あなたは、モチベーションが上がらずに悩んでいませんか?
そして、モチベーションを上げるための情報を探しているのではないですか?
実は、モチベーションが上がらない原因は、やってはならないことをやり続けてしまっていることにある可能性が非常に高いのです。
この記事では、モチベーションを上げるためにやってはならないことについての具体的な解説と、モチベーションを上げるためにやらなければならないことをまとめています。
モチベーションを上げるためには、まずやってはならないことをやめることが必要なのですが、あなたはこれらのことをやってしまってはいませんか?
まず、やめるべきことをやめましょう。
それから、モチベーションを上げるためにやるべきことをやれば、あなたもモチベーションをしっかりと上げることができるようになれますので、是非最後までじっくりとお読みください。
また、関連した内容の記事をこちらにまとめておきました。
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併せて読むことで、この記事の内容もより、理解が深まり、自分の中に落とし込めるはずです。
ボリュームがあるので、この記事をまず、お気に入りやブックマークに追加してみてください。
興味のあるところ、必要だと感じるところからじっくり読んでみてください。
【賢者の知恵袋】の編集長が、モチベーションに関する決定版的な講義もしているので、こちらも併せて学んでみてくださいね。
では、本題に入りますね。
モチベーションアップのためにやってはならないこと
達成したい『何か』があって、一生懸命に取り組んでいても、なかなか最後までやり遂げることができない。
その原因はモチベーションが上がらないからだと思い、あなたはモチベーションを上げようとして、その方法を探しているのではありませんか?
実は、私も以前同じように悩んでいたことがありました。
『どうしたら、モチベーションを上げられるのだろう・・・』と、インターネットを使い様々な情報を見つけては色々試すということをしていたのです。
でも、どんなにモチベーションを上げようとがんばってみても、モチベーションを上げることはできませんでした。
その理由は、モチベーションを上げるためにやってはならないことをやっていたからなんです。
そして、これはモチベーションを上げられずに悩んでいる殆どの人がやってしまっていることであるとも気づきました。
それを、今から順に解説していきます。
モチベーションの意味についての誤解
モチベーションが上がらないと言っている人は、そもそもモチベーションの意味を誤解しています。
モチベーションとは、こちらの記事でも書かれていますが何かをがんばるための『やる気』ではなくそれをするための『動機づけ』のことなんです。
それなのに、あなたはこれまでやる気を高めようと必死になってモチベーションを上げることを考えて来たのではありませんか?
実は、私も飲食店経営がうまくいかず何とかして売上を伸ばそうと必死になってやる気ばかりを高めてがんばっていた時期がありました。
何とかして売り上げを伸ばしたい!と思い、やる気ばかりを上げようと必死になっていたけれど、売上は一向に伸びず、赤字が膨らむばかりだったんです。
何でこんなにがんばってるのに、全然うまくいかないんだろう?とモチベーションは下がって行く・・・
そんなモチベーションを上げなければならないと思い込み、モチベーションの意味を誤解していた私は『モチベーションを上げる方法』をインターネットで探しました。
色々と試しては見たもののモチベーションが上がることはなく、状況は良くなるどころか、ドンドン悪くなって行ってしまいました。
こんなことを続けていても、良くなることはないんじゃないか?と思った私は、うまくいかない原因は他にあるのではないかと考えるようになりました。
モチベーションを上げるということから少し意識を逸らしたときに、モチベーションとは『やる気』ではなくそれをする『動機づけ』のコトだと知りました。
やる気は上げることができても、動機づけは上げられません。
上げるのではなく、『なぜそれをするのか?』その動機を自分自身がしっかりと認識できているかどうかが問題だったのです。
モチベーションは上げるものではない
そもそもモチベーションは上げるものではないということなのですが、殆どの人がやる気が下がってくると『モチベーションを上げてがんばります!』『私、やります!』とやる気スイッチを入れてしまいます。
実は、これが逆効果なんです!
