目標設定が上手い人と下手な人の違いとは?コーチング理論の理解が鍵

「目標設定」という言葉にうんざりしていませんか?

学校でも職場でも、「目標が大事だ」という無思考な言葉が飛び交い、目標を決めることを強要されます。その上、目標が達成できないと、怒られたり落胆されたりネガティブな反応をされます。

どうやら成功者は目標設定しているらしいので、大事そうだということは分かります。

しかし誰も、正しい目標の設定方法や、そもそもなぜ目標を設定するのかについては教えてくれません。

目標設定について学ぼうと調べてみても、「SMARTの法則」とか「SWOT分析」とか「KPI」とかそういう、小難しい小手先のテクニック情報ばかりで、根本的に納得できるものはありません。

とりあえず学んだ通りにやってみても、上手く行かず挫折することも多かったはずです。同じ方法で目標を立てているはずなのに、成功している人を見てしまうと、自分を比べて落ち込むことも多いでしょう。

この記事の中では、小手先のやり方レベルではなく、目標設定の本質的な目的とポイントをお伝えすることで、以下のことを得てもらいます。

  • 上手くいく目標とダメなの目標の明確な違いが分かる
  • 目標を達成する意欲やアイディアが湧く
  • 目標を達成するごとに自分の人生が良くなるという確信がもてる

まずは、自分の体験を振り返って、上手く行った目標と、失敗した目標の違いに目を向けてみましょう。

また、関連した内容の記事をこちらにまとめておきました。

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目的と目標の違いとは?目標はあるけど目的がない人は成功できない


併せて読むことで、この記事の内容もより、理解が深まり、自分の中に落とし込めるはずです。


ボリュームがあるので、この記事をまず、お気に入りやブックマークに追加してみてください。

興味のあるところ、必要だと感じるところからじっくり読んでみてください。


さらに、【賢者の知恵袋】の編集長によるこちらの講義も併せて学ぶと、より理解も深まるかと思います。


では、本題に入りますね。

目標設定が上手い人と下手な人の違いとは?

目標設定が上手い人と下手な人の違いとは?

あなたの周りには、目標設定が上手い人はいますか?

良い目標設定ができた時はこんな状態になります。

  • 不思議と体も心も調子が良い
  • 頭が冴えて思考が進む
  • やる気がむくむく湧いてくる
  • 自信を持った態度で振る舞える
  • アイディアも豊かに浮かぶ
  • 周囲の理解や協力も得られる
  • 目標を目指して行動すること自体が楽しい
  • 自然とどんどん行動できる
  • 失敗や困難にも慌てず対応できる


こういう状態で行動するので、そりゃー結果も上手くいきます。

良い目標設定をした時は「運がいい」「調子がいい」「やりがいがある」という感覚が感じられます。


一方で、まずい目標設定をしてしまうと、初めから終わりまで泥沼です。

  • 思考に靄がかかったように考えが進まない
  • やる気、意欲が出ない
  • 考えることも行動することも辛い
  • 迷いが出て、何をしていいのかわからない
  • やらなきゃいけないと気持ちばかり焦る
  • 出来ない言い訳ばかり考えてしまう
  • がんばったご褒美が欲しくなる
  • ちょっとしたことで気弱になる
  • そもそも始めることさえ出来ないうちに消耗する
  • なんとか達成しても燃え尽きてしまう

どんなに目標達成のために努力しても、そもそも立てた目標がまずいと、上手く行きようがありません。

では、良い目標設定と、悪い目標設定の違いはいったいどこにあるのでしょうか?

