今年の抱負はもう考えた?抱負を考える前に理解すべきこと

どうも、サーファーのTakAです。

あなたはもう、今年の抱負は考えましたか?

今、このページを見てくれていると言うことは、新年の抱負をどうしようかと迷っているんじゃないでしょうか?

 

『抱負』って言葉、響きとしては結構ライトな感じがしますね。

案の定、毎年、年初めにサクッと抱負を決めて、サクッと忘れちゃってる人が大半だと思います。

でも、これって大げさな話ではなく、人生を無駄に過ごしちゃってる感が強いですね。

『抱負』を雑に決めると、本当に雑な一年になってしまいます。

 

この記事では、『抱負』を考える前に理解しておくべきことを、『7つの習慣』を取り上げながら丁寧に解説していきます。

『7つの習慣』の解説パートは、初見ではちょっと難しく感じるかもしれませんが、行きつ戻りつしながら、自分の中に落とし込んでみてください。

人生が変わる可能性があるくらい、必見の内容になってますので!

また、関連した内容の記事をこちらにまとめておきました。

関連記事:
【実績証明】『賢者の知恵袋』編集長サトリってどんな人?【2分でわかる】


関連記事:
欧米由来の『成果主義型』の考え方・生き方では幸せになれない理由


関連記事:
自己実現とは?人生の幸福度を高めるための鍵



関連記事:
習慣化とは潜在意識を味方につけること!習慣の力で成功する方法



併せて読むことで、この記事の内容もより、理解が深まり、自分の中に落とし込めるはずです。


ボリュームがあるので、この記事をまず、お気に入りやブックマークに追加してみてください。

興味のあるところ、必要だと感じるところからじっくり読んでみてください。


では、本題に入りますね。

今年の抱負を考える前に、、、

新しい年が明けると、友人や同僚の前で新年の抱負を述べたりする機会も多いと思います。

僕も日本に住んでいる時は、上司の主導でみんなの前で「新年の抱負」を述べたりしてましたね。

でも、どうでしょう?

その時に決めた抱負がどれだけ、その年を彩ったか?

答えは想像にお任せしますが、これって僕だけに当てはなることじゃないと思うんですよね。
 

あなたの抱負は、あなたが思い描いた理想へとちゃんと導いてくれていますか?

新年の抱負を正しく決めることができないと、1年を台無しにしかねません。

これってすごくもったいないと思いますね。

人生の時間は有限ですから。
 

なぜ、みんな抱負を正しく決めることができないんでしょうか?

それは、抱負について正しく理解できていないからです。


抱負の本来の意味については、こちらの記事をぜひ読んでみてください。

関連記事:
抱負の意味とは?目標やゴール設定との違いを理解しておこう
 

気づいてました?

実は僕らが抱負について考える時、無意識のうちに、人前で述べることを前提として抱負を考えてたりするということを。

そんなこんなで、ネット上には抱負に関する的外れな情報もちらほら・・・。

今年の抱負、新年の抱負が誤解されている

この記事を書くにあたって、抱負についてネットで調べてみました。

すると、『こういう抱負を語ると印象がいい』みたいな本質とズレた的外れな情報が出るわ出るわ・・・。

好印象を与える『抱負』の作り方」

「入社式で使える『抱負』のテンプレ20選」

「説得力のある『抱負』の例文集」

などなど。

言うまでもないことですが、抱負とは、他人からの印象や評価を得るために決めるものではありません。

他人の目を気にした抱負では、現実が大して変わらないのも当然ですね。

Google の基本方針は、「ユーザーを第一に考える(ユーザーファースト)」です。

つまり、ユーザーが満足するような記事だったりサイトだったりが、検索結果の上位表示されるようになっているんです。

その結果、こうした的外れな情報が検索上位に来るということは、こうした情報を求める人がたくさんいる、ということです。

これって、日本人の集合意識(大多数の人の考え)の現れと言うこともできます。


似たような言葉に『決意表明』があります。

これも検索結果を見てみると、ライトでインスタントな情報を求めている人が多いことがわかります。


参考記事:
決意表明を例文から作るのは危険?一度失った信頼を取り戻すのは大変

 

そもそも、日本人は自分で決断するのが苦手だったりするんですが、そういった国民性が、

「好印象を与えるための抱負」

「波風立てないような抱負」

「大して現実が変わらない抱負」

を量産する原因なようです。

なぜ日本人は、こんなにも主体性が低いんでしょうか?

