こんにちは、フォトグラファー ハベンです。
「自分がきらいなんです、どうしたら自分が好きになれるでしょう」
そんな悩みがネット上にはよくみられます。
自分を好きになりたいのに、どうしても自分自身を好きになることができないし、人にも心の余裕を持って対応できない。。。と感じる方がいるかもしれませんね。
実は、自己肯定感が低かったり、プライドが高いと、あなたの周りの人間関係は息苦しいものになってしまいます。
どうすればその状態を改善できるのか?
知りたくありませんか?
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併せて読めば、この記事で解説していることが、より深く落とし込まれます。
全体的にボリュームがあるので、必要に応じて、このページをお気に入りやブックマークに追加してください。
あなたの興味・関心のあるところをじっくり読んでみてくださいね。
では、本題に入っていきます。
自己肯定感が低い日本人
現代の日本人は、かなりの割合で自己肯定感が低いと言われています。
また、そのことで悩む人も多いです。
主に学校などの教育の現場で、「良い子でないと見捨てるぞ」という意図を案に感じさせるような言動が見られることと関係があるのではと言われています。
例えば、良い子であるのと引き換えに親の愛情を得られる、先生に認められるという感覚を子供たちが持ってしまうことは、よくあることです。
「良い子にしていたら、お菓子を買ってあげよう」というようなものですね。
見捨てられる不安から、自由に表現したり、思ったことを言えずに我慢してしまう。
良い子を我慢しすぎると、不登校などの問題を起こしたりします。
また、些細なことから、我慢の糸が切れて文字通り「キレる」子供が問題になったりします。
言葉で自分の行動が制御できない状態になってしまうと、正しく欲求を表現することを学び直すことは、とても難しくなってしまいます。
自己肯定感とは?
自己肯定感とは自己価値に関する感覚です。
自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まります。
それは、何ができるか、何を持っているか、人と比べて優れているかどうかで自分を評価するのではありません。
そのままの自分を認める感覚であり、「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在」だと思えるあなたの心の状態が土台となります。
自分は大切にするが、相手や周りは、あまり気にかけない、というのとも違います。
自分の価値は認めるが、相手の価値は認められない、どちらかというと自分さえよければいいと身勝手な思考、行動をとりやすい傾向の人は「自己肯定感」が高いとは言えません。
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自己肯定感が高いと、今の自分に妥協して成長を止めたり、傲慢になることではなく、どんな自分であっても、今の自分を受け入れることができます。
恐れや不安や自己否定からではない、安心感をベースにした真の意欲とともに、前に進む力を与えてくれるものです。
自己肯定感が低い原因とは?
ありのままを受け入れられるようになる前に、いろいろな原因で、どういうわけか、自分らしさがわからなくなってしまう。
私は、いじめにあったとき
「誰も味方なんていない。自分なんて、消えてしまいたい いじめられる自分は嫌いだ」
と思った経験があります。
自己肯定感が低くなってしまうのは、ほかにもたくさんあります。
どんなことが原因になるのでしょうか?
何らかの虐待を受けた経験がある
例えば、自分の存在に対する自信(安心)が全く持てず、こんな私なんて、行きていても仕方ない、と自殺まで考える。
それはなぜなのでしょうか。
実は小さい頃の親子関係、人間関係から影響を受けていることが多いです。
小さい頃は、子供にとって親は、絶対的な存在で、安心感を与えてくれ、本当は、優しい人なんだ、愛情のある人なんだ、と思いたい存在です。
「子どもは『助けて』って言えないんですよね。虐待されている本人は、いつだって自分が悪いと思っているし、親が正しいと思っているから」
1980年代のアメリカで、あらゆる精神的疾病や犯罪行動の影に親からの虐待があるとするセラピストが多数出現しました。
最終的には個人のこころの傷が原因である、ということを特徴とするポップサイコロジー(大衆心理学)が盛んになったので生まれた考え方です。
それが日本では90年代に広まりました。
承認欲求が満たされる機会が少なかった
また、1990年代に入って、日本では「ネアカ」「ネクラ」という言葉が流行し、ネクラはいけないことのように言われるようになりました。