結論から言ってしまうと、コーチング理論を理解しているかどうかがポイントになります。

上手く目標設定をしている人は、コーチング自体を学んだことが無くても、自然とコーチング理論に基づいた考え方をしています。


「えっ!なんでコーチング?」と、今は疑問に感じるかもしれませんが、この記事を読み進めるごとに「なるほど」と何度も頷いてしまうはずです。


まずは、みんなが当たり前のように使っている「目標」という言葉を考え直すところから始めましょう。

こういう言葉の定義や意味づけを考えることは、めんどくさくて時間の無駄のように感じるかもしれませんが、実は一番の近道に繋がっています。

目標という言葉の定義

目標という言葉の定義

僕たちは普段、普通に「目標」設定という言葉を使っていますが、この「目標」という言葉を扱うときには注意があります。

それは目標を、単純に「目指すもの、目印、的」と言う意味で捉えないことです。  

ほとんどの人が目標設定で間違ってしまうのは、目標をただの的(まと)だと思ってしまうからです。

ただ単純に「的を決める」作業が目標設定で、「的に当てる作業」を目標達成だと思っていると、それをやる意味も価値もわからなくなるのは当たり前です。

やる気も出ないし、正しい行動も出来ないので、当然成果につながりません。

上手く目標設定が出来る人は、この「目標」という言葉を、コーチング用語の「ゴール」として扱っています。


目標という言葉よりも、目的という言葉の方がニュアンス的に近いかもしれませんね。

目的に関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。


参考記事:
目的とは何か?何をやるにおいても最重要なのが目的である


さて、話を目標とゴールに戻します。
 
詳しくは後述しますが、コーチング用語における「ゴール」には、「自分が心から望むものであること(want to)」という条件があります。

ゴールではなく的(まと)としての目標を設定した時に、気が重くなったり嫌な感じがするのは、「自分が心から望むもの」ではないからです。

多くの人は、目標のことを考える時に、「やりたいこと(want to)」など考えません。

自動的、反射的に考えるのは、状況や所属する組織に求められる「やべきこと(have to)」でしょう。

だから、目標について考えると気が重くなり、やる気も行動力も出ないのです。


ですが、そういう思考回路になってしまうのは、あなたの責任ではありません。

目標=やるべきこと、となっていないか?

目標=やるべきこと、となっていないか?

もしかすると、「自分が心から望むものを目標設定すればいい」と聞いて、反感を感じたかもしれませんね。

自分がやりたいことなんてやってたら成果が出ないし、周りに迷惑がかかる。
なにより、目標というのは「やるべきこと」や、状況に合わせて「必要なこと」である、という考えの方が一般的かもしれません。

やりたい事ばっかりやっていたら生きていけない、ご飯が食べていけない、という思いから、恐怖感すら覚える場合もあるでしょう。

しかしこれらの考えは、学校教育や日本社会で生活する中で刷り込まれた「思い込み」に過ぎません。

僕たちはこれまで、学校でも職場でも、わけもわからず上からの要求に応える訓練を繰り返してきました。

学校のテスト問題でも、出題者の意図に応えるということを訓練させられます。
職場では上司の指示やお客さんの、期待や要望に応えることを繰り返し求められます。

最初は納得がいかず、疑問を抱いたり、小さな反抗をしたはずです。

でも、永遠と同じことを繰り返されると環境に適応して、段々と「そういうものだ」と自分を納得させてしまうものです。

自分がやりたいこと、望んでいることをやろうとすると、力づくで抑え込まれたり、怒られたり、報酬が減らされたり罰が与えられたり、そういった繰り返しの教育の中で

  • 目標とはやるべきこと
  • 目標とは要求に応えること

という考えが刷り込まれてしまっています。

大量生産・大量消費時代に最適化された、素直に言うことを聞いて行動するマシーンのような人間を作る教育がいまだに根強く残っています。

そのために、「目標=やるべきこと」という刷り込みが強く心に刻まれているんです。

まず、この呪縛から解き放たれ、自由になりましょう。

義務感では人は動けない

義務感では人は動けない

僕は以前、フルコミッション(完全歩合)営業の仕事をしていました。

毎月月初に上司とのミーティングがあり、その時に今月の目標設定と、目標達成のための計画を立てます。

当時のミーティング内容は大体こういう流れでした。
(※内容の詳細は重要ではないので、ざっと見て貰えればOKです。)