日本人は元々目標を自分で決めるのが苦手

日本人は元々、自分を打ち出すということが、めちゃめちゃ苦手なんですよね~。

それもこれも、学校教育の弊害が大きな要因だと思ってます。

 

たとえば、受験のために解法を丸暗記する教育は『自分の頭で考える能力』を思いっきり奪うし、体育の時間にやらされた集団行動なんか戦時中の軍事教練そのものです。

これがどれだけ没個性的な人間を量産しているか、大人はもっと真剣に考えた方がいいと思いますね。

今、こうして海外に住んでみて、その日本の異常さが以前にも増して、異様な光景として感じられます。

 

こないだ、YouTube を見てると、どこかの小中学校の集団行動の動画が流れてきました。

「全体~止まれっ!」

(ザッザッ!)

「右向け~右!」

(ザッザッ!)

「全体~集合!」

「おー!!」

(ダダダダダー、ピタッ。)

小さい頃からこんなことやらされてたら、そりゃ~主体性も無くなりますって。

ホントに笑えないです。

 

僕が大学生の頃、新卒採用を巡って就活セミナーに出たりもしました。

そこでは、みんな同じ髪型、スーツにネクタイ、ワイシャツという同じような服装で、同じような当たり障りない発言ばかりするんです。

それを目にした僕は、

「あ~、オレもいよいよ奴隷船に乗り込むんだ」

と恐怖を感じたのを覚えています。

 

こんな感じで、「他人と同じであること」が美徳とされる風潮の中、自分で自分の目標を決めようとすると、どうしても集団から浮いてしまうんです。

ですので、『本当の自分』というのが、なるべく顔を出さないような思考パターンにどうしてもなっちゃうんですよね。

その結果、他人に目標を与えられることが必然的に多くなってきます。

そうなってくると、人生のゴールや幸せというものについて、真剣に考えるスキマすらなくなってきます。


関連記事:
目的と目標の違いとは?目標はあるけど目的がない人は成功できない


関連記事:
目標設定が上手い人と下手な人の違いとは?コーチング理論の理解が鍵

だから、主体的に決めるということが苦手なのも、まあ、わからなくもないですが、やっぱり自分で考えて、自分の人生を生きていきたいですよね?

そんなあなたにお伝えしたいのがこちら。

7つの習慣の第1~第3の習慣が重要

『7つの習慣』という本をご存知ですか?

スティーブン・コヴィー博士によって書かれた「自分の人生を幸せに生きていくための成功哲学」です。

世界40カ国以上で翻訳され、合計3000万部を超えるスーパーベストセラー。

世の中に掃いて捨てるほどある自己啓発書の中でも超横綱級、と言うか、これ一冊あれば、他の自己啓発書が不要になるくらいです。

あらゆる自己啓発書で語られていることは、辿っていけば『7つの習慣』由来だったりします。

すべての自己啓発関連書籍の一次情報は『7つの習慣』にある、と言っても言い過ぎじゃないですね。

そんなにサクッと読める本ではありませんが、ピンと来たなら、是非、手に取ってみてください。

 

