こんにちは。不動産営業マンであり、かつヒプノ・セラピストである長尾啓二と申します。
インターネットにある多くの記事の中から、この記事を訪問してくれたこと感謝致します。
本日この記事は「優柔不断とは短所ではなく思慮深さと向上心の表出だと考えよう」について述べてます。
もしかすると、ご自分が「優柔不断」について何とか改善していこうとお考えなのでしょうか?
「優柔不断」は一般的にはあまり良い意味ではとらえられてませんよね?
しかしです。
「優柔不断」には皆さんが知っていることとは、別の側面と要素があるのです。
この記事では
- 優柔不断とは何か?
- 優柔不断の本当の意味とは?
- 実は「思慮深さ」と向上心の表出という優れた才能でもある。
について書いてます。
とても多くの情報量を込めてます。
可能ならメモを取りながら、あるいはブックマークをして空き時間などを活用してお読みください。
そして読み終わった時には、あなたは優柔不断が持つ本当の意味と、機能が理解できるでしょう。
「優柔不断」を正しく理解すれば、大きな自信に繋がることになります。
自信を付けるための関連記事も参考にして下さい。
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本記事でも「優柔不断」を見直し、自信を付けることが出来ます。
それは優れた才能でもあることに気づくでしょう。
ぜひご一読下さい。
優柔不断とは短所なのか?
「優柔不断」と聞いたり、言われたりするとあまり良い印象がないでしょうね(苦笑)
特に男性の場合、好きな女性から「本当に優柔不断なんだから・・・」と言われたら立ち直れません(笑)。
そもそも優柔不断の正確な意味を見てみましょう。
気が弱く決断力に乏しいこと。
出典 コトバンク
また、そのさま。
「優柔不断な(の)態度」
優柔不断は短所か長所かと問われると、一般的には中々長所的な評価はもらえません。
関連記事:
優柔不断の意味を考察!短所だけでなく長所も知ること
これは「優柔不断」な本人というより、それを受け取る周りの評価が大きいのではないでしょうか?
- 中々決められない。
- 判断が遅い。
- すぐに判断が変わる。
- 悩む。
これを受け取る側としては、「イラっ」と来てしまうんですね。
私は即決型なんで来てしまいます。
ただ、この世には本当は長所も短所もないのです。
ある現象をどの方向から見るか、だけなんです。
例えばですが、気の強い人がここにいたとしましょう。
その氣の強さが長所か短所かは見方で変わります。
長所として「決断力のある人だ」と評価される時もあります。
短所として「粗暴な人だ。」と評価される時もあります。
優柔不断も同じことです。
そして「優柔不断」には優れた機能もあるのです。
それを知るために、「優柔不断」を普通のイメージから見ていきましょう。
優柔不断の一般のイメージ
ここでは「優柔不断」というものを正確に知るために、一般的なイメージを具体例から見て行きます。
- 「気が弱い」
- 「断れない」
- 「決断力がない」
- 「ウジウジしている」
この4例を事例として上げました。
先ほども書きましたね?
「優柔不断」は基本的にはあまり良い印象が持たれない状態です。
一般的なイメージから見て、私たち自身がどう感じることが多いのかを知ってみましょう。
そうすれば、「優柔不断」や「優柔不断」な人への真の理解が深まります。
気が弱い
「気が弱い」
あまり良い印象がないですね(笑)
具体的にはどのような状態かを見て行きましょう。
- 周りの反応を気にしてしまい、意見が言えない。
- トラブルが発生した時、オロオロとしてしまう。
- 周りに強く意見を言うひとがいると、小さくなってしまう。
このような状態になってないでしょうか?
気が強い人が見ると、こう感じるのでしょう。
「もっと自分の意見を言えばいいのに。」
「トラブルがあっても堂々と。」などなど。
他の項目でも同じになると思いますが、なぜもっと自分を出さないのか?と感じるのでしょう。
私の昔の職場で、後輩にあたる子がこういう感じでした。
よく言えば「控え目」でした。
気が弱い人のもつ特徴として、周りや他人に対し過剰に気にしてしまう傾向があるようです。
自分自身をあまり表に出さない傾向もあります。
集合写真などでも、絶対に前に出たりしないですよね?