ここで対人関係におけるコミュニケーションが個人の価値を決めるように捉える人が増え始め、他人からの承認が欲しくなるような風潮が出て来たように感じます。
本来の自分の性格を嫌って捨てることがよくあります。
ネガティブはダメだから捨てよう、出来ない自分はダメだから克服しよう、と考えて、足りない部分を埋めようとします。
そうやって、ネガティブや出来ない自分を切り捨てて、ポジティブで優しく何でもできる自分になろうとします。
この時に、捨ててしまった部分が心の穴となります。
しかし、「元々捨てたあなたの性格の一部」という穴の形と「承認」の形は異なるため、いくら他人からの承認を外から持って来ても、心の穴は埋まることがないのです。
選択の自由を行使する機会が少なかった
自分の意見や行動を選択する自由があるという認識を持っています。
心理学には、説得的コミュニケーションに関する研究があるそうです。
ある説得メッセージを受けた人が「自由を行使する事への圧力」だと認識すると心理的な反発が強まり、意見や行動が変わらないばかりか、逆の行動をとるようになるといった研究結果が得られています。
親に勉強しなさい、と言われても、子供は、なかなかしないという心理の理屈がこれのようです。
しつけは、ある意味、子供に「こうしなさい」という説得の面を持っています。
ですので、自由意志を脅かされると、反発心を持ちます。
子供に反抗するだけの力がない場合、それでしぶしぶ服従することもあります。
しかしながら、自分で判断した結果どうなったかの経験が無いため、体感で理解することが少なく、自信を持てないケースもあります。
完璧な育児はありませんが、子供に判断させるという場面も、自己肯定感を育むためには必要な経験となります。
満たされて過保護に育てられた
過保護というと、どんなことが考えられるでしょうか?
親子関係で起こりやすいです。
不快感を示す事に過度に同情し避けさせる。
子供が失敗しないようにあなたの前に立ちはだかる障害物を、先に取り除いてくれるような言動ですね。
例えば、子供が教師や近所の大人に些細なことで注意を受けると過剰に反応し、親が注意をした教師や大人に猛然と抗議していたりします。
子供が望むことを好き放題させる。
欲しいと言ったものはなんでも買い与えたり、子供自身がすべきことまで親がやってあげたりすることも、当てはまりますね。
それはとても快適な状態です。
親の言う通りにしていれば、間違いないと、子供も一種の思考停止の状態に陥ってしまいます。
子供は親に嫌われたくないので、自分の気持ちよりも親の気持ちを優先することもあります。
しかし、そのまま育ってしまうと、大きくなった子供は
「自己中心的で苦労知らず」、
「親任せで自分の意思が無い」、
「親抜きでは自分の意見を言えない」と言われ、
子供の評価や人間関係に多くの悪影響を及ぼします。
また、たとえ子供が自分から口にした意見であっても、誰からも信用されなくなり、親の言い分の方だけが「本音」として聞き入れられてしまう環境になりがちです。
子供が明確な反抗の意思を示しても、「これだけよくしているのに、親不孝者」と、かえって親の味方を増やすような周囲の雰囲気があったりします。
これも、子供自身の判断ができない状態なので、自己肯定感は低くなってしまいます。
そして、「自分が良ければ後は知らない」という身勝手な人間に育ち、イジメを行ったり欲望を抑えられない為に不良行為に手を染めるケースもあります。
また独立して家庭を持っても、家族にモラルハラスメント、ドメスティックバイオレンスなどを行い、過保護がかえって本人の為にならない結果となる事が多くなります。
日本社会に蔓延する病巣
日本人の自己肯定感の低さは、内閣府の調査によると、自分が役に立たないと感じる自己有用感(自己効力感)の低さが関わっているとされています。
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自己効力感とは、簡単にモチベーションを高め、成功する鍵となるもの
ネット上を見ても、
「私はどうしても自己肯定感を高めることができません。
今、高めるための本を読んでいますが……そのとおりにやってもできないし、ますます自己肯定感が低くなって、苦しいんです」
という悩みがあるほど、日本の中の社会構造や周りの人の関わりで、自己肯定感の低さを感じて悩む人があちこちに見受けられます。
大人になっても、あなたが子供の頃、経験した親子関係や、その学びから、さまざまな生きづらさを生んでしまっているように見えます。
とても根深い病巣ですよね。
それは、恋愛における人間関係、健康面にまで及びます。
では、その自己価値観が低いことでどんな弊害が起こるのでしょうか?