この本には「人格主義の回復」って副題が付けられています。

何やらまた、仰々しいサブタイトルですが、要は、

「他人を変えようとするんじゃなくて、自分から変わりましょうね~」

と言っているんです。

本書では、これを『インサイド・アウト(内側から外側へ)』という言葉で説明していて、すべての習慣の根底にこの原則が流れています。

このインサイド・アウトの原則が、人生をコントロール可能なものにします。

他人を変えることはできなくても、自分を変えることはできますからね。

「思考は現実化する」という言葉にも表されているように、自分の内側からすべては始まるんです。


ちなみに、当ブログ【賢者の知恵袋】の編集長も、会社員時代30代に差し掛かる頃に、『7つの習慣』と出会い、人生の目標や抱負を設定し出したことがきっかけで、人生の展開が変わったそうです。


その辺りの経緯は、こちらの書籍で詳しく語られているので、参考にしてみてください。

[itemlink post_id=”3643″]

 

では、早速、全体像を見てみましょう。

『7つの習慣』は以下のように構成されています。

【私的成功】

・第1の習慣 主体性を発揮する

・第2の習慣 目的を持って始める

・第3の習慣 重要事項を優先する

【公的成功】

・第4の習慣 Win-Win を考える

・第5の習慣 理解してから理解される

・第6の習慣 相乗効果を発揮する

【再新再生】

・第7の習慣 刃を研ぐ

 

この項では、中でも最も重要な第1~第3の習慣にフォーカスしてみますね。

それではまずは、第一の習慣から!

主体性を発揮する

第一の習慣では、主体性を持つということを「人生を自らの責任において選択すること」と定義しています。

【 責任:responsibility 】です。

この言葉を分解すると、

response(反応する) + ability(能力)

となります。

つまり、責任というのは、「自分の反応を選び取る能力」ということができますね。

とは言え、「自分の反応を選び取る」と聞いても、大抵の人はピンとこないと思います。

 

例えば、僕らは日々、外部からのいろんな刺激を受けて生きています。

「朝起きたら雨で気が滅入った」

「恋人の何気ない一言にカチンときた」

「急いでるのに道が混んでてイライラした」

などなど。

最初の例で言うと、『雨が降っている』という刺激を受けて、即『気が滅入る』という反応をしていますが、実はこの時の反応って自分で選択可能なんですよね。

「雨によって気が滅入るかどうかはあなた次第」ってことです。

人は何らかの刺激があると、それに対してすぐに反応してしまいます。

【 刺激 → 反応 】

こんな感じです。

反応を選びとっている人はどうかというと、

【 刺激 →(スペース)→ 反応 】

刺激に対して即反応するんじゃなくて、一呼吸置いています。

反応する前に一呼吸置いて、その出来事を理性的に解釈してみることによって、自分がどんな反応をするか選択しているんです。

 

雨を見て、一瞬気がどよんとすることもあるかもしれません。

でも、その感情をすぐさまアウトプットするんじゃなくて、一呼吸置いて考えるんです。

「待てよ、いい機会だ。たまには家でカフェにでも行って本でも読むか。」

「うん、こんな日も悪くない。」

という解釈だってできるんです。

 

『雨』という現象には何の意味もありません。

そこにどういう意味を与えるかは、あなた次第なんです。

コヴィー博士も、

「自分の身に何が起こるかではなく、どう反応するかが重要なのだ」

と言っています。

これが「主体性を発揮する」ということです。

大多数の人にとって人生は、こうした『刺激に対する自動反応』によって展開していきます。

でも、これじゃあ、自分の人生をコントロールして生きていくことはできませんよね?

主体性を発揮して生きるということは、こうした奴隷状態から自分を解放して、理性の力によって人生をデザインしていくということなんです。

では、望む人生を自分でデザインしていくために、僕らはどこを目指して歩いていけばいいんでしょうか?

目的をもって始める(終わりを思い描くことから始める)

あなたは自分が死んだ時のことを想像できますか?

ちょっと無理やりにでも想像してみてください。

残された家族や友人、親戚、同僚、先輩、後輩といった生前、縁があった人たちが、あなたの葬儀に参列しています。

その人たちは、あなたの思い出について語り合っていますが、どんなことを話していると思いますか?

