こんにちは、IT社員 きりゅうです。この記事に辿りついたあなたは、下記のような悩みを持っていませんか?
- モチベーションが下がって、やる気がなくなっている
- やる気が無いのは自分に原因があると思っている
- モチベーションをあげて、やる気に溢れた自分になりたいと思っている
- 最近、鬱っぽくなっているので打開したい
- 上司との関わりでやる気がでない。
現在の日本社会は、モチベーションが低いことに悩む人が多く、さらにモチベーションが低い自分を責めてしまう人も多いです。
私自身も順調に出世していった時には、モチベショーンが高かったのですが、役職を外された時に、ガクンと下がってしまいました。
モチベーションが低い原因を自分の”やる気のなさ”だと上司から叱責され、さらに落ち込みました。
モチベーションを上げ、やる気をあげるためにと色々と調べていたのですが、調べている中で分かったのは、「モチベーションが上がらない」=「やる気がない」ではない!ということでした。
この記事では「モチベーションとは何か?」解説していき「やる気がない」とは無関係であることを解説します。
モチベーションが低いことで、自分を責める必要は全くありません。ぜひ、最後までお読み下さい。
また、関連した内容の記事をこちらにまとめておきました。
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併せて読むことで、この記事の内容もより、理解が深まり、自分の中に落とし込めるはずです。
ボリュームがあるので、この記事をまず、お気に入りやブックマークに追加してみてください。
興味のあるところ、必要だと感じるところからじっくり読んでみてください。
さらに、モチベーションに関しては、【賢者の知恵袋】編集長によるこちらの講義が『決定版』的な内容になっているので、ぜひ聞いてみてください。
では、本題に入りますね。
モチベーションとは何か?
モチベーションとは?どういう意味でしょうか?
『仕事で頑張りたいけれどモチベーションが上がらない』『モチベーション維持の工夫をする』
日本人の多くの人が日常的に「モチベーション」という言葉を使っています。
若者の間では「モチベ」と短くして言ったりもしますね。
「モチベーションが上がる」とか「モチベーションが下がる」というように、上がったり下がったりするので、日本語的な感覚では「やる気」というような気分を表す意味で使用している人がほとんどではないでしょうか。
私自身もあまり深く考えずに、「後輩のあいつはモチベーションが低いからダメなやつだ」などと使っていました。
しかし、モチベーションという言葉を調べて行くと、多くの人が使っている「やる気」や感情を表す言葉とは違うんだなと言うことを知りました。
モチベーションとはやる気にあらず!
モチベーションは、英語ではmotivation。「やる気」と訳されることもありますが、本来の意味としては 「動機付け」という訳になります。
動機付(どうきづ)け 、動機を与えるもの
三省堂 Web Dictionary
motivationを分解するとmotive+actionでmotiveは動機、真意、誘因。actionは行動です。
つまり、motivationは「動機のための行動」=「動機付け」ということですね。
本来の意味としてはモチベーションは「やる気」などの感情を表す言葉ではなく、「動機付け」「動機を与えるもの」と言う意味になります。
そう考えると「モチベーションをあげる」という言葉は「動機付けをあげる」「動機を与えるものをあげる」となりますので、おかしいですよね。
モチベーションが上がらずに悩む人は、動機付けが上がらないと悩んでいることになります。
モチベーションはやる気ではなく、動機付けという意味なので、そもそもモチベーションを上げようと考えることが間違っているのです。
モチベーションを『上げる』という誤解
私は今の会社に入った数年間は非常に順調で、周りからも上司からも評価されていました。そのような環境だったので、モチベーションも高く、順調に出世していきました。
しかし、おそらく妬まれたのでしょう。同僚からの告発により、社内の信用が下がっていきました。私としては身に覚えのないことだったのですが、その社内の空気を変えることができずに、ついには役職を外されることになりました。
一番、辛かったのはこれまでA社長のためにと最大限努力してきたのに、そのA社長からの信用が無くなっていると感じていったことです。
もちろん自分にも責任があるのですが、モチベーションがどんどん下がっていくのを感じました。
モチベーションが下がったと感じた私は焦り、自分でなんとか上げようとするのですが、全然上がりません。
当時の私は、モチベーションはやる気のことだと思っていたので、努力や根性でやる気を取り戻そうと、必死に働きました。
けれども、もがけばもがくほどに心にポッカリと穴が空いたようになり、「モチベーションが上がらない自分」を「やる気がない自分」と責めるようになり、心をドンドン病んでいきました。
この記事を書いている時点でも、完全に回復したわけではないのですが、モチベーションとやる気は違うということに気づき、無理に上げようとしても上がらないということにも気がつきました。
モチベーションを上げようとするよりも、自分をどういう時に動機付けられるか、どういう時に動機つけが弱くなるかということを知っていることが重要だったのです。
そのためにはまず人間がどういう時に動機付けられるかを知っている必要がありますので、モチベーションの種類について解説していきます。
モチベーションの種類
人が動機付けされるものは大きく分ける二つのものがあります。「外発的動機付け」と「内発的動機付け」になります。それぞれを見ていきましょう
外発的動機付け
外発動機付けとは、賞罰や強制など外部の刺激によって生じる動機つけのことです。
例えば、「テストで悪い点を取ったらゲーム禁止」とか「お手伝いしたらお小遣いをあげる」とかですね。あなたも子供の頃に経験ありませんか?