こうなってしまうと、やる気だけが空回りをしてしまい自分が何のためにそれをするのかを見失ってしまい、モチベーションが下がっていってしまうということなんです。
そういうことはよくあります。
私は学生時代、『あなたには無理よ!』『どうせ、できないんだから諦めな』なんて言われるとついムキになって『絶対!やってやる!』と意気込んで失敗してしまう・・・
ということがよくありました。
8桁の借金を抱えて身動きが取れなくなってもがいていたときも『絶対、何とかなる!』と気持ちだけを高めて、どうにもならない現実の中で必死にもがいてグルグルしながらドツボにハマって行き、いつしか『私はダメなんだ』と自信を無くしてしまいました。
この状態で、一生懸命やる気になろうと、それがモチベーションを上げる方法だと勘違いしていたのですが、モチベーションは上げるものではないのです。
モチベーションは支配の道具ではない
人は、笑顔を作ったり姿勢を正したりすることで、自分自身で感情をコントロールすることが出きます。
脳が、環境と身体の状況に対して反射しているだけなので、自信があるフリをするだけで脳を騙すことができるのです。
『やる気』とは行動を起こすときの意欲や感情のことですが、『モチベーション』は動機づけなので、正確には上がったり下がったりするものではありません。
感情は心(思考)に影響を及ぼし、思考が行動になり結果をつくります。
その思考を作り出すのは脳で、人間の脳の中で最も重要なのが『大脳』です。
大脳は、❶古皮質(海馬、脳弓、歯状回)、❷旧皮質(嗅葉、梨状葉)、❸新皮質(前頭、頭頂葉、側頭葉、後頭葉)に分けられ❶→❷→❸の順で優先的に働いています。
1.古皮質(爬虫類脳)・・・・生理的欲求、生存のための性欲や食欲など、その種全体に見られる先天的な特性「生得(本能)
2.旧皮質(旧哺乳類脳)・・・生理的変化、原始的無意識。闘争心、縄張り意識喜び、悲しみ、怒り、恐れなどによって代表される『情動』
3.新皮質(新哺乳類脳)・・・理性・知性・意志、意欲や複雑な『思考』、主語を認識する。創造力や計画性などの高次機能をコントロールする
このように生理学的反応の方が、感情よりも先におこることが分かっています。
例えば、悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいということであったり、『なぜ』と考えると、理由がはっきりするのでやる気が出るということで、脳を本能で騙すという感じです。
性欲や食欲などの生理的欲求は、一度満たされると急激にモチベーションは失われ飢餓状態でない限りは、理性によって抑制されるものです。
感情を司る旧皮質は騙されやすく、自分と他人の区別を認識できませんし、過去も現在も未来も区別できません。
ですので、人の悪口を言うと自分への悪口だと認識します。だから、悪い口癖は、能力やモチベーションを下げることになり、相手を褒めれば自分を褒めたことになるんです。
脳は否定も認識できないので、『失敗しないようにしよう』と思った瞬間に『失敗するイメージ』が脳裏に浮かぶのです。
だから、何かを始める前に毎回成功するシーンを思い浮かべるだけで、意欲の向上、集中力の向上につながるのです。
しかし、思考は、心に余裕がない場合やはっきりしない曖昧な状態にストレスが上昇し、感情に支配されることになってしまいます。
モチベーションは意欲を支配するための道具ではないのです。
日本人社会におけるモチベーション
モチベーションについて悩んでいる経営者やマネージャーが増えていますが、アメリカの調査会社ギャラップの報告では、エンゲージメント(熱意)の高い社員は、アメリカの32%に対して、日本企業には6%しかいない、という結果が出ています。なんという低さなんでしょう。
日本企業における『モチベーションの低い社員』は70%に達するとも言われており、重要な経営課題に発展しているそうです。
今、この記事を読んでいる方の中にも、『部下が自発的に動かない』『当事者意識が欠けている』『危機感が感じられない』といった悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
また企業に限らず、個人起業家の方でも同じような事を言っているのを時々耳にするのですが、私はクライアント様と話をするときには常に『言葉の定義』を明確にし共通認識にすることをしています。
これをしなければ話がかみ合いませんので、言葉の定義を合わせることは『時間』や『労力』などを無駄にしないためにも非常に重要ですし、言葉の定義が曖昧ならその言葉は使うべきではありません。
モチベーションという言葉が日本のメディアで頻繁に使われるようになったのは、2001年以降なので、それまでは『モチベーションが上がらないから仕事に身が入らない』なんてことを言う人は、一人もいなかったのです。
こういった新しい言葉は、誤解されてしまうことも多いので、その定義をわかりやすく表現したほうがよいのですが、そもそもモチベーションとは何か?
辞書でひくと、『人間が目標達成に向けて行動をするための心の動き、やる気、意欲、動機づけ』と書かれています。
つまり、
「モチベーションとは、あたりまえのコトを、あたりまえにやり、それ以上の行動をするために必要な心の動き、意欲、動機づけ」
ということですが、何があたりまえなのか?
