瞑想の意味

武漢から発生したコロナウィルスによる新型肺炎の影響が世界に広がっています。

メディアからの情報や張り紙には「自粛」「お家にいてください」という文字がいたるところにあり、目に入ってきます。

あなたも、そんな情報に無意識になんども耳にして、同調圧力を感じ、ストレスや息苦しさに疲れているかもしれませんね。

コロナはいつ終わるんだろう

誰にも分からないものに対する不安な心の状態と、これからも賢く付き合っていく必要があります。

これからご紹介する瞑想の意味を理解することによって、少しでも頭の中でグルグルする思考から離れる時間をとり、少しでもストレスの緩和に役立てば幸いです。

この記事と内容が関連する記事を以下にまとめておきます。


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これらを併せて読めば、この記事で解説していることが、より深く落とし込まれます。

全体的にボリュームがあるので、必要に応じて、このページをお気に入りやブックマークに追加してください。

そして、時間のあるときに、あなたの興味・関心のあるところをじっくり読んでみてくださいね。

では、本題に入っていきます。

瞑想の意味

瞑想の意味

瞑想」という漢語、そして「メディテーション」または「コンテンプレーション」という英語がその訳語になります。
これらの言葉は、どんな意味があるのかを見てみましょう。

瞑想」は、道教から来た言葉で、「目を閉じて深く思索する」という意味があります。

そうして根源的な真理と一体化するための方法でした。

メディテーション」は、ラテン語のmeditatio からきています。

精神的および身体的な訓練・練習」全般をさしていました。

キリスト教カトリックでは、祈りを口に出すやり方と、出さないやり方があります。


口に出さないやり方はさらに2通りあります。

それは以下のとおりです。


1.思考や論理にのみ基づいたmeditation(黙想)

2.より高度な段階の、言葉を介さずに真理を直接に「観る」contemplation(観想)

西洋では精神が主体・身体は客体として扱います。

黙想は、想像力によって聖書の場面を思い描いたり、神学上の重要な教えについていろいろと考えに思索をめぐらし、宗教的な感動を感じて、より信仰心が深まるということが起こることです。

また、観想は、人間から何かをはたらきかけるのではなく、まったく受動的に与えられることで、(宗教的にいうと、神様から超自然的に与えられる)神との一体化ができるという感覚です。


一方、伝統的な仏教は、パーリ語で表されます。

瞑想に当たるのが修行(修習、 bhāvanā(バーヴァナー)です。

修行とは、「身体の訓練を通じて『悟り』を目指すこと」を指します。

yoga(ヨーガ、瑜伽)、pratipatti(プラティパッティ、行)、密教のsādhana(サーダナ、成就法)も瞑想の一つとなります。

仏教修行での場合、キリスト教とは逆に、身体が主です。

体にある種の拘束性を加え「」となし、身体の型に精神を添わせていく作業と考えられています。


また、別の宗教になりますが、イスラム教少数派にスーフィズムと呼ばれる流派があります。

そこでは、瞑想の中で一心にアッラーを思い、その名、聖句を唱え続け、極度の集中によって、修行者は神との一体の境地に達すると言われています。

日本の禅宗や念仏に通じる考えがあるようです。


さらに、近代になってヨーロッパで仏教が研究される中で、禅やチベット仏教の実修、ヨーガなどが、meditation、contemplationなどと訳されるようになりました。