1)目標売上設定
まず最初に、今月の目標売上を目標として掲げます。
これはもちろん、やりたいこと(ゴール)ではなく、やらなきゃいけない的(まと)の目標です。

2)商品の販売イメージ
その目標売上を達成するために必要な、商品販売数を具体的に計算します。

3)必要なアポ件数
目標の販売数を達成するための、セールスアポイント数を割り出します。
過去の自分のデータを分析し、アポ100件あたり何件成約したかを調べれば、その月に必要十分なアポ件数がはじき出されます。
 
4)アポを確保するためのアプローチ数
必要なアポを取り付けるために、新規見込み客の開拓が何件必要か計算します。

5)マイルストーン
月末ギリギリに達成するつもりでは間に合わないので、1ヶ月を三分割し、10日ごとの目標売上やアポイント数などを細分化します。

6)スケジュールに落とす
10日ごとの目標を達成するための予定、全ての目標と、必要アポ数、そのために必要な行動などを細かくスケジュール帳に書き込みます。
 

以上です。

完璧な目標と、そこから逆算した完璧な計画をスケジュールにまで落し込みました。

過去の自分のデータを元にして計画を立てているので、あとは行動しさえすれば必ず結果が出ます。

自他ともに認める、非の打ち所がない素晴らしいミーティングでした。


さて、その月末、完璧な目標設定をした僕の売上成績はどうだったと思いますか。


目標の10分の1も達成しないまま終わっていました。

もちろん自分を不甲斐なく思い、惨めさや悔しさを感じます。

そしてまた、「次こそは!」と気合を入れ直し、月初のミーティングで完璧な目標と計画を立てて現場に繰り出す。

こんなことを四年ほど続けていました。
 
合計50ヶ月ぐらい同じことを繰り返したと思いますが、その中で目標が達成できた月は6ヶ月もなかったと思います。

立てた目標や計画が間違っていたたから、僕は目標達成できなかったんでしょうか。

そんなことはありません。あとはやるだけで必ず達成される完璧な目標と計画でした。

ではなぜ、行動できなかったのか。


それは僕が、心からやりたいことではなく、義務感から目標を決めていたからです。


当時の僕は、仕事が出来る、一目置かれる存在になりたいとか、お金持ちになりたいという思いはありました。

でもそれが、目の前の仕事で成果を上げることや、アポをこなして仕事を達成することと繋がっていなかったのです。

自分が立てたはずの目標に、やらされ感や義務感を感じてしまい、行動できないという状態に陥っていたんです。

動けない自分を強く責めてネガティブになり、不甲斐なさを感じて、今月こそは達成してやると奮起することを毎月繰り返していました。

最初の数日は順調に動けても、義務感で自分を突き動かし続けることは出来ませんでした。


義務感だけで行動し続けられる人間はいません。

義務感や責任感にに追い立てられるように目標を決めると、萎縮して行動できないことがほとんどです。

ただ、義務や責任をむしろ自分の力にして、行動の勢いに変えている人も見たことがあります。

僕と彼らは、一体何が違うのでしょうか。

責任という言葉に関する誤解

責任という言葉に関する誤解

責任を負うとか義務と言われると、ネガティブな印象を持つ人が多いと思います。

やらされ感や負担を受け持つという感覚が、嫌な感情がにつながるのでしょう。

ですが本来、責任と自由はセットであり、義務と権利とセットです。

責任を負うことで相応の選択の自由が得られますし、義務を果たすことで対応した権利を手に入れられます。


「乞食さん 三日やったら 辞められない」という言葉を聞いたことがありますか。

ホームレスの彼らは、家族や社会のしがらみもなく、しなければいけないことがありません。

その気楽さを三日体験したら辞められなくなる、という言葉です。

確かに、彼らには一切の義務や責任がありませんが、その代わり、それに対応した権利と自由もありません。


仕事をする責任もありませんが、食事や寝床を自分で選ぶ自由がありません。

税金や健康保険を払っていない分、何かあった時には、生活保護以上の援助を受ける権利がありません。

ホームレスの話をすると極端に感じるかもしれませんが、社会問題となっている、引きこもりやニートも似たようなものです。


引きこもりやニートは、実家で親に養われながら、不自由なく気ままに過ごしているように思えるかもしれません。

ですが実際の所、彼らの行動範囲と影響力はとても小さく、出来ることが極めて限られています。

それはひとえに、彼らが引き受ける責任や義務の範囲が狭いからです。

(※ホームレスや、引きこもり、ニートを批判する意図はありません。わかりやすい例として出しているだけです。)