私の場合、
『4時に起きて作業をする』
『朝6時に家族の朝食をつくる』
『9時には家事を終わらせる』
『お昼までは散歩に出かけたりリラックスして過ごす』
『昼食後は昼寝をしてから子供のおやつをつくる』
といった事を、「あたりまえ」にやっているので「モチベーション」は必要ありません。
一日を満喫しようと思ったら、深夜の静かな時間に集中して作業をして、家族が家を出る時間に間に合うようにと時間を逆算して朝食をつくろうということにはモチベーションは必要ありません。
たとえ前の晩に、夜更かしをしてしまったとしても普通に起きて作業を始めようとします。
それが『習慣』になっているからです。
『あたりまえ』になっていることには、そもそも心の動きや感情によって、できるできないを左右されることではないと潜在意識の中で認識していることなので、脳は疑いもしないんです。
このように、日常の生活や仕事の中で『あたりまえ』だと認識し、習慣化していることは『モチベーション』や『やる気』に左右されないのです。
ということは、あなたがもしモチベーションという言葉にやたらと意識が向いているのなら、自分にとって何が『あたりまえ』なのかを自分自身と深く向き合い明確にすればいいのですが!
日本人は、自分ではなく誰か(組織や他人)にとっての当たり前を習慣に変えようとする人が多く、モチベーションに対して間違った認識をしていることでモチベーションを上げようとしてしまっているのです。
なぜ日本人は幸福度が低いのか?
日本という国は、世界トップクラスの犯罪率の低さで1位のスペインとほぼ同じで2位となっています。
例えば、電車の車内にお気に入りの傘を忘れても、どこかでお財布を落としてしまっても日本では、警察に届け出れば持ち主の元に帰ってくる確率は非常に高いです。
日本に居るとそれがあたりまえのように思いがちですが、これは日本人特有の『他人を思いやる』という気持ちがあるからだとおもいます。
海外では、警察に届け出ていてもその警察がネコババしてしまうということも当たり前に起きています。
日本は他の国と比べて恵まれた環境であるにもかかわらずなぜこんなにも幸福度が低い人が多いのか?
それにはこんな原因があります。
- 幸福度下げる情報が溢れているから
- 日本人は自分の幸福度を相対的に定めているから
- 脳の構造上、幸福度を感じにくい民族だから
日本人の幸福度が低い原因はこんなところにあります。
幸福度を下げる情報が溢れているのは、何も日本だけではありませんが、世の中には幸福度を下げてしまう情報が溢れかえっていて、そういった情報を鵜呑みにしてしまっている人が多いのです。
そして、この幸福度の指針となるのには『お金』がかなりの割合を占めています。
実際お金はないよりあった方がよく、お金がなければ苦労します。健康を維持するにもお金は必要で、お金はすべての人にとって幸福度を示す目安であるのも確かです。
日本人は『他人と比較』して自分自身の幸福度を測りがちな性質を持っているのも原因で、例えば『隣のお宅が太陽光を設置したから、うちも取り付けよう』と言うように、いつも他人と比較して行動を起こすことが多いです。
ですが、人と自分を比較して生きているうちは本当の幸福感を得ることはできません。なぜなら、幸福度とは他人との相対的比較ではなく、自分で決めるものだからです。
しかし、脳科学的にみると日本人は最初から幸福度を感じられにくいつくりになっているのも幸福度が低い原因でもあります。
人間には『セロトニン』と呼ばれるホルモンが存在していて、このホルモンの量によって、幸福度が上がったり下がったりするのです。
セロトニンは別名『幸せホルモン』と呼ばれていて、日本人は生まれつきこのセロトニンの分泌量が少ないという原因があって幸福度が低くなってしまっているわけですが、そうなってしまう理由にについてお話します。
人生のゴールや幸せについて考える時間がない
日本人は、とにかく忙しく日々を過ごしており、朝から晩まで時間に追われている人が殆どで、自分の人生のゴールを考える時間というモノを全く持っていないという人が多いです。
ただ時間に流されながらいつもと変わらない一日を無事におえることが幸せだと誤認識してしまっていたりします。
だから、敢えて幸せについて考えようとも思わないし、時間に追われて一日が終わろうとしている時に、自分の人生のゴールを考えようなどとは思わないわけです。
自分の人生なのに、誰かに決められたレールの上を言われるがままに歩んでいるだけで、時間もお金も労力も使い果たしてしまっている状態で、どうにもできないという人も大勢いるでしょう。
それでも、『とりあえず普通に生活はできているのだから私は幸せ』と、自分よりも不幸な人と比べてちっぽけな幸福感を見出し自分の感情を感じないようにしてしまっているのです。