自分自身を一歩引いて隠してしまう傾向があるようです。
だからその人自身の本音がちょっと分からないんですね。
断れない
「断れない」
これは一番事例として多いかも知れません。
- 嫌なのにPTAの役員頼まれた。
- 宴会嫌いなのに飲み会を断れない。
- 私の仕事じゃないのに、押し付けられて断れない。
- 私だって調子が悪いのに、代役を頼まれてしまった。
このことを周りの人はどう見ているでしょうか?
「悪いけど、引き受けてくれそうだ。」
「頼んでも、あまり怒らなそうだし・・」
こんな感じでしょうか?
実は断れない人の人間関係には少し特徴があると言われてます。
なんでも引き受けてしまうために、自分と他人との境界性が不明瞭になるらしいです。
このことが逆に親密な人間関係を結べない原因にもなるようです。
それは依頼する側、誘う側も無自覚ながら気づいているようです。
ですからどうしてもその人を「軽く」みてしまう傾向があります。
私の知人の息子さんが、まさにそんな感じです。
飲み会とは行きたくないのに、断れない。
仕事を頼まれることが多い。
でもあまり大切にされていない。
この例でもそうですが人間関係が一方的になりがちなようです。
そして互いを理解しようとしなくなるようです。
頼む側からすると、勝手に分かってくれるだろうとも思ってるでしょう。
決断力がない
「決断力がない」
これは先ほどの「断れない」ことと内容が重複するようです。
正に「断(た)つ」という字がそれを暗示してくれてます。
決断の元々の意味は決して、断つです。
決めたからには、他のものを全て断つ、関係を切る。
判断よりももっと強い意味が込められています。
- 服を買うのに、いつまでも迷っている。
- 今、京都に行くって決めたのに、やはり奈良にいこうかと変わる。
- お昼ご飯を買いにコンビニ行っても、どれを食べるか中々決まらない。
これは周りの人はどう感じるでしょう?
待たされている感じがするんですね。
「いつまでかかってるんだ!」と怒る人も出現します。
私事ですが、30年くらい前ですが、友人である女性がそうでした。
ご飯を食べるのに、選ぶだけでえらい時間がかかる。
こっちもついイライラしてしまいました。
これはまだ女性だからいいんですが、男性だったら大変ですね(笑)。
「優柔不断な彼氏」という質問や相談ってネットでも多いようです。
今思えば決めてしまうことに抵抗があったのかも知れません。
いわゆる「断つ」ということが苦手なのだろうと推測します。
また、もっと良いのがあるのでは?とも思ってたのかも知れません。
ウジウジしている
「ウジウジ」している人も、優柔不断な類(たぐい)と見られるでしょう。
改めて見ると、面白い言葉ですね。
ウジウジ (スル)
出典 コトバンク
気おくれしたり決断がつかなかったりして、はっきりした態度をとらないさま。
ぐずぐず。
「うじうじ(と)して気に病む性分」
ウジウジした状態とは
- 立ち直れない
- いつまでも氣にする
- 悩むなどが見られます。
この「ウジウジ」は女性より男性が多いと言われているらしいです。
脳の使い方の違いが原因と言われてるそうです。
ウジウジしてしまうのは「過去」に囚われ、未来に不安を抱く心理状態であるという見解もあるようです。
(中略)
出展 T.SCHOOL モテたいなら「うじうじ」を卒業すべし。男は皆ウジウジしがち。
「うじうじしてる状態」っていうのは、過去の後悔とか未来の漠然とした不安にずっと囚われている状態であるということ
(以下省略)
これは確かそうだと思います。
これも昔の話です。
私がいた職場の、となりの男性係長がまさに「ウジウジ」君でした(笑)。
恋愛とか恋人なら愚痴で許されそうですが、こと仕事となると本当に支障をきたして困ったことがあります。
ただ、今思えば、それは何とかしたいという現れだったのかも知れませんが。
優柔不断の真の意味
ここまで優柔不断の特徴である、4つの事例を見てきました。
確かにあまり良いイメージわかないですね(苦笑)
これらの事例だけ見ると「短所」だけのような気もします。
しかしこれは少し違います。
優柔不断という事実だけを見てみましょう。
短所が見えるということは、長所も必ず見えます。
そこをジャッジしないんです。
そうすれば、優柔不断の真意が見えてきます。
そもそも優柔不断が持つもう一つの意味をご存じですか?