この事は普段あまり意識することはありませんが、僕たちは責任を負い、義務を果たすことで、選択の自由や権利を得ています。

つまり何が言いたいかというと、義務や責任はネガティブなものではなく、権利や自由をもたらしてくれるものだということです。

本来、「責任がある」ということは喜ばしいことなんです。


関連記事:
責任を英語で考えると本来のポジティブな意味がわかる


ここまでの説明で、頭では「責任と権利」「義務と自由」の関係を理解できたと思います。

でも、そうは言っても、責任や義務を負って苦しくなる人は多いのが現実ですよね。

責任や義務が負担となって苦しむ人と、義務や責任を自ら引き受けてどんどん充実し、望むものを手に入れていく人は何が違うのでしょうか。


それは、自分が望むもの(ゴール)が明確かどうかです。

自分が望むものが明確であれば、その実現のために必要な自由や権利が欲しくなります。

心から望むものが手に入るための義務や責任なら、よろこんで引き受けられる、というわけです。

この「責任と自由」「義務と権利」の関係を理解していると、他人から与えられた目標さえ、自分のゴールに変えやすくなります。

上手い人は『やりたいこと』が目標になっている

上手い人は『やりたいこと』が目標になっている

この記事では一貫して、同じ事を角度を変えて繰り返し説明しています。

つまり、目標設定が上手い人は、「やりたいことと目標を一致させる」ということです。

自分が心の底から望んでいることが目標と合致しているので、もちろんやる気が出るし、行動にも駆り立てられ、結果的に成果につながります。単純な話ですね。

目標設定が上手い人は、たとえ自分の外側から生まれた目標(=組織や上司などの他人から与えられた目標)であっても、自分の望むもの(ゴール)に繋がる点を見つけます。

自分の心と向き合い、納得出来るやるべき理由を見つけられるので、他人から振られた目標さえも、自分が望む目標に変えてしまうんです。

目標設定が上手い人は、個人的な目標を決める時ももちろん、自分の心が望むこと(ゴール)につながる目標を据えます。

目標設定が下手な人は、自分のゴールが不明確なまま、「普通こうするだろう」という常識や世間の目、周囲からの期待や、なんとなくの感覚によって目標を決めてしまうので、上手く行かないのです。

  • 将来が不安だからできるだけ貯金しよう
  • とりあえず資格を取ろう
  • そろそろ年頃だから結婚しなきゃ
  • なんとなく親孝行しなきゃいけない気がする

自分の心に真摯に向き合うことなく、こういう目標設定の仕方をしてしまうと、上手くいきようがありません。
 
この「目標とゴールの紐付け」は、頭の中で行われる事なので、外からは見えません。

だから、一見同じように目標を立てている様に見えるのに、全く違う結果になってしまうんです。

目標設定の時点で自分のゴールとズレていたら、僕がフルコミッションの営業をしていた時のように、どれだけ精密に素晴らしい目標と計画を立てても行動できないし、いい結果にもたどり着けないんです。