こんなことを考えている時間はないし、考えなくても毎日やることは沢山あるし、大変なこともあるけれど、人から言われたことだけをやっているのが一番楽だから・・・
と、思い込み忙しいのは仕方がないと我慢をしながら、いつも時間に追われる生活を繰り返してしまっているのですよね。
そういう気持ち、私にもわかります。
私も雇われながら仕事をしていたころは、黙って言われたことだけをやっていれば、決められたお給料は貰えるのだから、少しくらい嫌なことがあっても、どんなに忙しくてもがんばろう!って思っていました。
その思考が、自分自身を忙しくしてしまっていたのだということに気づいたので、そういう思いを自分で変えてきたのですが、それでもやっぱり自分で何かを考えて行動をするよりは楽だと思っていましたので、
他人がつくった世界の中で、決められたことをやり続けてしまっていました。
ゴールを与えられることに慣れてしまっている
他人の指図は受けたくない!誰かの言いなりの人生なんて嫌だ!と思いながらも、気づくといつも他人が決めたことに従っている自分がいる。
なぜ、そうなってしまうのでしょう。
多くの人は、幼少期から親や周りの大人たちに『あれをしなさい』『これをやりなさい』と言われ、それに従って生きてきています。
そして、大事な自分の人生のゴールまで親が決めていたりすることもあり、その親の決めたレールの上を歩いていかなければイケないんだと思い込み、親の敷いたレールの上を歩んできたという人が世の中には沢山います。
そんな風にして、これまでの人生を生きて来た人というのは、他人からゴールを与えてもらうことに慣れてしまっているし、さらにはゴールは他人に与えられるモノという勘違いすら起こしてしまっている人も居ます。
そうなると、今度は自分で物事を『決める』ということが出来なくなってしまい、何かを提案されても行動に変えられず、『私は何をすればいいんですか?』と指示を仰ぐようになります。
そして、言われたことしかやらない自分になってしまい、物事がうまくいかないとその指示が良くなかったのだと思い、自分自身の行動を振り返ることもしないので原因を知ることも出来なければ、成長も全くできません。
こうなってしまうとモチベーションは全く感じられない状態になっています。
モチベーションの罠
こんな風にモチベーションが下がってしまうのには、実は罠があるんです。
それを『アンダーマイニング効果』と言います。
アンダーマイニング効果とは 「外発的なモチベーション」が、「内発的なモチベーション」に「負の影響」を与えることです。
私は、中学生のころの音楽の先生から物凄く期待をされて合唱コンクールの学校代表に選ばれ、外発的モチベーションが高まり合唱の練習を熱心に続けていました。
ですが、そんな中、職員会議で、『あんな不良は学校の恥だ』というようなことを言われて代表を降ろされたということがありました。
それによって一気に外発的モチベーションは下がってしまうということがありました。
こんなふうに、外からの影響によって自分自身のモチベーションに負の影響を与える状態のことをアンダーマイニング効果と言います。
undermineには、『土台を削り取る』という意味があります。
いわゆるアメとムチによるコントールというのは、知らず知らずのうちに内発的なモチベーションの『土台を削ってしまう』可能性があるということです。
ですので、アンダーマイニング効果が起きやすい状況は出来るだけ避けたいですよね。
そのためには、
・外発的なモチベーションに頼りすぎない
・内発的モチベーションを大切にする
ことを意識していく必要があります。
外発的なモチベーションを与えてはイケないというわけではなく、内発的なモチベーションと外発的なモチベーションのバランスをしっかりと保つことが大事なのです。
『全部食べたら無料!残したら有料!』みたいな外発的なモチベーションは一時的には凄い力を発揮しますが、
それだけでなく「食べることが楽しい!完食するのが気持ちいい!」みたいな内発的なモチベーションも育てていかないと、アンダーマイニング効果によってモチベーションが保てなくなり、長続きしません。
外発的なモチベーションが『瞬発力はあるが持続できないターボエンジン』となるか、それとも『安定的に走りながら目的地に運んでくれる強化エンジン』となるかは、あなた次第ということです。
外発的なモチベーションは「持続力」には欠けますが、人を動かす効果はあるので、外発的なモチベーションをプラスに変えを内発的なモチベーションに繋いでいければ最高ですね。
そのためには、ときどき自分にとって大切な「内発的なモチベーション」とはなんだったのかを意識することも大切です。