 

第二の習慣では、「終わりを思い描くことから始める」ことの重要性について説いています。

現代人のほとんどは、自分がどういった最期を迎えたいか、ということを考えることなしに生きています。

自分が向かいたい場所が不明確だと、どうしても漠然とした人生になってきます。

 

僕も目標を持たずに生きていた時期がありますけど、なんとな~く惰性で毎日を過ごしていたように思いますね。

逆に、自分の終わりを思い描くことができれば、自分の生き方がクリアになって、それにふさわしい選択をしていくことができます。

「終わりを思い描くなんて難しくね?」

って思われますか?

ここで最初の質問に戻ってみてほしいのですが、

「あなたの葬儀で家族・知人に語ってほしいこと」

を考えてみればいいんです。

ちょっと想像力のギアを入れてみると、案外、考えれそうな気がしませんか?

 

ちなみに、この「葬儀で家族・知人に語ってほしいこと」を明文化したものを『ミッションステートメント』と言います。

『ミッションステートメント』が作れれば、自分の価値観や生き方が明確になります。

自分の生き方が明確になったら、次にやることは何でしょう?

実行に移すことですね。

重要事項を優先する

あなたにとって優先すべき行動は何ですか?

僕らは日常的に、様々なタスクに追われています。

締め切り間近の資料の作成やメールの返信、会議や同僚との飲み会、などなど。

それらのタスクに追われていると、「人生にとって本当に重要なこと」というのを見逃しがちです。

そうならないためにも、以下の『時間管理マトリックス』に沿って、日々のタスクを細分化してみましょう。

【 ① 緊急かつ重要 】

・締め切り間近の資料作成

・クレーム対応

・危機や災害

・病気や事故

【 ② 緊急ではないが重要 】

・人間関係づくり

・エクササイズ

・勉強や自己啓発

・準備や計画

【 ③ 緊急だが重要ではない 】

・突然の来訪

・メールの返信

・無意味な会議

・飲み会

【 ④ 緊急でも重要でもない 】

・暇つぶし

・YouTube

・ゲーム

・待ち時間

あなたは何番に最も時間を使っていますか?

多くの人は①と③に最も多くの時間を割いています。

一種の緊急中毒ですね。

この領域は、常に何かに追われているようでストレスが溜まりやすかったりします。

そんな人は①③の緊急事項がひと段落するやいなや、すぐに③の領域に飛び込んで気分転換を測ろうとします。

そして、また次の日には①③に戻る、というループにハマっちゃってるパターンがほとんどですね。

 

でも、実は僕らが最も時間を投資すべき領域は『② 緊急ではないが重要』です。

この領域こそ理想の未来を創る鍵になるのですが、緊急でないが故に、「いつかやるだろう」とついつい後回しにしてしまいます。

惰性に流されちゃってるわけです。

そうなってくると、「いつか」はそうそうやってこないですね。

だから、僕らは主体性を発揮して「今、やるぞ!」と自分で決める必要があるのです。

主体性を発揮するとは自分で決めること

あなたは、主体性を持って行動することができていますか?

多くの人は、「主体的に考え、主体的に生きている」と思い込んでいます。

「いやいや、思い込みじゃねーよ!」

って言葉が聞こえてきそうですが、ちょっと考えてみてください。

 

たとえば、あなたは今、電車の中で本を読んでいて、目の前には大声を出してはしゃぎ回っている子供がいます。

あなたは読書に集中したいのに、その子供が気になって仕方ありません。

父親はどうしているかというと、注意するそぶりも見せず、我関せずといった感じです。

あなたは次第にイライラし始め、ついにはその親に

「少しは、注意したらどうですか?」

と不満を漏らすかもしれません。

その父親はあなたにこう説明します。

「すみません、一時間ほど前、妻が事故で亡くなったことを知らされました。今、子供を連れて病院へ向かう途中なんですが、何も考えられないんです」

これを聞いた後も、あなたのイライラは続くと思いますか?