ただ、僕たち日本人が目標設定ベタな理由には、頭が悪いとか、主体性がないとか、そういう個人的問題ではなく、歴史的な背景があります。

目標とはコーチング理論におけるゴール

目標とはコーチング理論におけるゴール

コーチング理論における「ゴール」は、 日本語で言うところの「到達点」や「終着点」という意味ではありません。

「ゴール」という言葉の土台には、「自分で望みを決め、自分のために行動し、実現させる」という西洋的な個人主義の考え方があります。


日本は戦後に急激に西洋化しましたが、歴史的に見て日本人のメンタリティは、西洋的な「個人主義」の逆の「集団主義」が根付いています。

集団主義は、社会主義に代表される「個人の望みよりも全体最適を優先して、個別の物事を決める」という考え方です。


空気を読み、主張をしないで、和を尊ぶ日本人のメンタリティは素晴らしいものです。


ですが、集団主義的な考え方に染まって育つと、自分個人の幸せや目的を考えるという能力が育まれません。

その弊害として、自分がやりたいことよりも、求められることを先に考える思考の癖が付いてしまいます。

個人主義的な自分が心から望むゴールを明確にする訓練をしても、僕たちに染み付いた、人を思いやり、和を尊ぶ心は失われません。

だから安心して、個人主義的な「自分の望みを明確にしてその実現のために行動する」という考え方を学んでください。

この先では、ここまでざっくりとお伝えしてきたコーチング理論上の「ゴール」について、より深く明確に解説します。

ゴールの二大ポイントとは?

ゴールの二大ポイントとは?

コーチング理論上の「ゴール」とはどんなものか?

その条件には重要なポイントが二つあります。
 

ここまでざっくりと説明してきた「自分が心から望むものであること(want to)」という条件を、より明確に体感的に理解してもらいます。

そして、もうひとつの条件である「臨場感」についても解説していきます。

心から欲している:want toであること

心から欲している:want toであること

義務感からくる「やらなきゃいけないこと(have to)」ではなく、自分の望みや目的につながる「やりたいこと(want to)」でなければゴールとは言えません。

普段自分の望みを意識することが少ないと、「やりたいことが分からない」「本当にやりたいのか分からない」という状態になりがちです。

どの程度やりたいと思えればゴールと言えるのか、判断がつきにくいかもしれないので基準を示します。

ゴールとしてやりたいこと(want to)というのは、頭で考えるレベルを超えて、身体が反応するレベルで欲しているものと考えてください。

  • 喉が渇いている時に、水やフレッシュなフルーツを想像すると自然と唾液が出る
  • 自分を評価され信頼の上で、チャレンジングな仕事を任せられると武者震いをする

この様に、身体の反応として現れるほど、心から欲していると思えるものであることが大事です。


僕の場合は、南国のビーチが好きで、年に何度も旅行に行きます。

暑い砂浜を裸足でザクザクと進み、足裏に足裏に砂と水の感覚を感じながら足首まで海につけてぼーっとするのが大好きです。

その光景をイメージするだけで、心がキュンとして、体温が少し上がるような感覚を覚えます。


こういう、体感覚で反応するほど心が動くものが、ゴールにふさわしい(want to)だと思ってください。
 
宝くじや遺産相続で急に数億円が手に入ったと頭で想像すると、嬉しい気がするかもしれません。でも、身体が反応するほど心は動かないはずです。

この理由は、心から望んだもの(want to)ではないということの他に、「臨場感がない」からでもあります。

手を伸ばせば届く感覚:臨場感

手を伸ばせば届く感覚:臨場感

もう一つ大切なゴールの条件は、「手を伸ばせば届く感覚」があることです。

いくら頑張っても手が届かない高い目標ではいけません。

お金持ちになりたいと思っても、ゼロから一年で100億円手に入れようと心から思える人はいません。

芸能人やアイドル、高嶺の花の異性に恋をしても、本気で恋人になるための行動に起こす人は稀です。


手が届くと思えるから、行動する気力が湧いてくるんです。

高すぎる目標にを立てると、欲しいと思っていたとしても出来ると思えないので、行動するエネルギーが湧いてきません。


僕が23歳の時に起業した話をすると「若いのによく起業に踏み切れたね。怖くなかった?」と言われることがあります。

でも、自分としてはあまり大きな決断とは考えていませんでした。


当時は、周りに起業している友人が複数いたし、自分が始めようとしているのと同じビジネスで成功している20代の人たちに直接話を聞けたので、「これなら自分でも出来そう」と思えていました。