外発的なモチベーションの一時的な魅力というのは凄まじいものがあるので、内発的モチベーションへの意識が下がってしまうことがあります。
ですが、意識的に内発的モチベーションにも目を向けることで、アンダーマイニング効果で低下したモチベーションを回復させることができます。
やりたくないことに『やる気』を鼓舞するのは危険
確かに、外発的モチベーションによってやる気を高めてしまうのは、最速で結果を出せる方法とも言えるのですが、
気をつけなければならないことは、本人が本気でそれをやり遂げたいと思っているのかどうかというところなのです。
ゴールを与えられることに慣れてしまっている人は、自分自身が本当にやりたいコトではないことに対して、『自分のやりたいコト』という錯覚を起こしやすい傾向にあります。
誰かが掲げたゴールを実現することが自分自身の目的であると思い込み、それを実現させるための外発的モチベーションに引っ張られ、本当はやりたくないのにそれに対するやる気を鼓舞してしまうのはとても危険です。
こうなってしまうと、もう自分の本当の思いが見えなくなり、自分自身の人生の目的やゴールが全く見えない状態になってしまい、行動も指示されたことしかやらなくなります。
そうなると、自分はそれさえやっていればよいのだと思ってしまい、相手に対して強く依存をした状態に陥ってしまいます。
これが、自分にも相手にもマイナスの結果をもたらすようになってしまうのです。
そして、ここまで行ってしまうと、もう自分でも後には引けない状態になってしまい、無理して頑張り続けてしまって体を壊してしまうという人も世の中には沢山います。
私は、そういう人を何人も見てきましたのでこういう状態に陥ってしまっている人には、一刻も早く気づいてそこから抜け出してほしいですね。
そのために必要なコトはなんだと思いますか?
自分の心が悲鳴を上げていることに気づくこと
自分自身で自分の心が悲鳴を上げていることに気づくことが必要なのです。
こればかりは、どんなに他人から言われても本人が納得しなければ気づけないので、心の片隅に自分の心の声を見逃さずしっかりと聴くということを持っておくことが大切なのです。
あなたをその状態から救い出すことができるのはあなただけなのです。
一刻も早くその状況にある自分に気づきそこから抜け出るための対策を取れるようになりたいですよね。
そこで、心の悲鳴に気づくためのセルフチェックをお伝えしますのでやってみてください。
□理由もなく気分が落ち込むことが増えた
□何をやるにもやる気がでない
□些細なことでイライラするようになった
□集中力がなくぼーっとする
□疲れているのに寝られない時がある
□ちょっとしたことで驚いたり、泣いてしまったりする
□いつも身体がだるくて疲れている
□頭痛や肩こり、腹痛など痛みがある
□人付き合いが面倒で避けてしまっている
□食べ過ぎてしまったり、全く食べなかったりする
当てはまる項目が多ければ多いほど心が悲鳴を上げているのかもしれません。
そんな時に役立つ心を癒す方法を書いておきますね。
- 思ったことをありのままに書き出してみる
- どんな時も±0と考えるな
- 思いっきり泣いてみる
- 規則正しい生活をする
- 信頼できる家族や友人に話を聴いてもらう
- カラ元気でも良いので笑顔を意識する
- いつもの行動に変化をつける
- 周囲に甘える
- 『やらない』ことを決める
- 自然と触れ合う
- 考えすぎない
- コトに没頭する
- 考える前に行動してみる
- 何もしない時間をつくる
- 他人を変えようとするのではなく自分自身を変える
やってはならないこととは?
多くの人は、モチベーションを上げようとして、その方法を探していますが、モチベーションを上げるために何をやるかということよりも先に、やってはいけないことをやめることの方が重要です。
そのやってはいけないコトとは『やらされている感』を持っていることです。
モノゴトがうまくいかずに悩んでいる殆どの人が、やらされている感を持っています。
そして、このやらされている感があることが原因でモチベーションが上がらないし、上がっても保つことができなくなっているのです。
ですから、モチベーションを上げるためには、まずこのやらされている感をなくすことが重要なカギなのです。
子供のころ、親から『宿題をやりなさい!』と怒られながらやっていたという話をよく聞きますが、これがまさに『やらされている感』でやっている状態になっていたと思うのですが、その時ってモチベーションは上がらなかったはずです。
モチベーションとは、動機付けのコトなので、他人から言われてやっているという状態だと、それをする目的や動機がわからないのでモチベーションは上がらなくなっていしまうというわけなんです。
宿題、どんなにやる気を出そうとしても、やりたくないことにやる気にはなれませんよね?