内閣府 特集1 日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~
自己肯定感が低いと恋愛に苦労する
自己肯定感が低いと、「私なんかに彼氏ができても、すぐ嫌われる。」などのネガティブな考えになりがちです。
何も始まっていないうちから不要な心配に頭を悩ませてしまいます。
また、嫌われたくない一心で恋人に合わせる傾向があります。
自分の気持ちを押し殺してストレスがかかってしまうのにも関わらず、何でも恋人に合わせてしまいます。
そして、相手からは「都合の良い人」として認定されてしまいます。
身を削ってまで相手に合わせても、何もいいことは生まれませんが、いざ当事者になると、そう言う行動をとってしまいがちです。
自己肯定感が低い人は不安感が強いです。
それを感じたくないので、少しでも自分をほめてくれた相手や受け止めてくれた相手に対して、過剰に依存してしまいがちです。
認めてくれると、そのときは満たされた気になるのですが、しばらくすると、元々持っている不安感が次々と、新たな心配事を作り出します。
そして、1日に何十回もLINEをしたり、毎日電話をしないと情緒が不安定になったり、相手を困らせてしまうパターンも多くなります。
相手の好意を素直に受け容れられない
自己肯定感が低いと、程度の大小はあるかもしれませんが、
「好きな人ができても、その人から好意を向けられると気持ち悪くなってしまう」
「私みたいなダメ人間を好きになるなんて、この人はおかしいんじゃないのか」
というような感情が起きることがあります。
「蛙化現象」と呼ばれるそうです。
名前は、グリム童話から来ています。
男性なのに、例えて言えば蛙のように見えてしまうと言う感覚です。
<かえるの王さま の物語のあらすじ>
ある国の王女が、泉に金の鞠を落としてしまいました。
そこへカエルが現れ、
「自分を王女様のお友達にしてくれ、隣に座って同じ皿から食事を取って、あなたのベッドで寝かせてくれるのなら、池に落とした金の鞠を拾ってきてあげよう」
と申し出ます。
王女は鞠を取り戻したい一心で、その条件をのみました。
しかし、王女は鞠を取り返すと約束を破ってカエルを置いて帰ってしまいます。
王女が家族と夕食を取っている最中、カエルが城に現れて王女に約束を守るように要求。
王は王女から事の次第を訊き、交わした約束を守るように命じます。
王女が嫌々ながらもカエルと一緒に夕食をとった後、カエルは王女のベッドでの同衾を要求します。
王女は恐怖と嫌悪から泣きながら拒むが、王の命令によって寝室へ行くこととなりました。
事の成り行きに腹を立てた王女は、カエルを掴み、寝室の壁に叩きつけます。
そのおかげでカエルの魔法が解け、立派な王子に戻ります。
まもなく二人は仲良くなり、幸福な結婚をしました。
(wikipedia)
この心理には、
・自分に自信がなさすぎる
つまり、自分のことが好きでなく自己尊重が強い女性は、男性から好意を持たれたときに
『好きになってくれるのはうれしいけれど、私にはそんな価値はない、この人は本当の私をわかってくれていない・・・』
と無意識に考えてしまいます。
・自分に好意を持った相手を見下してしまう
本来であれば、片思いの相手が自分を好きになってくれれば彼氏彼女の恋愛関係に発展することになるのですが、
『こんな自分を好きになる男の人は見る目がない、ろくでもない男』
と判断し、男性にアプローチされて好意を確信した途端に、相手の男性を素敵だと感じなくなったり、尊敬できなくなってしまいます。
どちらも自分を肯定できていないところからきています。
自信がないので相手を試す態度をとってしまう
相手を試してしまうのは、「見捨てられ不安」を持つ人という特徴があります。
見捨てられ不安は、「気持ちが不安」になってしまうことが多いです。
だからこそ「愛されたい」と思う気持ちが人一倍強い特徴があります。
自分は相手から「愛されているのか?どうなのか?」を調べるために「試し行動」をやりがちです。
恋愛と関係はないですが、昔、私も中学時代に仲のよかった友達がいました。