おそらく、イライラはすっかり消えて、逆に「ああ、そういう事情があったのか。そこまで想像が及ばなかった」と反省の気持ちなんかが生まれるかもしれません。

 

いや、何も、「こういったシチュエーションでもイライラするな!」と言っているわけではないんですよ。

誰だって、不快な感情を抱くと思うし、中には怒りを覚える人もいるでしょう。

こういったネガティブな感情が生まれるのは、ごく自然なことです。

何が問題かって、外部刺激に対して自動的に生まれる感情に支配されているのが問題なのです。

言葉にするのは簡単ですが、できている人はほとんどいないんじゃないでしょうか?

僕らは日々、外部からのいろんな刺激を受けて生きていますが、主体性がないと、こうした外部刺激に対する自動反応に従って生きていくことになるんです。

言ってみれば、感情の奴隷になっちゃてるわけです。

主体性を発揮するには、「自分の反応を選び取る能力」は不可欠です。

 

かく言う僕も、かつては主体的に生きていると勘違いしていました。

10代の頃、ロックの影響を強く受けたんですけど、ロックの根源には反体制的な衝動があります。

ロックを愛好する少年にとって、反体制的であることはカッコイイことだったんですが、反体制的であるがゆえに、社会やシステムに対してネガティブな感情がやたら出てくるんです。

そいういったネガティブな感情に対して、ストレートに反応していたもんだから、だんだんと心を病んでいきました。

そして、しまいには「自分が苦しいのは社会のせいだ!」なんて思い込みを強化したりして。

今振り返ってみれば、「いやいや、それ、ぜ~んぶ自分で選んでるから!」ってツッコミたくなりますけどね。苦笑


『主体性を発揮する』は、第1の習慣になっていることからもお分かりの通り、7つの習慣の中でも土台となる、最も重要な習慣です。


その辺りのことを、【賢者の知恵袋】編集長が解説をしてるので、聴いてみてください。


過去と現在の受容と未来のゴール

 
また、理解を深めたい方はこちらの記事も併せて読んでみるといいでしょう。


参考記事:
コミュニケーションの神髄と『7つの習慣』に施された封印

主体性を発揮して生きるためには、自分でゴールを設定するのが最も効果的です。

事項で一年後の自分の姿(ゴール)の決め方を一緒に見ていきましょう!

目的:ゴール、1年後の自分の姿を自分で決める

新年の抱負を考える前に、1年後、どういう自分になっていたいのか決めてみましょう!

ポイントは以下の通りです。

▶︎1つ~2つに絞る

▶︎ワクワクじゃなくてもOK

▶︎できるだけ具体的に書く

それでは順に見ていきましょう。

 

▶︎1つ~2つに絞る

1年後の目標を決める時に、やってしまいがちなのが、「たくさん書きすぎ」ということです。

僕も経験あるんですが、勢い勇んで50個くらい描いてみたことがあるんですよね。

で、年末、それらをチェックしてみると・・・達成できていたのは、せいぜい3~4つほどでした。

しかも、本当に成し遂げたかったことが、ほとんど手付かずの状態。

敗因はなんだったかと言うと、ズバリ「欲張りすぎ!」です。

実は1年間って長いようで、けっこう短いです。

こないだ新年を迎えたばかりな気がするのに、気づいたら梅雨入り、上半期終了!なんて経験、あなたにもあるかと思います。

僕らが持っている、時間やエネルギーと言ったリソースは有限です。

欲張りすぎると、意識が分散されてエネルギーが乗らない、ってことが起こってきます。

なので、たくさん書き出してみて、その中で自分が最も重要だと思うものを1つか、多くても2つ選んで、そこにフォーカスしましょう!