やりたくないことにやる気を出そうとする
ですが、日本人は特にそういったやりたくないコトでも、『やらなければならない』と思い込みをつくっているケースが多いです。
なので、やりたくないことにやる気を出そうと必死に努力をしていたりするのですが、どんなにがんばっても無理なんです!
潜在意識では、やりたくないと感じているモノを、顕在意識上でやる気になろう!とどんなに考えても現実的に変化を起こすことはできないのです。
それでも、『やらなければならない 』という思い込みが強くあるので、人は一生懸命そこにエネルギーをついやしている。
あなたも、もしかするとそんな状況にあるのかもしれませんね。
やりたくないことだけど、無理やり自分をやる気にしてがんばろうとしてしまう。
自己暗示や自己洗脳で自分にウソをつく
自分はもっと毎日楽しくやっていかれるはずなのに・・・
と、思っている人は実際に毎日楽しくやっていかれるはずです。
それなのに、なかなかうまくいかないというのなら、それはあなたが本来やるべきことに気づけていないことが原因になっていることが殆どです。
その本来やるべきこととは『自分にウソをつくことをやめる』ことです。
現実が思い通りに運ばないのは、単純に自分にウソをついているからでしかなく、まずは自分の思い(心)に正直になることが必要なのです。
他人の目が気になってしまい、自分自身にウソをついてしまうということはありませんか?
こんなことがやりたいのではないのに、これをしなかったらあの人からどう思われるだろう?
これをやれば、きっとあの人は喜んでくれるはず。と自分の中だけで妄想を膨らませ、その妄想を現実にしようとして自分自身にそれを思い込ませるために自分に暗示をかけてしまっている。
これを、自己洗脳と言ったりもします。
人生を自分の思い通りに創って行くためには、自分に正直にならなければならないのですが、分かっていても気が付くといつも自分にウソをついてしまっている。
なぜ、そうなってしまうのか?それは・・・
『嫌われたくない』からです!
嫌われないために、自分を良く見せようと無意識で相手が望んでいそうなこと、喜びそうなことを言ったり、やったり、してしまい結果的にそれが自分自身にウソをついてしまっている状態になっているのです。
そのほかに考えられるのは、
- 自分の本音がわからないから、とりあえず周りの意見に合わせてしまう
- 親や兄弟を見てきてそれが正しいと思い込んでしまっている
- 過去にいじめにあった経験からウソをつくことに慣れてしまっている
といったことがあるのですが、自分にウソをついていると良いことは何もなく、良くないことが盛りだくさんなので、ここで自分にウソをつくデメリットをお伝えしますね。
《自分に嘘をつくことへの3大デメリット》
- 自尊心の喪失:自分の考えを否定しているため、自分に自信がなくなってしまいます
- 体調不良:自分を押さえて自分の心にふたをしてしまうためそれが体調に負担をかける
- 精神不安:脳が自分の思ていることと違うことをしているので混乱しストレスがたまる
といったことが挙げられ、それが引き金となり支配欲が強くなっていってしまうのですっていってしまうのです。
他人を支配しようとすること
支配欲とは、他人を支配したい欲求や願望のことです。自分の思いのままに他人を動かしたい思う人をさします。
支配する側は支配される側に対して、文句も言わずに従うことを求めます。
支配欲が強い人の共通点は、自分の考えや意見を他人に押し付けたり、彼氏や彼女に対してゆきすぎる束縛をしたりします。
ここで、支配欲の強い人の特徴をまとめておきます。
《支配欲の強い人の特徴》
- 自分の考えや意見を他人に押し付ける
- 恋愛において、彼氏(彼女)に対して過度な束縛をする
- 自分の思い通りにならないとすぐにいらいらする
- 視野が狭く、どんな時でも自分が正しいと勘違いしている
- 思い込みが激しく、周囲の人が離れて行かないかと不安に陥る
- 自分がすべて支配することで安心感や優越感を得ている
- 負けず嫌いで勝つことにこだわりすぐにムキになる
この支配欲とは、怖いモノで徐々に増幅していくことがあります。
その原因は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、過去に裏切られたことや、支配されていたトラウマを持っていたりすることから、二度と同じ経験をしたくないと思っていて、支配する側に回れば、支配されないと思い込んでいる。