毎日一緒にいたり、交換日記をしていたのですが、ある時私がたまたま別の子と一緒に文房具を買いに行ったことがありました。
すると彼女は激怒して、私の悪口を言い出すようになり、私は彼女のグループ以外にあまり仲良い人がいなかったので、孤立してしまい、泣きそうなほど寂しい思いをしました。
相手もたぶん寂しかったんだと思います。
もうかかわりが無くなってしまいましたが、当時はなのも悪いことをしていないのに。。。とショックでしたね・・・
自分の想いを素直に表現できない
幼少期に自分の素直な気持ちを、大切な人に伝えた時に無視されたり、全く相手にされなかったり、叱られたときなど、その人からネガテイブなメッセージを受け取り、大きく傷ついた経験を持つことによります。
それは、言語的なものもありますし、表情や態度などの非言語でのメッセージの場合もあります。
そのとき、自己肯定感が低くなりますし、また、同じことが起きたらどうしよう、と怖くなり、もう二度と傷つきたくないから、自分を守るために、自分の素直な気持ちは、言わないと無意識に決めてしまいます。
一つの防御反応なんですね。
その記憶を忘れても、その信念だけが残ってしまうと、もう不要なはずなのに、手放せないから、葛藤して今の自分を苦しめるという状況になりやすいです。
傷つくことを避けて幼少期に無意識的に決めた深くて重大な決断ですから、そんなに簡単に意識で変えるという事が出来ない場合の方が多いです・・・。
ですから、その原因となる出来事にまっすぐに向き合い満たされなかった、或いは傷ついた心や感情をしっかりと感じ切り、満たして癒すことがとても大切な事なのです。
このように、感情は感じ切らないと、消えずに意識の奥深くに溜まっていきます。
未完了な感情を完了させるプロセスを、専門家の力を借りるなどして手放すことも必要かもしれませんね。
私もいじめられて孤独になった経験は、特にインパクトが強く、感情自体を感じたくない、と蓋をしていたくらいなので、かなり抑圧は強く、大変でした。
感情をうまく処理した上でコミュニケーションをすれば、人間関係もうまくいくことでしょう。
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自己肯定感が低いと病気になりやすい
さて、ここまで心や感情面をみてきましたが、実は、健康面にも自己肯定感は影響があります。
潜在意識は、あなたの意識することのできない部分です。
あなたの頭の中で考えている「意識可能な感情(顕在意識)」は意識全体の3-5%で、「潜在意識、無意識」の部分は95-97%だそうです。
なので、頭の中で考えていることは、意識できない無意識の割合に対して全然、勝ち目はありません。
自己肯定感はそのような意識できない部分にまで、影響があることがわかってきています。
また、東洋医学では、体のバランスに加えて、心のバランスも含めて全体をみる考え方をします。
では、具体的にどのような部分に影響があるのか見ていきましょう。
潜在意識が細胞の代謝を制御している
人の体は常に新陳代謝を繰り返しています。
つまり、DNA情報に基づいて、細胞が入れ替わっています。
また、心と体は関係がある、ということは、本やネットで情報が公開されていて、ご存知の方が多いでしょう。
細胞生物学者ブルース・リプトンは
「細胞の活動はまず第一に環境との相互作用によって変化するのであって、遺伝子暗号によって変化するのではない」
と細胞に関する実験で、新しい生物学=エピジエネティクスを発見します。
細胞膜がレセプターとエフェクターの働きによって「知覚」=「身体感覚を通して環境の要素を認識する」という「脳」の役割を果たしています。
このレセプターとエフェクターのタンパク質を増やすことが細胞の知性を上げることになるそうです。
また内皮細胞は、自分の周りの世界を綿密にモニターし、得た情報に基づいて行動を変化させるそうです。
例えば、栄養分を送り込むと、細胞たちは近寄り、細胞膜の形を変え、栄養分を取り込みます。
反対に有害物質を与えると、刺激から逃げ出し、有害物質と距離を置くそうです。
まるで細胞が思考し、生きているかのようです。面白いですね!