 

▶︎ワクワクするものじゃなくてもOK。

よく、自己啓発書なんかでは、「目標はワクワクするものをセットしましょう」なんてことが語られてたりします。

そのおかげで、ワクワクに囚われちゃってる人も多いですが、実際のところ、それがワクワク系の目標かどうかってことは一切無視しちゃっても問題ないと思いますね。

例えば、あなたが今の仕事で大きなストレスを抱えていて、「脱サラしたい」って思ってたとします。

この『脱サラ』自体はワクワクするかと言うと、そうでもないと思うんですよね。

じゃあ、『脱サラ』は目標としてNGかと言うと、そんなことはありません。

と言うか、サラリーマンという生活は、時間やエネルギーという自分のリソースを奪いまくるので、『脱サラ』できると人生の自由度が上がる可能性って高いですよね?

ですので、「ワクワク系の目標」を選ぶのは、脱サラ後でも遅くはないです。

 

▶︎できるだけ具体的に書く

よく「家族と一緒に幸せに過ごす」なんていう、ふわ~っとした目標を設定する人がいますが、これじゃあ、具体的にどう行動していけばいいかわかりませんね。

ふわ~っとした目標設定をしているということは、「去年と同じような一年にしたい」って言っているのと同じです。

これでは設定する意味がないですね。

一年の目標は具体的、かつ現実的なものにしましょう!


目標:ゴールの設定を、精度を高めて行いたい方は、これらの講義も参考にしてみてください。

ゴールとは何か?

長期的なゴールの設定

1年後のゴールに関して



さあ、この辺で本題である『抱負』について見ていきましょう。

ゴールを実現するために抱負がある

新年の目標は決まりましたか?

新年の抱負を決めてもらう前に、一年後の自分の姿を決めてもらったわけですが、それは、「目標ありきの抱負」だからです。

そもそも、『目標』と『抱負』は別物です。

【目標】→ 具体的に達成すべきこと。ゴール。到達点。

【抱負】→ ゴールへ向けての決意や行動計画。

行き先が決まってなければ、行き方を決めることはできませんね。

僕もかつては、目標と抱負を混同していたクチなんですが、これらを明確に分けないと、頭の中がこんがらがってゴールへ向けてのエネルギーが失われてしまいます。

何か重要なことを決める時、言葉を正確に定義することって大切です。

ですので、『抱負』とは何なのかについてもう少し具体的に見ていきましょう。

抱負とは心に抱き、責任を負うこと

「多くの人は、無意識のうちに、人に見せること前提で抱負を決めている」と言いましたが、本来、抱負とは、自分の心の中に大事に抱くものであって、他人に見せるものではありません。

「これをやるのは自分の責任だ」と主体的に取り組むことで、『なりたい理想の自分の姿へと近づいていけるんです。

抱負と自分の憲法

第二の習慣で『ミッションステートメント』のお話をしました。

【 Mission:使命、任務、役目 】

それは自分が一生をかけて成し遂げたいこと。

簡単に言えば、ミッションステートメントとは、

・自分はどうありたいのか

・自分は何をしたいのか

・自分はどうなりたいのか

といった行動の指針を明文化した『自分の憲法』です。

抱負は『やること』を決めるもの。

自分の憲法は『行動の指針』や『自分とは何者か?』を規定するもの。

『抱負』と『自分の憲法』は似たようなところがありますね。

ここでは、あえて憲法という言葉を使っています。

そもそも憲法って何なんでしょうか?