サラリーマンの場合多いのは、「上司からの説教」ではないでしょうか?私もたくさん経験しました(笑)
外初的動機つけは強制力がとても強く、人を動かすことができるというメリットがある一方で、外初的動機つけは慣れてくるため、継続性に問題があります。
私の経験や周りの同僚の様子を振り返ってみると、説教されたり、怒られたりすると、直後はどんな人でも「やらなければ」というような恐怖のモチベーション(動機付け)で行動を起こします。
しかし、説教が常習化してくると、みんな「あ〜またか」という感じで慣れてきて、その場では従うフリをします。
そういう社員を動かすためには、もっと激しく怒る必要があるので、説教の時間と声量がドンドン大きくなっていきます。
これも最初は行動を起こしますが、段々と慣れてきて、更に怒って、という悪循環に落ち入っている上司、周りにいませんか?(笑)
説教という罰では、継続的な動機付けにならないのです。
それでは、「昇進昇給」や「上司から褒められる」などのポジティブな外的動機付けはどうでしょうか?
残念ながらネガティブな外発的動機付け同様に継続性がなく、モチベーションを維持するためには、報酬を増やしていく必要があります。
例えば、仕事で社長が部下のモチベーションを上げるために、成果が出るたびにボーナスを与えたとします。
初めは5万円で動機付けされたとしても、それが続くと動機付けの効果が薄まってくるため、今度は6万円、7万円と報酬が上がらないと動機付けされなくなっていきます。
外発的動機付けは一時的なカンフル材にしかならないということを知っておく必要があります。
内発的動機付け
外発動機付けは外部からの刺激によって起こる動機付けです。対して、自分の内部から出てくる気持ちによって動機付けが起こることを内発動機付けと言います。
「ブランコに乗るためのモチベーションが…」と悩む子供は見たことないですよね(笑)
子供は「面白そう」「楽しそう」という自分の気持ちからブランコに乗りにいきます。
内発的動機付けとは、好奇心や探究心、成長したいという気持ちなど自分の内部から出てきて動機付けされることを言います。
内発的動機付けは自分から積極的に行動することになりますので例えば、学習であれば、効率的な学習になり継続性も高くなります。
私の場合ですと、入社してすぐの頃のミスをAさん(後の社長)に助けてもらった経験があり、その恩義をすごく感じていました。
そのため、「Aさんのために」という気持ちが内発的動機付けとなり、多少の困難苦難があってもモチベーションを高く保つことができていました。
しかし、Aさんからの信頼が得らていないと感じる日々に、モチベーションはドンドンと下がっていきました。
「お前はやる気を無いのか!」と叱責され、モチベーションを上がらない自分を責めていきました。なんとかやる気を出そうとするのですが、空回りしてうまくいきません。
今思えば、やる気が無いのではなく、動機を失っている状態なので、自分の気持ちを振り返り動機を思いだせば、モチベーションは戻っていきます。
私のケースのようなやる気とモチベーションの誤解は、日本社会に全体に蔓延しているため、負の連鎖は止まらないのではないでしょうか
日本社会におけるモチベーションの誤解
「モチベーション」は、「やる気」ではなく、動機付けであるとお伝えしていますが、現在の日本の社会では、未だに「モチベーション」=「やる気」「モチベーションが低い」=「やる気がない」というのが常識です。
参考記事:
モチベーションの意味の誤解とは?アップする方法とマネジメント方法
そして、モチベーションをあげるためには、外部からの刺激(説教などの罰)を与えることが有効であると誤解しています。
外発的動機つけは一時的には効果がありますが、継続性がないため、外発的動機つけでモチベーションを上げさせるためには、外発的動機つけをどんどん強くしていく必要があります。
モチベーションがないのは、やる気がない自分のせいだと思うと、自身のセルフイメージをドンドンと下げていってしまいます
モチベーションの問題でセルフイメージが下がる人たち
「モチベーション」=「やる気」という認識だと「モチベーションが無い」=「やる気が無い」となり、真面目な人ほど、自分に原因があると自分を責めてしまいます。
参考記事:
モチベーションを上げるのは危険?日本社会で鬱になる人が多い危険な理由
私自身も経験しましたが、自分を責める日々が続くと、頭痛や腹痛など体に異常がでてきてしまいます。
まずは自分を責めるのではなく、優しく労ってあげて欲しいです。
モチベーションとやる気は別物であり、モチベーションは動機付けです。
特にモチベーションを維持するために必要なのは内発的動機付けになります。
行動を起こすための目的を自分の中に明確に持つことが何よりも重要であり、自身のやる気の問題では無いのです。
動機のないことにやる気が出ないのは当たり前
「美味しい物を食べたい。」「魅力的な異性と仲良くなりたい。」
ということに対して、「モチベーションが上がらない」人はいないでしょう。
食欲や性欲を満たしたいという内発的動機付け(本能)があるからです。
私達、人間も動物ですから、動機の無いことにやる気が出ないのは動物として、当たり前です。
それを外発的動機付けのみで、無理矢理に動かそうとするから、心を病む人が大量に発生してしまいます。モチベーションをが無いことを自分自身のせいにするのは止めましょうね。
参考記事:
モチベーションアップのためにやってはならないこととは?