また、心は身体よりも優先的に働く仕組みが、私たちの細胞には組み込まれています。
身体の優先権システムのトップは中枢神経系になります。
これはアドレナリンを送り出し、心を支配しています。
私たちの細胞はまさにPCのように、どんなデータをインプットしデータをどう編集するか、決めています。
またそれには意識や環境が、これら細胞をコントロールし、遺伝子のふるまいを変えるといいます。
つまり、心の働きには潜在意識が深く関与し、特に幼少期の親からの教育や環境が大きな影響を与えるそうです。
くわしくは、本も出ていますので読んでみると面白いかもしれませんね。
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細胞分裂のエラーによって病気が起こる
細胞が分裂するたびに、そのDNA複製過程では、エラーが生じる可能性があると言われています。
それほど一般的にがんが見られない脳などの部位では、一般的にがんが見られる大腸などの部位よりも、幹細胞の分裂回数が少ないということでも発見されています。
インターネットを用いてがんの原因を検索すると、ある生活様スタイルや遺伝子によって引き起こされるという答えが得られることが多いです。
しかし、論文では、総合的に32種類のがんについての計算から、がんを引き起こす変異の約66%がDNA複製の際のランダムなエラーによって生じており、
環境要因による変異は29%のみで、受け継いだ変異は5%であることが示されたものもあります。
「がんは何をしていたとしても、発症したのだと理解する必要があります。
がんというすでに困難な状況に、罪の意識を加える必要はありません」
さまざまな要因で病気は引き起こされますが、細胞分裂エラーも、病気を引き起こす要因として大きな部分を占めているようです。
また、老化の仕組みについても、細胞分裂のエラーにより、周期が変わることで、引き起こされることがわかってきています。
「正常細胞はあらゆる老化刺激(テロメア短小化、DNA損傷、酸化ストレス等)を受けると、がん抑制遺伝子産物であるp53とRbタンパク質の協調作用により細胞周期進行の異常を引き起こし、強制的に細胞分裂期が回避させられる事で、通常の2倍のDNA量を持った細胞になり、これが老化細胞の本体である」
参考:
がん発症原因の大半はDNAの複製エラー
ヒトはなぜ老いるのか?世界で初めて 細胞を老化に導くメカニズムを明らかにした「老化メカニズムの解明」に関する論文発表について
プライドが高い人は自己肯定感の低さが原因
自己肯定感が低いと、その低い部分をなんとかして補おうとし、プライドが高くなることが多いです。
ひねくれたり、拗ねたり、他人のせいにするという態度をとったりします。
また、わざわざ、自己肯定感を下げるようなことを無意識にしていたりします。
例えば、他の人と比較してしまうこと。
・自分は同僚の誰々さんよりも仕事ができない。
・私はこれだけやったけど、誰々さんはこんなことまでやっている。
もうひとつは、失敗したことをひきずること。
・あ、また前の時のように、あそこで断られるんじゃないか?
・また緊張で頭が真っ白になったら嫌だなぁ
そこでどんどん自分はダメだ・・という感覚を強めてしまいます。
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自己肯定感が低ければ低いほど、人からは軽視されてしまうので、「愛される」よりも「蔑まれる」ほうが多くなるのです。
このことについて掘り下げて見ていきたいと思います。
自己肯定感は自尊心とほぼ同じ
自己肯定感は、1994年に高垣忠一郎氏によって提唱された言葉です。
高垣氏は、長年にわたって子供のカウンセリングに関わりました。
当時、没個性化が生じていた子どもの状態を説明する用語として「自己肯定感」を用いています。
彼は、「自分自身のあり方を肯定する気持ちであり、自分のことを好きである気持ち」と定義しています。
また、自尊心とは、他人からの評価ではなく、自分が自分をどう思うか、感じるかという心です。
自分の感情や望みや考えに気づくこと、自己受容すること、自己表現や自己主張を学ぶことが、自尊心を育むのに大切なことです。
自尊心は、自己肯定感と似た感情として扱われます。
自己肯定感も自尊心も「愛」の延長線にあって、私は私であって大丈夫という感覚です。
そのためには、常に追い立てられるような状態でなく、ふと立ち止まって、今自分は何を感じているのかな?という感覚がとても大事になってくるのです。
自尊心については下記の記事も参考にしてみてください。
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自尊心の意味とは?自信や自負心とは似て非なるもの
自尊心の高い人は他人も尊重できる
他人を尊重するということは、自分がしてほしいように相手に接することでもあります。
人間関係の基本であり、世界のあらゆる文化や宗教が認めている黄金律です。
具体的な行動で言えば、
・「人に親切にする」「人の助けになる」
例えば、重い荷物を運んでいる人に手を貸してあげたとします。