自分の憲法は自分がどんな人間なのかを規定する

自分の憲法というものを、もう少し深掘りしてみましょう。

例えば、日本という国には『国民主権』『平和主義』などを明文化した憲法がありますよね。

これは「国民が自分たちで自分の国のことを決める国ですよ」とか、「もう戦争には参加しませんよ」ということを言葉によって規定しているわけです。

それと同じように、私はこういう人間ですよ、ということを言葉で表現しているのが自分の憲法です。

「自分のアイデンティティを明文化する」と表現してもいいですね。

自分の憲法を実際に作る時、あなたが使う言葉はイメージが湧きやすい言葉である必要があります。

 

僕の場合を、例として挙げてみますね。

僕の自分の憲法の一つに、

「ボヘミアンなサーファーとして生きていく」

というのがあります。

これは僕のブログのコンセプトにもなっているものです。

ボヘミアンという言葉には、「社会通念や固定観念に縛られずに、自由に生きていく人」と言う意味があり、かつ、ヒッピーカルチャーとも深い関係がます。

だから、カウンターカルチャーの影響を強く受けてきた僕にとって、イメージが湧きやすかったりします。

また、「サーファーとして生きていく」という言葉にも、健康、自然保護、調和、自由、といった背景メッセージがあります。

他人が見ると、「ボヘミアンなサーファーとして生きていく」という文章は、ちょっと意味不明だと思います。

でも、僕からすれば、そこには多くの意味が宿っていてエネルギーが高い文章になっているわけです。

 

とは言え、最初からエネルギーが高い文章を作るのは難しいかもしれません。

ですので、一度で完璧なものを仕上げようとするんじゃなくて、最初はたくさん作って、何度もリライトしながら精度を上げていくといいと思いますね。

ちょっと面倒くさいように感じるかもしれませんが、これをやるとやらないとでは、全然違った人生になってきます。

自分の憲法を明文化することで、自分が何を大事にしているのかということがはっきりするからです。

自分の憲法があるから重要事項がはっきりする

自分の憲法(ゴール)があれば、判断に迷うようなことに出くわした時、何を選択すればいいのかを決めるための指針になります。

憲法にはその人(国)にとって何が大事か、という優先すべき重要な事項が表現されているからです。

よく「自分軸」って言葉を耳にしますけど、これって、現在の自分とゴールを結んだ一本の線なんですよね。

自分軸がはっきりしていると、自分の行動がブレなくなってきます。


自分軸を持つ、ということは、人生の戦略を持つ、とも表現できます。

自分のゴールにとって重要なことを優先する

もうすでにお気づきかと思いますが、第一の習慣から第三の習慣までは、ステップバイステップで繋がっています。

「目的を持って始める」と、自分のゴールにとって重要なことが見えてきます。

あなたのゴールにとって重要なことは何でしょうか?

仕事終わりの飲み会はゴールにとって重要なことですか?

朝のジョギングは重要ですか?

残業は?

ひょっとしたら、重要かもしれませんね。

でもそれが、ゴールに紐づいてないものであるなら、切り捨てる必要があります。

これは「優先度のマネジメント」と言ってもいいですね。


これは、人生の戦略を意識する上でも重要なポイントになってきます。


関連記事:
戦略と戦術を人生レベルで持っていますか?【賢者の処世術】


関連記事:
処世術とは?意味を正確に理解し、上手に賢く生きる方法を解説


僕の場合、情報発信を始めたのは、2018年の2月頃なんですが、それ以降、毎日、こうしてブログやメルマガで文章を書き続けています。

仕事の休憩中も書いてるし、仕事が終わって夜中の12時に帰ってきても書いています。

かつては、運転中は大好きな音楽を聴いていましたが、今は音声セミナーでの学習時間です。

仕事中ですら音声セミナーで学習です。(これはナイショです。笑)

それらが将来的に「ボヘミアンなサーファー」であることを100%体現することに繋がるからです。

僕にとって情報発信とは何よりも優先すべき重要なことなんです。

重要事項を優先するための行動計画が抱負

抱負とは、1年後になりたい自分の姿があって、そこから逆算して、「どういうことをどういう風にやっていけば、そういう自分になれるのか?」という行動計画です。

「今年の抱負は、新規の顧客を120件開拓すること」で考えてみましょう。

前年度の新規顧客が80件だったとすると、同じやり方では当然、ゴールの達成はムリですよね?