「これで自分も金持ちの仲間入りだ」くらいに思っていたので、大きな恐怖も気負いもなく起業しました。


仕事ではなく、人間関係でも同じです。


高嶺の花とか、自分とは釣り合わないと感じる人とは仲良くなれる気がしないですよね。

でも、ふとした瞬間に優しくされたり、対等に扱われると「えっ!自分にもチャンスあるんですかっ?」と、内心色めき立つ感覚は、誰でも経験があると思います。

客観的な事実ではなく、自分の感覚値として「いけそう」と思えることが重要です。

取り組み始める前から、全く手が届く気がしない目標には、やる気が起きないものです。


ただ、未達成を繰り返しているにも関わらず、無謀な目標を立てることを好む人がいるのも事実です。なので、こういう人たちの心理状態についても補足しておきましょう。

なぜ無謀な目標を立ててしまうかと言うと、高い目標を立てること自体に刹那的な快感が伴うからです。

とても叶えられそうにない高い目標を掲げ、やると「決めた瞬間」はものすごく気持ちよくなります。

恐れや不安、迷いを断ち切り、「やるぞ!」と決意してエネルギーが吹き出すような感覚は、短距離を全力で走った時のような清々しさがあります。


ただ、決意の次の瞬間からは地獄が待っています。

目標と現状とのギャップの大きさに苦しくなり、やる気も行動力も萎えてしまいます。

行動できない上に、そもそも目標が高すぎるので未達成となり、挫折感を味わいます。

未達成が続くと自己否定感が強くなり、なんとか一時の快楽を得ようと、また無謀な目標を掲げるのです。

不毛なサイクルですね。


もし、こういうサイクルに入っている場合は、意図的に目標を下げるというのも大事なプロセスです。

あなたを成功に導く「ゴール」には、手を伸ばせば届くという「いけそう感」が必要なのです。

want toであり、実現可能だと思える目標

want toであり、実現可能だと思える目標

目標設定が上手い人は、心から望むもの(want to)であり、かつ実現可能だと思える目標を設定しているから、上手くいくのです。
 
あなたの過去の成功した目標と、失敗だった目標を思い返してみてください。
失敗した時は、2つのポイントのどちらか、もしくは両方が欠けていませんでしたか。


参考までに、僕の例をいくつか挙げておきましょう。


【仕事・収入】   

起業初期の数年間、毎月「今月こそは月収100万!」と意気込んで未達成が続いていました。ある程度心から望む目標ではありましたが、それが実現できる臨場感は全くありませんでした。

実際に始めて月収100万円を超えた時は、今までとは違い、心から仕事を楽しみながら成果を目指し、これだけやれば絶対に達成できるという確信の元に行動していました。


【人間関係・パートナーシップ】

「彼女欲しいなぁ」と言いながらいつまでも独りでいた時の話です。

口ではこう言いつつ内心では面倒くさいという気持ちが大きい上に、新しい出会いの作り方もわからない状態で、物事が進展しないまま、なんとなく日々が過ぎていきました。

今のパートナーと出会った時は、長期的に愛情を育んで、共に成長していける人と出会いたいと心から願い、最近彼女が出来た友人にアドバイスを貰って、実際に新しい知り合いを作ったりデートするために行動し続けていました。


【健康・生活習慣】

二日酔いや体調不良になる度に、「身体に悪いからお酒を辞めなきゃ」と、口癖のように言いながら、毎日の晩酌を欠かさない、そんな時期が数年続いていました。

心の中では辞めたい気持ち半分、楽しくお酒を嗜みたい気持ち半分というところで、実際に禁酒する方法もよく分かっていませんでした。気合で一ヶ月禁酒しても、またすぐに毎日飲酒する習慣に戻っていくという具合でした。

いい加減、体調と精神状態をお酒にコントロールされる人生に嫌気がさして、本気で辞めたいと思い、アレン・カーの「禁酒セラピー」など依存症を抜け出すための書籍を数冊読みました。

