後、私は、自分にとってベストなネクストステップを模索する方のためのオンライン講座をつくり、そこから収益を得るということを実現することができました。
私に新たな世界を切り開く可能性を気づかせてくれたサトリさんは、その後も進化し続け、様々な知見をよりわかりやすく、無料のオンライン講座を通じて、より多くの人にそのメッセージをお届けするようになっています。
高い視座からの視点で物事を捉える抽象度を上げた説明と、現実的で具体的な作業レベルでの助言の両方をできる人はなかなかいないと思います。
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“人生の転機は吉兆?ステージIII 進行癌から生還した私のマインドセット” への2件のフィードバック