2つ目は、自意識過剰で人が離れて行くという思い込みがあり、周りの人が何かを言っていれば、自分の悪口を言っているのではないかと勘繰ってしまい人が離れて行くと思い込み、そうならないために益々支配欲が強くなってしまう。
3つ目は、年々プライドが高くなって行き、他人に見下されることが気に食わないタイプで、これは思に会社でパワハラをする上司に多いパターンです。
支配欲が強い人が、支配的な立場に居続けるとプライドが高くなって行き益々、自分の思い通りに部下を動かしたくなってしまうのです。
これらの支配欲をなくすこともモチベーションアップには重要なコトになります。
モチベーションアップのためにやるべきこと
ここまでは、モチベーションについてや、モチベーションが上がらな原因とその対策などについてお話してきました。
ここからは、モチベーションを上げるための具体的なお話をして行きます。
そもそも、モチベーションとは、やる気ではなく、それをするための動機づけでしたね。その動機をつくるためには、やるべきことの目的がなければなりません。
目的がない状態では動機など持ちようがありませんからね。
ですので、ここであなたのモチベーションをしっかりと上げて行くた目に今からお伝えすることを実践してみてください。
やりたい事:ゴールを明確にする
ゴールとは、夢や目標のコトであり自分自身が将来どうなりたいかということを意図的に決めることをいいます。
まず、あなたがこれからやっていくことの先にあるゴールを明確に打ち立てましょう。ゴールも持たずにただ突っ走っていてもゴールはできません。
ですから、走り出す前に、必ずその行先となるゴールを明確にして、しっかりとゴール設定をすることが必要なのです。
私たちの脳は『自分のゴールにとって必要なモノしか見ない』という絶対条件を持っています。スコトーマ(盲点という意味)という必要なモノ以外を見えなくする機能を持っており、それを思い込みと言っても良いかもしれません。
そして、あなたが今夢の実現方法や、問題の解決方法がわからないのはこのスコトーマがあるからなのです。
あなたにとって必要な情報は既に目の前に落ちているのだけど、ゴールを設定していないうちは目の前に落ちているそれらのアイテムに気づくことができないので解決策がわからないという状態になってしまっているのです。
しっかりとゴールを設定することで、それらの足元にに落ちている必要なアイテムがはっきり・くっきり見えるようになります。
ゴールを設定する目的は『縁起を変えるため』ともいえるのですが、縁起とは、関係性のことで、例えば
- 親と子という関係性
- 上司と部下という関係性
- 会社と自分の関係性
- 彼氏と彼女という関係性
- スマホと使い手という関係性
- 車と運転手という関係性
- 社会と自分の関係性
など、私たちはこうした人とのご縁の中で生きており、逆に言うと、あなたが決めた関係性によっていう存在が出来て行くということです。
ゴールとは、現状の外でなければ意味がありません。ここをしっかりと意識して意図的に設定していかなければ、現状維持のゴールを設定してしまうことになってしまうので、注意が必要です。
そうなってしまう理由は、私たちの脳が、一番大事にしていることが生命維持だからです。
なので本能的に『変化することによる生命を脅かされるリスクを避ける』ため、昨日までの現実を維持し続けようとするのです。
つまり意図的にゴール設定をしないと、本能に従い『昨日までの生活を続ける』というゴール設定をしてしまうので、もしも今が、辛い状況にいるのであれば、それを一生続けることになってしまうのです。
そうならないために、しっかりとゴールを設定していきましょう。
ゴール設定の原則は3つ。
- 本音にふたをしない
- 自己中心的にならない
- 現状の外側にる
この3点を意識してまずは、現状把握をしましょう。何かを始める時には必ず、現状把握しそこからしっかりと準備をして行くことが大切です。
現状を把握しないままにゴール設定をしても何の意味も成しませんので、現状を把握するために人生の棚卸をしましょう。
《人生の棚卸しリスト》
- 自分と自分の人生について現在、満足していないこと、変えたいと思うことは何か?満足しているのはどんなところか?
- 続けたい、もっとふやしたいと思うのはどん なことか?
- 何を心から楽しんでいるか??何を嫌っているか?
- 望みどおりの人生を送れるとしたら、どんな人生を選ぶか?
- 失敗しないという保証があれば、何をやってみたいか?
- 死ぬまでに経験したいこと、やり遂げたいことは何か?
- 自分の長所・短所は何か?