尚、優柔には「優しくものやわらか」という良い意味があり、不断には「絶え間なく続く」という意味もある。
出典 四字熟語図書館
柔は矛(ほこ)+木から成り、矛の柄にする弾力のある木のことから「曲げても折れないしなやかさ」を意味する。
断は本来は「斷」と書き、四つの幺(細い生糸)を一で分断して斤(おの)でたちきる様を描いたもの。
よって、ずばりとたちきる、ぱったりとなくなるなどの意味となる。
引用が少し長くなりました。
でも大切であり、皆様に知って欲しいことです。
「優柔不断」には「絶え間なく続く、優しくもの柔らか」という意味も込められているのです。
少し意外だったでしょうか?
どんな物事にも短所と長所はあります。
実はそれは見る方向を変えて、私たちがジャッジしているだけなのです。
ですから本来、短所と長所は同じものです。
この真の意味を頭において、再度「優柔不断」を見て行きましょう。
「優柔不断」の真の力が見えてきますよ。
気が弱い ⇒ 優しい
「気が弱い」人の反応は次のようなものでした。
- 周りの反応を気にしてしまい、意見が言えない。
- トラブルが発生した時、オロオロとしてしまう。
- 周りに強く意見を言う人がいると、小さくなってしまう。
「気が弱く」なる原因は育てられ方だとも言われています。
子供の頃どれぐらい「ありのままで生きられたか」ということで、その人の心の強さ、気の強さは決まってくる。
出典 「日常で役立つ心理学」
こう見ると不自由さの中で生きてきたからだとも言えるでしょう。
しかし短所と長所は同じものを違う面から見ているだけです。
気の弱さがもたらす良い面は、相手や周りに対して気遣って上げられる点です。
自分が一歩引くことで、相手を立てて上げる。
謙譲の精神とも言えます。
それは「優しさ」となって現れるのです。
まさしく「優柔」なのです。
突然ですが「鉄」よりも「鋼(はがね)」の方が「強い」ことをご存じですか?
「鉄」は硬いのですが、衝撃に弱く折れやすい。
しかし「鋼(はがね)」は柔らかくしなやかです。
これは「心」もそうなのです。
「気の強い」人は大きな問題に直面すると、折れてしまう時がある。
しかし「気の弱さ」を優しさだと気付いた「人」は、それまでの経験から柔軟に対応できます。
「人」に対して「憂う」ことが出来るからです。
断れない ⇒ 共感力がある
「断れない」
こういう人の特徴はこんな感じでしたね。
- 嫌なのにPTAの役員頼まれた。
- 宴会嫌いなのに飲み会を断れない。
- 私の仕事じゃないのに、押し付けられて断れない。
- 私だって調子が悪いのに、代役を頼まれてしまった。
こういうケースですね。
ではなぜ断れないのんでしょう。
気が小さいとか気が弱いという理由もあります。
しかし相手のことを考えてというケースもかなりあるのです。
自己犠牲の強い人です。
自己犠牲とは「自分を抑えて他人のために、時間や労力、時には命まで捧げる」行為です。
こういう方は相手の気持ちや立場を、「さっ」と感じ取る能力があります。
これを「共感力」と呼びます。
またはメンタライジングとも言います。
「共感力」とは「相手の感情を読み取る力」です。
そしてメンタライジングとは「相手の心的状態を理解、推測する能力」です。
相手が困っている。
相手が悩んでいる。
それを自分のことのように「共感」してしまうのです。
よってそれが自己犠牲となり、相手のためにしてあげるということになります。
これは優れた能力と言えるでしょう。
決断力がない ⇒ 思慮深い
「決断力がない」方の事例はこのようなものでした。
- 服を買うのに、いつまでも迷っている。
- 今、京都に行くって決めたのに、やはり奈良にいこうかと変わる。
- お昼ご飯を買いにコンビニ行っても、どれを食べるか中々決まらない。
一旦決めはするのですが、「断て」ないのです。