その本を日本語に訳す時、二つともひっくるめて瞑想、と訳されたものも多いです。

ですので、それは仏教用語の瞑想とは少しずれますね。


2000年以降は、脳科学者による瞑想研究もたくさん行われるようになりました。

デフォルトモードネットワーク」と呼ばれる、普段の脳の状態では、雑念が起きたり疲れやすいです。

しかし、一方で瞑想によってそのネットワークの活動が低くなると、感情にとらわれにくく、身体感覚に気づきやすい状態になります。


心の向け方次第で、こんなに違う意識が生まれるって、驚きですよね。

瞑想の目指す目的

瞑想の目指す目的

瞑想は、方法は違っても、世界各地でいろいろなやり方が残っています。

瞑想に習熟する過程で、ネガティブな感情に引き込まれにくくなったり、自己認識、思いやり、内省といった部分が強化される可能性があります。

その目的は、宗教的には、真理や神と一体化すると表されますが、一般人のマインドフルネスの視点から見ると「あなたの心が変化すること」となるでしょう。

瞑想のやり方には静的なものと動的なものがある

瞑想のやり方には静的なものと動的なものがある

瞑想のやり方には、仏教やヒンズー教の哲学からきて禅宗や阿字観、ゴエンカ式のヴィパッサナー瞑想のように、じっと座って行うもの。

または、スーフィーのように回転しながら、または歩いて行ったりする、動的なものがあります。

どちらも手段が違うだけで、目指す状態は同じ、つまり通常の脳が思考する状態から、内面へ意識を向かって「心が変化すること」です。

瞑想に必要な時間

瞑想に必要な時間

瞑想は、長時間行えば効果がアップするわけではないのですが、あまりに短くても、効果を得るのは難しいです。

論文で研究成果が公表されていますが、個人差があるようです。

それに加えて、時間や反復して行う期間という要素だけで瞑想の仕方が決まるわけではありません。

それよりも、なぜあなたが瞑想しているのかという理解をきちんと確認し、正しいやり方で行っていれば、時間にとらわれる必要はありません

どれだけ、思考を働かさない状態になれたか、すなわち、質のいい瞑想を行えたか、の方を重視してください。

私も最初は、瞑想中に、「こんな効果あるかなー」とか「あと何分かな」などを頭の中でおしゃべりが始まった途端、体も心もそわそわしてしまいました。

それは瞑想状態ではないということになるのですね。

それより、なるべく今この瞬間、自分の心が何を感じているかに焦点を当ててください。

または、呼吸している吸ったり吐いたりする息に集中するのもおすすめです。

でも初めてで分からない場合は、やっぱり私は目安が欲しくなります。

数値化したものを調べてみると、初めての方が取り組む目安の時間は、20分が一般的とのことです。

瞑想の前

瞑想の前

瞑想の前にオススメなのは、体の前後面、左右面を座ったまま、ストレッチして、体をほぐすことです。より深い瞑想状態になりやすくなります。

また、呼吸法を行うのも効果的です。

簡単な方法として、4秒鼻から吸う 7秒止める 8秒かけて口からゆっくり息を吐くという方法があります。

瞑想をする事で、オキシトシンの分泌、ドーパミン、セロトニンの活性化が実現すれば、ネガティブな潜在意識がポジティブなものに変わっていきます。

瞑想中

瞑想中

基本の方法は、呼吸に集中し、外側に向いている意識を内側へ向けるということです。

坐禅のように足を組まなくてはいけない、ということもありません。

実験心理学の観点から見た瞑想は、スピリチュアルなものではなく、集中力に関するものであり、心を静かにする能力、いまに気持ちを集中させる能力、降りかかる雑念を振り払う能力を意味するのです。

他に、瞑想にとても近い脳波になっているときはどんな時か?というと、歌を歌っていたり、スポーツや料理など、体を動かすことに没頭している時です。

ただし、目を開けているので内側の静寂に意識を向けるなら、瞑想が適しているでしょう。

瞑想の後

瞑想の後

リラックスできて、気持ちの良い状態が瞑想では体験できます。

しかし、そのあと眠ってしまうのは、よくありません。

気持ちいい瞑想が起こると眠る癖がついてしまうからです。

眠ってしまうようであれば、それは疲れているからかもしれません。

生活サイクルを見直して、夜、睡眠を妨げるような習慣が無いか見直してみましょう。


簡単な確認方法は姿勢をチェックします。

姿勢がぐったりとしていれば、それは睡眠です。

瞑想では心身が整ってくるため、蓄積されていた疲労が出て、眠くなることもあります。

また、いきなり長時間というのもきついと思います。

最初は、起きていられる2~3分だけ瞑想するようにして、次第に5分、10分というように時間を長くしていきます。

潜在意識は、現状と大きく変化すると、非常に強い抵抗をしてきます。

すこしずつ慣らすのがおすすめです。

また、スマホのブルーライトもよくありません。

瞑想を30分すると2時間寝たのと同じくらいに身体が回復すると言われていますが、睡眠時間を削るのは一般的には勧められません。

まず、体や心を整えていきましょう。

日常生活に活かすには

日常生活に活かすには

瞑想を効果的に行うには、生活習慣を整えることから始めましょう。

また、時間、空間、お香、音楽、は必須ではありません。

慣れてくると、何もなくても、瞑想できます。

仕事のちょっとした休憩時間、エレベーターに乗っている時、慣れればいつでもすることができます。

そして、あなたが頑張ろうという意識を手放して、リラックスし、流れに任せていれば、自然に瞑想状態になります。

ただ、眠気を感じやすい就寝前や食後やアルコールを飲んだ後に瞑想をしないように。

特に起床後すぐの時間帯は、周囲が静かで瞑想に集中出来る事が多いのでおすすめです。

コツは、今、この時の呼吸に集中し、外側に向いている意識を内側へ向けることです。

デメリットとして、トランスパーソナル心理学者・精神療法家のフランシス・ヴォ―ンさんが指摘していることがあります。

瞑想や様々なスピリチュアルな実践に向かう人の態度に見られる問題として、本質的に自己の責任の放棄という要素が含まれるため、外的対象に依存しがちになり、アディクション(中毒)に陥る傾向がつねに強く潜在している」そうです。

その点には注意が必要ですね。


瞑想に関しては、当ブログ編集長が独自の視点で解説もしているので、参考にしてみてください。
 

再生リスト:
【瞑想の真実】第1段階と第2段階


再生リスト:
瞑想に関する質問回答

この記事のまとめ

この記事のまとめ

・瞑想やヨガは、とても長くて古い歴史の長さを耐え抜いてきた方法です。

・自分の外側の情報に振り回されすぎず、自分の内側の感覚に意識を向けるころで、雑念にとらわれない心の強さも養われ、ストレスに耐えやすくなるでしょう。

・頭のおしゃべりのような雑念から、脳を一旦休める習慣として瞑想を活用すれば、結果として、あなた自身をリフレッシュしたり、パフォーマンを向上することに役立ちます。

私の寄稿した記事を、自分のサイトでも概要をまとめてみました。

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