ゴール設定の原則を意識しながら、人生の棚卸をして行くことで、自分自身が目指したいゴールが見えてくるはずです。
ゴールと関係ないこととは距離を置く
そして、ゴールを明確に打ち立てたら今度は、そのゴールとは関係のないこととの距離を置くということが必要になってきます。
実は、ゴールを設定しても現実に変化を起こせずに、今までの延長の人生を送り続けてしまう人も居ます。
そういう人は、ゴールを設定しても、やるべきことに集中できずに無駄な時間や労力を、お金を使ってしまい、ゴールは見えているのに一向に近づいては行かないという残念な状況をつくってしまっているのです。
そうならないためには、しっかりと無駄を無くすことが必要ですので、ここではゴールするための不要なモノ(ゴールと関係ないコト)をやめる、または一旦距離を置くという事が必要です。
とはいっても、これがなかなか難しかったりします。
私の場合は、一旦家族と距離を置くという選択をしました。
飲食店経営をしていたころ、早朝から深夜の仕事で体はクタクタで疲れ果て、週に一度の定休日も家族の時間にも出来ずにいました。
そんな状況を一変させたくて一決心をして、1年間家族と離れ、お金と時間の自由を手に入れるために学びと実践に集中をしました。
あの時、この決断が出来たから今の私があると思っています。
とは言っても、絶対にそうしなければイケなかったとは思っていません。
最悪、やるとしても省エネで済ませる
以前、クライアント様から、『麗美ねぇみたいな生き方がしたいんです。麗美ねぇはどうやって今のライフスタイルを手に入れたんですか?」と聞かれ私はこう答えました。
『私は、子供を捨てるぐらいの覚悟をしたのよ。1年間家族と離れその間に必ず、自由を手に入れると決めて学ぶことだけに集中して取り組んだの。』
私は、それくらいの覚悟をしなければ自分にはやり遂げられないと思ったから、このせんたくをしたのですが、これを聴いた彼女は
『私には、子供を捨てるなんてできません。そうしないと麗美ねぇみたいな生き方はできないんですか?』と返しました。
いいえ、私と同じようにやらなくても、私のようなライフスタイルの実現はできるわよ。
ただ、必要でない行動を自分でカットしていかなければならないということと、そばに子供がいるということは、意識を奪われやすいからどんな時でも省エネを意識して行動の選択をするようにして行くことしっかりと意識していることが必要です。
それが出来なければ、望んでいるライフスタイルを実現させることは難しくなるし、その分結果が出るのは遅くなるということを伝え彼女は、子育てをしながら現実を変えて行くことを決め取り組んでいきました。
どんなやり方をしても、しっかりと目的意識を持ち、その目的を達成するための最短ルートを歩んでいくという、意識を持つことが成功への第一条件になります。
かといって、私のような決断をする人はなかなかいないと思いますので、どうしても何か譲れないモノがあるのなら、そこに掛けるエネルギーを最小限に留めるために省エネを意識していくことはとても重要になってきます。
目的を持って主体的に始めること
そして、最も重要なコトは、その行動をするあなたが、何の目的を持って、何のためにそれをしているのかということを明確にすることと、それを常に意識から外さないということです。
スティーブン・R ・コヴィー氏の『7つの習慣』のなかに
全てのものは2度つくられる
ということが書かれていますが、これは例えば、
家を建てるときにはまず頭の中で完成後のイメージ (知的創造) をしてから設計図を作りそれから、実際に工事が行われる (物的創造) 。
というようなことなのですが、人生はどうでしょうか?
実は、人生もこれと同じで、まず、方向性をイメージ(知的創造)してから、そこへ向かって日々を生きて行く(物的創造)。
第2の習慣の『終わりから逆算して始める』は、知的創造のことを示しています。多くの人は、自分の生き方を自分で決めているにも関わらず、無意識に他人が決めた脚本通りに生きてしまっているのです。そして、人生の最期に後悔します。
そうならないために必要なことは、常に目的意識を持ち主体的に行動を起こして行くということです。
そして、これこそが、あなたが行動をするためのモチベーションとなるのです。
モチベーションを高め、キープし続けるために、やってはならないことを徹底的にやめて行きましょう。
この記事のまとめ
最後に、この記事のポイントを箇条書きでまとめておきます。
- モチベーションとは『やる気』ではなく 『動機付け』
- モチベーションを上げようとすることが『逆効果』
- モチベーションは上がったり下がったりするものではない
- 当たり前にやっていることにモチベーションは必要ない
- 日本人は幸福度を感じにくい民族だった
- アンダーマイニング効果によってモチベーションは下がる
- やらされている感を持っていてはイケない
- 嫌われたくないから自分にウソをつく
- 自分にウソをついていると支配欲が強くなる
- モチベーションを上げるためにはゴールを明確にすること
- ゴールとは関係ないことをやめる
- 目的意識を持って主体的に行動をする
理解できていない箇所があれば該当する部分をもう一度読んでみてください。
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