これは短所ですが、別の面から見れば「長所」でもあり、能力となります。
「決断しない人」にも特徴があります。
リスクに敏感であること。
失敗しない方法を考えること。
「決断しない人」は最高の結果や、大成功を収めるより、常に安全策をとる傾向が見えます。
そのためあらゆる可能性を検証します。
例えば服を買うにしても、コストやコーディネイトのつり合いなど。
旅行でも京都と奈良のメリット・デメリットを考えます。
あらゆる可能性を考えて「リスクが少なく」「失敗しない」策をとろうとするのです。
こういう方を思慮深いと言います。
即決は確かに出来ません。
しかし極力みなを安全な方向へ導こうとします。
少し後ろ向きではありますが、リスク回避という点では秀でた能力です。
しかも、これは間違えないという向上心の現れでもあります。
ウジウジしている ⇒ 向上心がある
「ウジウジ」している人はこんな感じでしたね。
- 立ち直れない
- いつまでも氣にする
- 悩むなど。
ウジウジする原因として過去の後悔と未来への不安が交錯しているからです。
これは短所ですが、もちろん長所もあります。
そして能力にもなります。
「気にする」「悩む」など過去への執着が見受けられますが、これを解消したいという意思もあるのです。
そして現状を変えたいという葛藤です。
これは向上を目指しているのです。
だから執着するとも言えます。
未来への不安も、自分がどうあるべきかを考えているのです。
またこのことは「決断しない」ことにもリンクします。
リスクを最小限にするために考えていると言えるのです。
こういう人は「向上心」があると言えます。
実は現状に満足しているようでは「向上心」があるとは言えないのです。
向上心
出典 コトバンク
現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの、より高いものを目ざして努力する心。
「向上心に欠ける」
確かに向上心が高いとは言えません。
しかし少なくとも現状には満足していないなら「向上心」があると言えます。
どのように表に出すかで印象が変わる
さて、これまでで「優柔不断」というものを見てきましたね。
一般的には短所としてみられがちな「優柔不断」。
しかし本来のものが持つ、もう一つの意味を知れば、見方が変わります。
「優柔不断」には「絶え間なく続く、優しくもの柔らか」という意味も込められていました。
「優柔不断」で悩んでいるならば、この事実も受け容れましょう。
実は優柔不断はしなやかで強い部分も持ち合わせているのです。
要はそれをどう「表」に出すかで、受けた側の印象が変わるんです。
例えばです。
気の弱い人は優しさの面もお持ちです。
その優しさを少しだけ前に出してみましょう。
相手に譲る時など、軽く、ほんの軽く会釈するだけで印象は変わります。
譲ることがその方の「意思」であると映るからです。
断れない人も、共感力が高いのですから、相手の気持ちはわかっているのです。
一言「大変お忙しいのですね。」などを添えるだけ。
それで相手に与える印象はまるで変わります。
「気遣いの人」と映るでしょう。
同じことをしていても、出し方一つで印象はまるで変わります。
これはある意味、日常の「演出」でもあるんです。
性格は変えずとも優柔不断は克服できる
「優柔不断」っていやだな・・・・・
気が小さくて嫌になる・・・・
断れない自分が嫌いだ・・・・
そんな風に思っているかも知れませんね。
そんな風に感じるのは、「優柔不断」の中にネガティブな要素だけを見ているからです。
「優柔不断」が性格だとしたら、それを変えることが出来るでしょうか?
気が小さい。
断れない。
決断が出来ない。
ウジウジする。
これを性格だとします。
気が強い。
いつでも断れる。
即決できる。
堂々としている。
そんな風に変われるでしょうか?