すると助けてもらった人は、あなたに対して「ありがとう」と感謝を示してくれます。
ほかの人から感謝されることで、独りよがりではない、とてもバランスの良いセルフイメージとなり、自尊心をたかめることになります。
また、「他者を尊重する」ということは、バランスも大事です。
思いやりをほとんど示さない行動:
原因は、謙虚さの不足、過剰なエゴや思いやりの欠如、あるいは思いやりや敬意の示し方がわからないことなどです。
思いやりの度を過ぎた行動:
原因は、過保護、嫉妬、迎合などになり、過度の責任の引き受けや相手の利益を推測した身勝手な行動などによるもの。
となります。
いいバランスを保ちたいものですね。
自尊心の高い人は肩書きに価値を置かない
自尊心の高い人は、地位や肩書きで相手に対する態度を変えることはしません。
相手によって態度を変える行動は「ウェイター・ルール」と呼ばれ、レストランでウェイターに接する態度によって、その人の人格的な成熟度がわかるという考えです。
これは、レストランに限らず、サービスする側の人に尊大な態度をとる方を見かけることがありますよね。
また、上司には敬意を示すけれど、部下や、掃除の人、自分の意見に異を唱える人には冷たいといったように、ポジションで人を判断するのもこれに当たります。
これは、他人を尊重していない態度です。
「他者を尊重する」ことは、よりよい人間関係を築くだけでなく、よりよいビジネスをするため、優秀な組織を確立するための大きな注目点になってきています。
これはすべての人に敬意と思いやりを示すこととなります。
根底にある原則は、尊敬、公正、親切、愛、礼儀、個人の内にある価値観にもとづいています。
逆の行動は、他者を軽視することで、偽りの行動は、敬意や思いやりを示すふりをすること、特定の相手だけに敬意や思いやりを示すことです。
自己肯定感を高める鍵は自己効力感を高めること
自己啓発の本を何冊か見てみると、最後の解決の章によく出てくる言葉は、というと
「自分を愛せなければ他人を愛せない」
「あなたが自分を好きでなければ他人に愛されるわけがない」
「自分を愛せるように」
「自己肯定感の低いあなたに足りないもの」
全ては自分次第と言うように見えますが、最終的には自分一人で、自分の感覚をどうにかしなければならない、ということでもあり、そもそも無理なことです。
だから、自己肯定感を本を読んで高めようとして、できなくて悩んでも、当たり前なのです。
ですが、大丈夫です。自己肯定感が低くても、成果を出すことは可能です。
それには自己効力感を高めることです。
なぜなら、自分の力がどのような効き目があったかどうかは、事実をもって立証できるのが、自己効力感だからです。
関連記事:
自己効力感とは、簡単にモチベーションを高め、成功する鍵となるもの
例えば、4分間のスピーチ文章を覚えるという目標を立てたとします。
それを達成するまでに、全体をいくつかのパートに分け、文章をさらに細かく区切って練習します。
そして、できたものに一つ一つチェックをして行きます。
そうすると、マスターしたものがどれくらいあるか、ここまで達成できた!という事実が自己効力感の尺度です。
そして、実際に発表したという実績が出れば、あなたの自己肯定感も高まってきます。
自己効力感を高めれば、自己肯定感を高めるのにも、そのことであなたが自信をもつことにも役立つでしょう。
自信については、こちらの記事も参考にしてみてください。
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自分に自信が持てない人が今すぐやめるべき習慣
関連記事:
自信を持つのは意外に簡単?今日からすぐに実践できる方法
これまでのまとめ
これまでの内容をまとめます。
・自己肯定感は、親子関係の良し悪しに影響される部分があり、または自分の意思で決める経験が少ないと低くなる傾向がある
・自己肯定感は、自分も相手も尊重することにつながる。
・自己肯定感が低いと、人間関係、恋愛、健康面に悪い影響が出る。
・自己肯定感が高いと、思いやりや、公平な行動を取ることにつながる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
このブログの内容が役に立った、と感じた方は下のランキングバナーを押していただけるとうれしいです^ー^
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
「賢者の知恵袋」では、未来を予測しづらい現代社会を、賢く生き抜くための様々な情報を発信しています。
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賢者の知恵袋」 ライター、フォトグラファー、管理栄養士。写真を通して表現を追求する人を応援することをテーマに活動する。そこで生まれる人とのつながりを、より良いものにしたいと考えている。そのために、悩みや問題に突き当たった時、どうずればより賢く、スムーズに解決に向かうか。ヒントになるようなことについて、考えを巡らせつつ、活動中。
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