依存症の仕組みとお酒のやめ方、 どうすれば苦痛なく止められるかということが、現実味を持ってイメージ出来た上で、お酒を断ち、その時から現在に至るまで一切お酒は飲んでいません。


さて、僕と同じようにあなたも過去を振り返って、うまくいった目標と上手くいかなかった目標をチェックしてみてください。


目標がゴールになっていなかった時はうまくいかなかったはずです。

心からやりたいと思う(want to)であり、達成可能であるという臨場感を持っていれば、基本的には問題なく達成できてきたはずです。



目標をしっかり自分で設定した上で、それを達成していく上で、『目標設定シート』のようなツールを活用してみるのもオススメです。

詳しくはこちらの記事を読んでみてください。


参考記事:
目標設定シートは意味がない?ツールよりも大事なのは本質の理解



最後に、目標がゴールでなければならない根本的な理由をお話しましょう。

そもそも論として

そもそも論として

そもそもゴールというのは、自分でつくり、目指すと決めるものです。

一方的に他人に決められ与えられた目標は、自分にとって意味がありません。


他人から与えられた目標というのは、単なるノルマだったり、組織内で構成員を支配するための道具でしかありません。

もし自分が、組織内で目標を与えられる立場だったとして、目標をそのまま受け入れてはいけません。


改めて自分の中で咀嚼して、自分のやりたいこと(want to)とすり合わせ、臨場感を高める工夫をすることが重要です。

組織に求められる目標であったとしても、自分のゴールでもあるならやる意味がありますからね。


どう考えても工夫しても、与えられた目標と自分の中のゴールの折り合いがつかないなら、その目標を本気で追い求める必要はありません。

社内の評価や報酬に、影響が出ない範囲でこなすことに専念するといいです。

自分の中で十分に考えた上で、ゴールになり得ない目標を自分の信念を曲げてまでやる必要ありません。 自分から奴隷に成り下がる必要などないんです。

その組織の構成員として求められる自分ではなく、自分が望む人生を生きるべきです。


日本社会では、目標やゴール、そして抱負や決意すらも、他人が用意した『例文』を求める人が多い、というのは悲しむべきことだと思ってます。


関連記事:
決意表明を例文から作るのは危険?一度失った信頼を取り戻すのは大変


関連記事:
新年の抱負の決め方をミスって1年を台無しにしないために


関連記事:
目的意識で成否が決まる?日本人の苦手なゴール:目的思考

そして、この事を理解したあなたには、一つお願いがあります。

他人に対しての注意点

他人に対しての注意点

ここまでひたすらに、与えられた目標ではなく自分なりのゴールとして、目標設定をする必要があるという話をしてきました。

これはあなたが目標を与える立場になった時も、気をつけて欲しいことです。


部下や子供に対して、本人のゴールを無視して一方的に目標を与えて強要することは、相手の可能性を潰す行為です。自分の都合で相手の人生を踏みにじる行為だとも言えます。

ついつい忙しい時は、自分の都合を他人に押し付けてしまいがちですが、こういう格好悪い行為はしないように気をつけましょう。

今まで組織や他人に敷かれたレールをいやいや進むあの無為な時間を、あなたが他人に強制することはないようにしてください。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

最後に、この記事のポイントを箇条書きでまとめておきますね。

理解できない部分があったら、該当部分を読み返してみてください。

  • 小手先のテクニックではなく目標設定の本質を知ろう
  • 目標設定の上手い人はコーチング理論を理解している
  • 目標はただの的(まと)じゃない
  • 目標は「やるべきこと」ではない
  • 心が通った目標でないと行動できない
  • 西洋の個人主義的価値観を取り入れよう
  • ゴールとは「やりたいこと(want to)」であり「実現の臨場感がある」もの
  • 自分から他人や社会の奴隷になる必要はない
  • 子供や部下がゴールを作ることを邪魔しないで

以上です。


目標設定の本質を理解すると、今まで学んできたノウハウやテクニックが活きるようになります。

目標に迷ったら、何度でもこの記事に戻ってきてくださいね。



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