まずすぐには無理です。
またそれをしようとすると莫大な時間とエネルギーが必要ですね。
性格の形成には多くの説があります。
環境
遺伝。
習慣。
これらが主たるものでしょう。
これらを変えようと思うと、まず住む場所から変えねばなりません(苦笑)。
もちろんそんなことをせずとも良いのです。
ようは「克服」することが出来るかどうかです。
先ほども述べましたが、見方を変えればそれは「長所」です。
そして能力でもあるのです。
優柔不断は「優しく」「共感力が高く」「思慮深く」「向上心がある」状態でもあります。
それもまた真実です。
それを押さえた上で、どうあるべきかを見て行きます。
心の中では存分に迷ってウジウジしていい
決断が出来ないと悩んでしまっているかも知れません。
ウジウジしてしまっているかも知れません。
それはあなたの心の中でしていることです。
これは十分にしていいのです。
迷っている。
ウジウジしている。
確かに欠点に見えますが、これは熟考しているとも言えるのです。
自分は深く、長く考える人間なんだと思って下さい。
これは決して慰めではありません。
「優柔不断」を欠点として捉えることの一つに「遅さ」があります。
「優柔不断」の対義語に「即断即決」があります。
「即断即決」の意味は、「間髪を入れずに決断を下すこと」ですね。
確かにこれは「速い」。
そしてなんか切れ者に見えるじゃないですか?(笑)
しかしです。
「即断即決」が正しい答えや結果を出すとは限りません。
間違えていれば「ただのおっちょこちょい」なんです。
また「即断即決」で悩んでいる人もいるんです。
「優柔不断」は「考える時間が長い」「熟考している。」ととらえて下さい。
迷ったときに何を優先するのかのルールだけ決める
どうしても悩むのが辛い。
あるいは「優柔不断」をポシティブにとらえたいとお考えならば一つコツがあります。
優先順位を決めるのです。
実はどんな人でも、ほぼ100%の人が優柔不断になる場面があります。
なんだと思います?
家を買う時です。
私、不動産営業が今もメインの仕事です。
そりゃ毎回毎回「優柔不断」な方々と接してます(笑)。
でもそれを決して「悪い」とは思ってません。
何千万もお金が動くのです。
普通の一個人が動かすお金としては生涯最大でしょう。
そりゃ悩むし、決断できませんって(笑)。
即決したら頭おかしい(笑)
自分でいうのもあれですが、私はそこそこ営業成績良いほうです。
ではすごく悩んでいる客を前に私はどうやって契約まで導くのでしょう?
それは優先順位を話合うのです。
例えば若いお客がいたとします。
家を探すのにどういう優先順位になるでしょうか?を話合います。
それは駅からの近さか?価格なのか?間取りなのか?立地なのか?
お客様は家の買い方が分かません。
買い方が分からないのは、自分たちが何を優先すべきかが見えてないんです。
よって「優柔不断」な対応になるのです。
自分(客)たちの本当の好みを聞き出します。
ヒアリング徹底です。
そして自分たちが気づいた「優先順位」を付けていくのです。
これは自分が悩んだ時の参考になります。
何を優先するのか?
交友関係か?
家族なのか?
お金なのか?
自分のルールを決めておけば、決断がしやすくなります。
決めるのに悩もうと悩むまいと結果は変わらない
人間は何かを決めるときにどうやって決めているでしょうか?
実はこれについては「心理学」と「行動経済学」である程度判明しています。
人間はものを決めるとき、二つのシステムで決めているのです。
自動的で処理が速い、直感的な「システム1」。
意識的で処理の遅い、理論的な「システム2」で判断するという理論です。
(参考記事) 2つの思考モード(システム1・システム2)
例えばスーパーでパンを買うとしましょう。
カレーパンを選んだとします。
この時どう思考してるでしょうか?