やり方を根本から変える必要があります。

例えば、

・商品単価を上げる

・商品ラインナップを増やす

・SNSを使ってバイラル効果(口コミ)を狙う

・広告投資を増やす

・ターゲティングを変える

などなど。

その上で、

・半年後にどうなっている必要があるか

・3ヶ月後にどうなっている必要があるか

・一ヶ月でどうなる必要があるか

を考えていけば、具体的な行動プランが明確になっていきます。

この明確になった行動プランが『抱負』です。

正しく決めれば人生はいい方向に変わる

ここで語ってきたことを踏まえた上で、正しく『抱負』を決めてみてください。

色々と難しいことも話してきました。

特に『七つの習慣』の第一~第二の習慣を正しく理解できれば、一生ゴール設定に困ることはないばかりか、あなたが思い描くような理想の人生近づいていけるはずです。

大げさな話ではなく、あなたが理想に近づけば、波及効果で世界もそれだけ素晴らしいものに変わります。

あなたにとって、この1年が素晴らしいものであることを願っています。


関連記事:
抱負とは心に決めた行動計画であり、目標:ゴールを実現させるもの


関連記事:
新年の抱負の決め方をミスって1年を台無しにしないために

この記事のまとめ

この記事のまとめ
この記事のまとめ

最後にこの記事のポイントをまとめておきますね。

・『抱負を正しく決める』ことができないと、1年が台無しになる。

・ネット上に溢れる「入社式で使える『抱負』のテンプレ20選」等の誤った抱負の決め方を鵜呑みにしない

・自分がどう行動するかということを、自分の意思で選び取る

・自分で主体的決めることからすべては始まる

・ゴール設定をする緊急ではないけど、重要なことを優先的にやっていく

・一年後の自分の姿を1つ~2つに絞って具体的に書き出す

・自分はどんな人間なのか、という自分憲法を明文化する

・ゴールに向かうための行動計画が『抱負』

この記事で、あなたの新年が少しでも良いものになれば、嬉しく思います!



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

このブログの内容が役に立った、と感じた方は下のランキングバナーを押していただけるとうれしいです^ー^

 にほんブログ村 資格ブログ 自己啓発へ

本気で人生を変えたいあなたへ

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

賢者の知恵袋では、

「物事の本質を理解して、幸福を最大化させて生きていくための知恵」

を発信しています。
 

今でこそ、建設的な内容の発信をしていますが、かつての僕は、どちらかと言うと、社会不適合者の部類でした。

と言うのも、僕は10代~20代と、カウンターカルチャーの影響を強く受けていたので、「社会に対する反抗こそが美徳」という中二病的な信念を持っていたんです。

ちょっとイタい奴に見えるかもしれませんが、「社会通念や固定観念にとらわれずに生きてきた」という点においては、間違っていなかったとは思ってます。

とは言え、社会の在り方に「NO」を突きつけている僕が受け入れられる場所は当然、そんなに多くはなく、それ故、失敗もたくさんしてきました。
 

そんな僕が社会とうまくやっていけるようになったキッカケをくれたのが、このサイトの運営者であるサトリ(金山慶允)さんです。

サトリさんがネット上で無料公開しまくっている人生が根本から変わるレベルの情報は、僕の人生観を変えるのに十分すぎるくらいのインパクトを持っていました。

自分の価値観が変わって、新しい思考パターンが生まれ、世界に対する見方が変わって、新しい人間関係が生まれました。

「あー、人生ってこういう仕組みでできてるのね」

そう思いました。

そんなサトリさんが無料で提供する【サトリ式ビジネス講座】は、ビジネス以上のことが学べるビジネス講座です。

サトリさんが毎日、猫と遊んでばかりいるのに、一人で年間1億円以上も稼ぐことができているのも納得です。

下記のリンクから無料で登録できるので、是非!

特に『情報身体』という考え方には、唸ると思いますよ!!

サトリ式ビジネス講座