このような不自然な状況に落ち入っているのは、ロボットのような人間を大量生産することを目的とした、旧時代の教育制度を未だに行っていることも原因の一つです。
ロボットのような人間を育てる教育制度にも問題あり
現在の教育制度は、決まったカリキュラムを全ての子供に与えているため、個人の内発的動機付けは完全に無視しています。
宿題が与えられ、テストで良い点数を取れば、褒められるなど外的な動機付けばかりなのが、現代の学校です。
このような教育を、小学校、中学校、高校、大学とずっと続けていますので、わたし達は内発的動機付けを明確にして、行動を起こすという方法を教わっていません。
本来であれば、自分のゴールや目的を明確にして将来のゴールのために、今必要なこの勉強をするという内的な動機付けから行動すれば、モチベーションが下がることはないのです。
モチベーションとやる気の違い、内発的動機付けと外発的動機付けの違い、その誤解が生まれてしまう社会的な背景を正しく理解することが自分の人生において非常に重要です。
正しく理解して自分の人生を歩もう
「モチベーションが上がらない」のは決して、あなた自身のせいでありません。
だから、自分自信を責める必要は全く無いのです。
モチベーションの誤解から上がらない環境になっているだけだからです。
自分が何をしたいのか、自分の人生の目的を明確にすることができれば、モチベーションは自然と上がっていきます。
参考記事:
モチベーションの上げ方!コーチング理論に沿って丁寧に確実に
モチベーションの誤解を無くし、自分自身の人生を歩んでいきましょう。
この記事のまとめ
モチベーションは「動機付け」のことであり「やる気」ではありません。また、動機つけには「外発的動機付け」と「内発的動機付け」の二つがあり、「外発的動機つけ」は一時的にはモチベーションが上がりますが、持続しません。
現在の日本社会では、モチベーション=やる気と考え、さらに外発的動機つけばかりが横行しているため、モチベーションを維持できない人が多く、さらにモチベーションが無いのは、やる気が無いからと、自分を責める人が増えています。
モチベーションを上げるために重要なのは、内発的動機付けであり、自分が何をしたいのか、人生の目的を明確にすることが大事になります。
モチベーションとやる気、内発的動機付けと外発的動機付けを正しく理解して自分の人生を楽しく歩んでいきましょう。
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本気で人生を変えたいあなたへ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
人生で大切なものはいくつかありますが、私はその中でも、自分に自信を持って生きるということは、非常に大切なものだと思うようになりました。
自分に自信を持つことの重要性に気が付いたきっかけは、サトリさんこと金山 慶允さんとの出会いでした。
サトリさんのメッセージは、自分に自信を持ち、丁寧に生きることの大切さをメルマガや講座内など様々な媒体で発信してくれています。
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サトリさんはコーチングの理論もマスターしていて、モチベーションが自然に上がるように色々な講座を提供してくれています
どの講座でも良いのですが、まずはお金に直結する「サトリ式ビジネス講座」がオススメです。
勤めている会社以外で、収入を得ることができれば、自信にもつながます。
私もサトリさんから学んでいます。一緒に学びませんか?
地方のITサラリーマン。順調なスピード出世だったが、社内のパワーバランスにおける争いに破れ出世コースから一歩後退。この失敗を自身の学びに換えるべく、日々奮闘中。自分の経済状況がサラリーマンの給料に依存していることに危機感を感じ、副収入を得る為にネットでの活動も開始。ITサラリーマンとして、得られるWEBの知識を自身の人生を豊かに楽しくする知恵に変換、「アート&サイエンス」をテーマに、科学的な知識と非科学的な知識の両方を取り入れ、人生をより豊かに楽しくしていくことを日々、実践中。
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