まずシステム1で、アンパンでなくカレーパンを選んでいます。
これは人間の意識における潜在意識と呼ばれる領域での判断です。
潜在意識はあなたが生まれてから今までの記憶の貯蔵庫だと考えて下さい。
過去の好みの中から直感的に選ぶのです。
ほぼ無意識に選びます。
そして次にシステム2が動きます。
カレーパンを選んだ理由を考えているのです。
「子供が好きだから。」
「今の財布の持ち金から考えて。」
「特売していたから。」などです。
システム2は意識的に、系列的に考えて行きます。
人が物事を決めるときはこのように動くと現在考えられています。
要するにシステム1で選んだものに対して、合理性や理屈をつけてるんです。
となるとです。
実は悩んでいると思っているのは「システム2」が稼働している時ですね。
本当はどうしたいかは「システム1」で決まっているのです。
要するにシステム1でどうするかは決定されているので、悩んでもそうでなくても結果は変わらないのです。
「優柔不断」というのはこのシステム2での働く時間が長いことを指します。
実は熟考しているのであり、思慮が深いのです。
逆に決断が速い方はこのシステム2の速度が速いのです。
そこで選んだものが正しいかどうかを判断するのがシステム2なのです。
ですからシステム2での思考が長いというのは、システム1で直感で選んだものをよく吟味しているんですよ。
直感に頼らず、最善の策をとる。
「優柔不断」とは思慮深く、向上心があるのです。
この記事のまとめ
ここまでお読み頂き、本当にありがとうございました。
優柔不断についての見方が、少し変わってもらえたのではないでしょうか?
長くなりましたので、ここでまとめをします。
- 優柔不断は短所に見える場合が多い。
- しかし優柔不断には「絶え間なく続く、優しくもの柔らか」という意味もある。
- 気が弱いのは他人を立てる優しさからくるもの。
- 断れなさは、他人の立場への共感力の高さ。
- 決断力がないと見えるのは思慮深さから来る。
- ウジウジしているのは、現状を打破する向上心の現れ。
- 優柔不断も相手に一言添えるなどすると、品格の高さとなる。
- 「優柔不断」は熟考していることでもあるので、悩んでいい。
- 迷った時は優先順位やルールを予め決めておく。
- 悩もうが悩むまいが、脳の働きとして実は見た瞬間に決定している。
- 「優柔不断」とは、脳の働きにある「システム2」で熟考している状態であり、直感で選んだものを吟味している。
- 「システム2」の脳の動きを見れば、「優柔不断」が思慮深く、向上心の発露であることが証明される。
いかがでしたでしょうか?
「優柔不断」は実は別の面から見れば、優れた才能や思慮深さでもあるのです。
それを一所懸命解説しました。
だから文書量・情報量がとても多くなりました。
できましたら、ブックマークをして、空き時間などを活用し、その都度読んでいただくことをお勧めします。
また、できれば数回読み返して下さい。
この記事が優柔不断で悩んでいた方の、解決となればとても嬉しく思います。
皆様のお力になれることを願い、筆を置きます
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログの内容が役に立った、と感じた方は下のランキングバナーを押していただけるとうれしいです^ー^
本気で人生を変えたいあなたへ
【賢者の知恵袋】は 自己啓発・自己開発を目指しながら、今までそれがなかなかうまく出来なかった、あるいは途中で挫折したけど、今もまだくすぶっている方に向けて発信しています。
そして今度こそ目に見える成果を出して、自分自身が喜びに満ち溢れたい。
そんなあなたのために書かれているブログです。
今回あなたは、「優柔不断」とは一体なんなのか?それを克服する方法があるのかについて興味をお持ちになったのですよね?
それを知ることで、自分自身が置かれている問題を解決できると考えられたんですよね。
だから分かります。
私の場合、自分の在り方を変えたくて、もっと自由で束縛のない人生を歩みたくて、自己啓発本を読んだり、自己啓発に関するセミナーなど受講しまくっていた時期があります。
松下幸之助さん、稲盛和夫さん、斎藤一人さんなど有名どころや、アドラー心理学、D・カーネギーなども読んだけど、現実は全く変わらない。
そんな中、Facebookで偶然に流れてきた記事がありました。
【左脳系スピリチュアル】
それがサトリさん(金山慶允さん)の記事だったのです。
サトリさんの自己啓発の魅力は、実践的なのはもちろんですが、「行動」に重きをおき そして具体的な行動の「やり方」を「科学的」に教えてくれるところです。
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